観てきました!:CHICAGO the musical@東急シアターオーブ | kuroame-55のブログ

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猫ブログを別で書いてましたが、そちらはしばらくお休みをしておりまして、新規でAmebaで好きな芝居やドラマや映画の感想とかイラストとかその他もろもろ徒然なるままに書いていきたいなと思っています。

私、ミュージカルが大好きですが、このCHICAGOという作品はほんとに大好きです。映画もよかったですよね。何度観返しているかわからないくらい観てますし、曲も空で歌えるくらい聴いてます。思い起こせばロンドンで大晦日に見たのもよかったし、そういえば米倉涼子版も観ましたし、そう、大昔鳳蘭と麻美れい版も観た覚えが、、、、

 

今回はマシュー・モリソン(テレビドラマ『グリー』の先生役で有名な)が弁護士ビリー・フリン役で登場ということで、さらに楽しみにしておりました。

いやーよかったですね。最初、ちょっとロキシーがわたしの思っているロキシーよりもだいぶ年上??なーんて思って見てたんですが、よかったですよ。ヴェルマは当初のキャスティングと変わったようですが、でもよかったですよ。パンフレットはもう本棚がいっぱいなので買わなかったのですが、作品として、とってもよかったです。指揮者が完全に役者のひとりになっているのも、ミス・サンシャインも、白人(は初めてかも)のママ・モートンもよかった。

 

シカゴはなんていったって曲が全曲最高だし、最高にイカしてますよね。やっぱりこういうかんじは日本人がここまでするのは正直難しいんじゃないかと思ってます。大人の感じ、洒落た感じ、ちょっとすれっからしのワルのテイストも含めて、実に粋です。客席もいい感じでノリノリでした。正直何回も観たいですね。

 

全曲いい中で、改めて<Class>という歌に今回ハマりましたw 忘れていた気がします、この歌を。内容は、全く最近の連中には<品格>がない、と嘆く歌なんですが、これはもう日本語にできないような言葉がいっぱいはいっていて、それともちろん「君たちが言うのか!」という内容です。あまりに悪い言葉が出てくるので鼻歌で歌うのも問題ですが(笑)、でも本当に爆笑であると共に、素晴らしいメロディとハーモニーは思わず口から出てしまいます。それと、悪い言葉もそうですがいい言葉もたくさん出てくるわけですよね。この舞台で描かれているシカゴは1920年代ですが、ドアを開けてくれる紳士はいなくなったし、How charmingみたいな素敵な言葉はどこへ言ったの?なんて言ってますね。

 

でもわたしもちょうどおんなじ気持ちだったんですよ、今日。私は東京っ子で、親もそうですし、子供の頃から銀座とか青山とか、週末はもちろん、大人になってからも職場がそうでしたし、時代は映っても、銀座は銀座だったと思うんです。でも今日、観光客がくるようになったのは賛否両論ですが、そういうことばかりじゃなくて、街はもうユニクロと外資のブランドの店と、スターバックスしかないような気がしますし、何がいやかって、銀座のまんなかで、道の端に座ったり、しゃがんだり、なんですか、そういう汚いことを、お行儀悪いことを、しないでほしいですよ。アイスクリームをちょっと食べながら歩いたっていいですよ。でも、どこでも立ち食い、ゴミ箱もめちゃくちゃ。大声を出すのもやめてほしいし、それにやっぱりもう少しちゃんとした服装でせめて銀座は歩いてほしいですよ。だらしない、小汚い、マナー違反、嘆くわたしの気持ちはヴェルマとママ・モートンでした。

 

そんなふうだから(と話は戻りますが)、『CHICAGO』は舞台がそういう時代でも古さがないのかもしれませんね。わたしは『ガイズアンドドールズ』というミュージカルも好きなんですが、でもやっぱりちょっといま見ると舞台背景が古い感じが否めません。結局女性は結婚しないと、というベースに展開してますからね。その点『CHICAGO』は、目立ちたがりやの、ショーガールたちのはなしですから、男性はあくまで引き立て役でいいと彼女たちは思ってます。弁護士のビリーはまた別世界の金が全ての男ですし、そこに愛はどこにもない、結婚がゴールなんかでは全然ない、裏切りの男は殺してもいいとさえ言い切る女たちですが、そこにあるのは魅力であり、強さです。6人の殺人犯の女性たちの歌う<セルブロックタンゴ>は<監獄ロック>よりもリアルでさえありますw

 

5月の初めまで公演はまだ数回ありますので、まだご覧になっていなければ、是非、いらしていただきたいですね〜〜

 

マシュー・モリソンもカッコいいですよ。歌はもちろん、ルックスも素敵です。映画のリチャード・ギアもよかったけどw

 

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