生き地獄 —— うつ病の日記
朝が来る。窓から差し込む光が、目に痛い。体は重く、まるで鉛を抱えているようだ。
目を開けることさえ億劫で、布団の中でじっとしていたいのに、時計の針は無情に進んでいく。何もかもが嫌になる。
起きなければいけないのに、起きられない。
頭の中では「怠けている」「努力が足りない」と自分を責める声が響く。
でも、どれだけ頑張ろうとしても、体が動かない。
何をするにも気力が湧かず、ただ時間が過ぎていくのを待つしかない。
うつ病になってから、時間の感覚が変わった。
何か楽しいことがあれば、時間はあっという間に過ぎるというけれど、私の時間はまるで止まってしまったかのように遅い。
秒針の音が妙に大きく聞こえて、いつまで経っても一日が終わらない。
生きているのに、生きていないような感覚。呼吸をしているだけの存在。
食事をとるのも億劫だ。
食欲なんてとっくに消え去り、何を食べても砂を噛むような味しかしない。
それでも無理やり何かを口にしないと、体がますます動かなくなってしまうから、義務感で流し込む。
水を飲むのも面倒くさく感じる日もある。
ただでさえ重い体が、さらに重くのしかかる。
人と話すことも怖くなった。
何を話せばいいのかわからない。
相手の表情をうかがって、適切な返答を探そうとするけれど、頭が働かない。
言葉がうまく出てこなくて、ぎこちない沈黙が生まれる。
そのたびに、相手に気を使わせてしまう自分が嫌になる。
人といることが、ただただ苦痛だ。
「頑張れ」と言われるのが一番つらい。
頑張りたい気持ちはあるのに、頑張れない。
それなのに、「もっと努力しなきゃ」と自分を追い詰めてしまう。
気づけば、自分を責める声が頭の中でぐるぐる回っている。
「お前はダメな人間だ」「生きている価値がない」「誰の役にも立っていない」。
そんな言葉が、耳元で囁かれる。
夜になると、ようやく一日が終わる安堵と、また明日が来てしまう絶望が入り混じる。
眠りたいのに、なかなか眠れない。
布団に入って目を閉じても、嫌なことばかり思い出してしまう。
過去の失敗、人とのトラブル、自分の情けなさ――。
次々と浮かんできて、心が締めつけられる。
苦しい。消えてしまいたい。
でも、それすらもできない。
時々、「このまま消えられたら楽になれるのかな」と思うことがある。
でも、そんなことをしたら、家族や友人に迷惑をかける。
そんなことくらいはわかっている。
わかっているのに、心のどこかで「もう終わらせてしまいたい」と願ってしまう。
そんな自分に、さらに嫌気がさす。
うつ病は、ただ「悲しい」病気ではない。
何も感じられなくなる病気だ。
喜びも、楽しさも、達成感も、すべてが遠のいてしまう。
世界が灰色に見える。
何をしても無意味に思える。
希望が持てない。
先のことを考えると、不安しかない。
それでも、今日も生きている。
生きることは苦痛でしかないけれど、それでも、ただ息をすることだけは続けている。
こんな毎日が、いつか変わる日が来るのだろうか。
そう思える日が来るのなら、その日まで、なんとか耐えてみようと思う。
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良かったら読んでいただけたらと思います
少しでも生きる力をみいだせれば幸いです
https://note.com/reimi_tutu/n/nba0d2059f547
医師にタンパク質を摂りなさいと言われたので。
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私の時にこれらを利用してたら、また違った人生だったかもしれない。
うつの時ってひとりではどうにもならないよね