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ギフテッド2E児の変わった勉強方法

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ギフテッドの勉強方法

小学生の頃から勉強方法は一風変わっており、これがギフテッドだからなのか、うちの子の個性なのかはわかりませんが、今回は一風変わった勉強方法をご紹介します。

あくまでも我が家のギフテッド2E児の場合なので全てのギフテッド児に当てはまるわけではありません。

目次

勉強机では一度も勉強をしたことがない

まず勉強のスタイルは「寝ながら布団で」です。

小学校低学年の頃は、主に「リビング学習」でした。当時住んでいた家は、リビングが1階、子供部屋が2階だったこともあり、ランドセル置き場も勉強するのも全て一階でした。

「リビング学習」をしていた頃は、椅子に座って机で勉強していたので、この頃は自分の勉強机ではありませんが、一応「机」に向かって「座って」勉強していたことになります。

その後、引越しをし、マンションになり、年齢も小学校中学年になりました。この頃から自分の部屋で勉強をするようになります。この頃から部屋をのぞくといつも寝転んでベッドの上で勉強をするように。消しゴムのカスは布団の上に散乱。

漢字練習もベッドで書きます。ふわふわして書きづらいので図鑑のようなしっかりした本を下敷きにして寝そべってやっていました。お気に入りの下敷き図鑑はこちら☟

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最初の頃はさすがに寝そべって勉強するのは姿勢に悪い、体に悪いと思い、注意していましたが今では完全に定着してしまいました。

中学受験の勉強中も家では一度も勉強机では勉強はしていません。

学校や塾では当然寝ながらは学習できないので、「机+椅子」で勉強していましたが、授業参観に行くと1人姿勢が悪いのが気になりました。

ADHDやASDなどの発達特性がある場合、体幹が弱いということはよく言われます。頬杖をついたり、足を前に出したり、机に伏せたり姿勢を保持しづらい様子が見られます。

このように姿勢を保つことが難しいので家では寝ながら勉強をしているのではないかと思われます。

寝ながら勉強するのは効率が良い

しかし、本人としては利便性を考えての「寝ながら学習」のようです。理由があってのことだそう。

寝ながら勉強するスタイルになったのは、4年生の頃からでした。理由は「あったかいから」という理由でした。家の中では極力服を着たくない息子。布団の感触や温もりが心地良いようです。

また、布団一面に勉強道具を広げながらできるのが便利とのこと。机よりも面積が広いのでノート、教科書、筆記用具、iPad色々と広げられるのが良いそう。

そして眠くなったらそのまま寝ることができる点も便利とのこと。家ではゲームと食事以外は「横」です。

書くより「言う」

中学受験では2教科受験だったため、暗記系の教科である理科、社会、漢字は勉強しておらず、算数に絞った学習でした。

それが中学校に入り、歴史や地理、生物などの暗記科目が出てくると、定期テストの前には部屋からぶつぶつ独り言が聞こえてきます。

算数は手を動かして計算をしながら解いていくので、中学受験勉強の時は気づかなかったのですが、どうやら暗記系の科目も書いて覚えるよりも口で自分で言って耳で聞きながら覚えた方が頭に入るとのこと。

発達特性がある場合、視覚優位、聴覚優位のどちらかに偏っていることが多いといわれています。息子は聴覚優位のため、耳からの情報処理の方が目からの情報よりも得意です。

この口で暗唱しながら学ぶ方法はいつの間にか身につけていたのですが、「視覚優位」か「聴覚優位」かのチェックテストをする前から、自ら自分の認知特性に気づき、最も効率の良い学習方法を習得したことになります。

