朝起きると、いつもと同じように重い鉛のような感覚が体全体を覆っていた。
目を開けても、世界が灰色に見える。
何かしなければならないことがあるわけでもないのに、何もしないことが罪悪感につながる。ベッドの中でしばらく天井を見つめながら、「今日は何かできるだろうか」と自問自答する。
しかし、その答えは見つからない。
ここ最近、特に気分の浮き沈みが激しい。
少し気分が良くなったと思えば、翌日には何もかもが無意味に思えてくる。
今日もまさにそんな日だった。
ベッドから起き上がることができない。
頭の中では「起きなきゃ」「何かしなきゃ」と焦る気持ちが渦巻いているのに、体がついてこない。
まるで心と体がバラバラになってしまったようだ。
朝食をとる気力もなく、スマートフォンを手に取るが、何を見ても興味がわかない。
SNSを開けば、友人や知人たちの楽しそうな投稿が目に入り、ますます自分が取り残されているような気持ちになる。
ニュースアプリを開けば、世界は相変わらず動き続けているのに、自分だけが止まったままのような感覚に襲われる。
これでは余計に苦しくなると分かっているのに、つい何かを探してしまう。
午前中はほとんど布団の中で過ごしてしまった。
昼過ぎになってようやく「せめて顔を洗おう」と思い立つ。
洗面台の鏡に映る自分の顔を見て、驚くほど生気がないことに気づく。
目の下にはクマができ、肌はくすんでいる。
これが今の自分の姿なのかと思うと、少しだけ悲しくなる。
何か食べなければと思い、冷蔵庫を開けるが、食べたいと思えるものがない。
以前なら好きだった食べ物も、今はただの「物」にしか感じられない。
食欲がわかないまま、無理やりパンを口に入れるが、味がしない。
ただ咀嚼し、飲み込むだけの作業のように感じられる。
午後は、少しでも気分を変えようと外に出ることを考えた。
しかし、玄関のドアを開けるだけで精一杯だった。
外の世界は明るく、春の訪れを感じさせる温かい空気が流れているのに、自分の心は凍りついたままだった。
外の景色は美しいのに、自分にはそれを感じ取る余裕がない。
結局、ドアをそっと閉めて、またベッドに戻った。
夕方になると、再び何もしなかった自分に対する罪悪感が押し寄せる。
何かしなければ、何か意味のあることをしなければ、と思うのに、結局何もできなかった。
そんな自分を責める気持ちと、「仕方がない」と諦める気持ちが入り混じる。
夜、少し気持ちが落ち着いたので、こうして日記を書いている。
今日も何もできなかったけれど、それでも文章にすることで、少しだけ自分の気持ちを整理できるような気がする。
うつと向き合うことは簡単ではないし、日々の小さなことさえ大きな試練のように感じられる。
でも、今日をなんとか過ごした。
それだけでも十分なのかもしれない。
明日は今日より少しだけ楽になればいい。
そう願いながら、今日はもう休もうと思う。
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医師にタンパク質を摂りなさいと言われたので。
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うつの時ってひとりではどうにもならないよね