サイドテープのルールと選び方について考える

こちら姉ヶ崎です。

みなさんは卓球ラケットにサイドテープは貼っていますか？

ラケット本体のエッジ周りの縁取りに光を反射するものを使用してはならない。
参考文献：日本卓球ルール２０２３（２．２　用具と競技条件）

ルール上はサイドテープの使用は可能ですが、ラケットとラバーの幅を超えないようしつつ、反射しないものであれば可能なようです。

では、サイドテープにどのような選択肢やメリットがあるかみていきましょう！

サイドテープのメリットとデメリット

サイドテープのメリット

サイドテープは必ず使用する必要はありませんが、卓球をプレーするうえでサイドテープを貼るメリットは多くあります。

貼るかどうか迷っているならば、とりあえず貼ったほうが快適に卓球をプレーできると考えています。

メリット①　ラバーの剥がれを防止する

台上プレーであるストップやツッツキでよくラケットを卓球台にぶつけてしまうことがあります。

その際にラケットとラバーの接着が剥がれてしまうことがありますが、サイドテープを貼ることによりラバーの剥がれを防ぐことができます。

メリット②　ラバーが欠けるのを防止する

ラバーの欠けも台上プレーで台にぶつけた際に多く起こります。

ラバーの欠損はプレーに影響が出てしまい、最悪の場合は出場できなくなるため注意しましょう。

サイドテープを貼ることでラバーの欠損を防止できます。

メリット③　ラケット破損を防止する

ラケットは数年単位で使用することが多いため、ラバーより購入頻度が少ないと思います。

サイドテープでラケットを保護することで、ラケットのへこみや傷等の破損を防止することができます。

サイドテープのデメリット

サイドテープを使用するにあたって、デメリットも発生します。

ただし、あまり気にするほどのデメリットではないかなと思っています。

デメリット①　ラケットが重くなる

サイドテープを貼ることによって、多少重くなります。

卓球ラケットは１ｇ単位で重量を調整することもあるため、サイドテープを貼ることでいつもの感覚が狂ってしまうことがあります。

デメリット②　打球感が変わる

ラバーの端部分をサイドテープで覆うと抵抗が増えるためか、打球時の衝撃が吸収され打球感が若干マイルドになる感覚があります。

選手によっては打球感が「こもる」ように感じることもあるそうです。

サイドテープの幅

卓球ラケットのサイドテープは６〜１２ｍｍほどの幅で販売されています。

幅の大きさによっては保護する部分が異なってきます。

６ｍｍ

６ｍｍのサイドテープは一般的なラケットの側面のみ保護できる幅になっています。

ラバーの接着面まで保護できないですが、ラケット側面の損傷防止に役立ちます。

８ｍｍのサイドテープ

８ｍｍのサイドテープはラケットの側面と、ラバーのスポンジ面の接着面まで保護できるサイズです。

ラバーの接着面まで保護できるため、ツッツキやストップ等の卓球台上でのプレーを行った際にラバーの剥がれを防止できるメリットがあります。

スポンジ厚が薄め（薄や中厚）を使用する場合、８ｍｍのサイドテープでちょうど良いかもしれません。

１０ｍｍのサイドテープ

１０ｍｍのサイドテープはラケット側面と、ラバーのスポンジまで保護できるサイズになっています。

ラケット厚（６ｍｍ）＋特厚ラバー２枚（４ｍｍ、４ｍｍ）の場合だと、ラバーのゴムシート手前まで保護できるサイズになっています。

１２ｍｍのサイドテープ

１２ｍｍのテープはラケット側面と、ラバーのゴムシート部分まで保護できるサイズになっています。

ラケット＋ラバーまで側面を保護できますが、ラケットやラバーの厚みが薄い場合、サイドテープがはみ出てしまうので注意が必要です。

結局サイドテープは必要？

卓球用のサイドテープは好みで使用することになりますが、ラケットとラバーを保護するアイテムです。

特にラケットとラバーの接着面を保護するように貼り付けて、ラバーの剥がれを防止することが重要だと思います。