現在私立中学校に通っている息子ですが、入学前は理科社会に関しては、中学受験で全く勉強をしていないのでどうなるかなと思っていました。

しかし、この勉強方法がおかげか、中学1年生の1学期こそ周りと差がついていましたが、2学期以降は理科社会も上位をキープしています。

ギフテッド児が人より短い時間で習得できるのは本当のようです。

徹夜で帳尻を合わせる

時間の切り替えが下手だったり、取り掛かるまでにとても時間がかかります。これは発達障害やギフテッドのお子さんには多い特性だと思います。

ADHDやASDなどの発達障害をもったお子さんは特有の時間感覚を持っており、時間の管理が苦手な傾向があります。時間の見積もりも甘いため、2時間で終わると思っていたことがもっとかかってしまいギリギリになってしまうことも。

毎日の宿題のように少量のものも、一通り自分のやりたいことを気が済むまでやらないと自分の興味がないことにはなかなか取り掛かりません。小学生の頃は、公園で遊び、テレビを見て、だらだらひとしきりした後、22時ごろから宿題に取り掛かかっていました。

夏休みなど長期休みは厄介です。長期休みはだいたい分厚い冊子の宿題が各教科出されるのですが、本人は「まだまだ時間がある」と思っているので、一向に取り掛かる様子が見られません。

親としてはもうやらないと期限に間に合わないだろうなと思い一応声はかけ続けるのですが、本人なりの独自の考えがあってのことなので親に言われたから「じゃあやろう」とはなりません。

結局、ギリギリになってから膨大のページ数をこなし、猛烈に追い上げ、宿題は最終的には徹夜をしてでも終わらせます

完璧主義の部分もあるので、未提出の自分は許せないようです

徹夜をするくらいならもっと早く取り掛かれば?と思うのですが、こればかりはもう何を言っても変わりません。

私自身は、夏休みの宿題などは1学期の終業式から取り掛かり、7月中にはワークなどは終わらせるタイプだったので見ていてとても気になるのですが、もうここ最近は本人に任せるようにしています。

復習はしない 

テストや模試を受けた後に、通常はどこができなかったか復習や解き直しをすることが一般的かもしれません。どこができないか、どこで間違えたかを確認することで次に活かすためです。

しかし息子は「同じ問題は出ないから見直しはしない」という考えに基づき、1度も見直しはしませんでした。

国語などはよく同じ文章が出たということもあるとは思うのですが、模試の解き直しは一貫して一度もしませんでした。

無駄なことはしない

必要なことは自分でわかっているので、時間ばかり取られるような学習方法はしません

6年生から本格的に取り掛かった中学受験勉強は今までやってこなかった文法、漢字、ことわざ、四字熟語などの語彙などは今からやっても無駄とのことでやりませんでした。コツコツ勉強することは最も嫌いです。

幸い小さい頃から読書が好きで、語彙力に長けているため、四字熟語やことわざなどは、勉強しなくてもなんとなくわかるとのことでした。漢字に関しては、1冊に絞ってそれだけをやるようにしました。

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また中学生になってからは、英語は得意なので定期テスト前も勉強は一切しません。その代わり自分の中で、社会、理科は周りより遅れをとっていることがわかっているため、みんなが英語に費やしている勉強時間を全て社会に充てます。理科は「なんとなく考えればわかる」そうです。

やる時は猛烈な集中力

ここまでお伝えしてきたように、取り掛かるまでは異常なほどに時間を要するのですが、一旦取り掛かると猛烈に集中します。普段家で勉強は一切しませんが、中学受験直前の1ヶ月や、定期テスト前の勉強の仕方は度が過ぎるほど過集中に。

人より短い学習時間で足りるというギフテッドの特性も活かしながら、短期集中型でいつも仕上げていきます。

まとめ

以上、ちょっと変わった勉強方法についてご紹介しました。ギフテッド2Eのお子さんがみんな当てはまるわけではないかと思いますが、もし、お子さんの勉強方法が心配、気になるという方ももしかしたら本人なりの考えがあるのかもしれません。なかなか取りかからないと注意したくなる気持ちもわかりますが、本人に任せてみるのも一つの支援かもしれません。

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