先日(2024年4月20日)、暗号資産(仮想通貨)のビットコインが供給量の増加率が低下する「半減期」を迎えた。
ビットコインは希少性を高めるため、新規発行量がほぼ4年ごとに半減するよう設計されている。
そして、過去は半減期を起点に価格の急騰と急落を繰り返してきた歴史がある。
そして今回、通算で4回目となった半減期直後のビットコイン価格は…
0.47%程度の下落と落ち着いた値動きであった。
半減期を迎えると、報酬減少からマイニング意欲が後退し供給量が減少するため希少価値がさらに高まる。
実際に2012年・2016年・2020年の半減期の後にビットコインの高騰局面が訪れた。
そういった傾向から今後のビットコインやビットコインの動きに相関することの多い他の暗号資産の値動きも今後、注目していこう。
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2024年04月25日
2024年04月22日
各国の政策金利
今週、日銀の金融政策決定会合が開催される。
(2024年4月25〜26日)
予想は現状維持が大半を占めるが、さらなる利上げやQT等サプライズがあるのか注目が集まる。
また来週にはFOMCを控え、Fedの要人はブラックアウト期間に入る。
この機会に現在の各国政策金利をおさらいしておこう。
国 政策金利 直近の変更 直近の発表
米国 5.25〜5.50% ― 3月20日
欧州 4.50% ― 4月11日
日本 0.00〜0.10% +0.1 3月19日
英国 5.25% ― 3月21日
スイス 1.50% -0.25 3月21日
カナダ 5.00% ― 4月10日
オーストラリア 4.35% ― 3月19日
ニュージーランド 5.50% ― 4月10日
トルコ 50.00% +5.0 3月21日
メキシコ 11.00% -0.25 3月21日
南アフリカ 8.25% ― 3月27日
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(2024年4月25〜26日)
予想は現状維持が大半を占めるが、さらなる利上げやQT等サプライズがあるのか注目が集まる。
また来週にはFOMCを控え、Fedの要人はブラックアウト期間に入る。
この機会に現在の各国政策金利をおさらいしておこう。
国 政策金利 直近の変更 直近の発表
米国 5.25〜5.50% ― 3月20日
欧州 4.50% ― 4月11日
日本 0.00〜0.10% +0.1 3月19日
英国 5.25% ― 3月21日
スイス 1.50% -0.25 3月21日
カナダ 5.00% ― 4月10日
オーストラリア 4.35% ― 3月19日
ニュージーランド 5.50% ― 4月10日
トルコ 50.00% +5.0 3月21日
メキシコ 11.00% -0.25 3月21日
南アフリカ 8.25% ― 3月27日
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2024年04月18日
外国為替平衡操作
外国為替平衡操作、いわゆる為替介入について先日投稿した。
ところで為替介入は具体的にどのようにして行われるのか?
日本における為替介入の権限は財務省および財務大臣が持っている。
「日銀が為替介入」という言い方をすることがあるが、
日銀はあくまで為替介入のオペレーション(実務)を行うのみだ。
なぜなら、一般的な中央銀行は通貨の価格レートを誘導するようなことを避けなければならないからだ。
日銀は特別会計に関する法律および日本銀行法に基づき、
財務大臣の代理人として為替介入の実務を遂行する。
為替介入の財源は、財務省所管の外国為替資金特別会計(外為特会)の資金が使用される。
現在のように円安ドル高に対する介入では、外為特会の保有するドル資金を売却し円を買い入れることになる。
逆に円高ドル安に対する介入では、政府短期証券を発行することで円資金を調達しそれを売却することによりドルを買い入れることになる。
また日本と米国は金融危機等で外貨が不足した場合、通貨を相互に融通できるという通貨スワップ協定を結んでいるので、
外貨準備に関係なく事実上は無限に介入を行うことが可能だ。
そして為替介入の具体的な方法であるが、
「単独介入」「協調介入」「委託介入」がある。
単独介入は、一国のみが単独で行う介入。
協調介入は、複数の国の通貨当局が協調して行う介入。
委託介入は、他国の市場において他国の通貨当局に介入を委託して行う介入。
協調介入は単独介入より効果が大きいが、他国の理解を得られるかが問題だ。
特に欧州の通貨当局は、為替レートは市場に委ねるものであるため、介入を嫌う傾向があるからだ。
為替介入は財源や国際的な立場においてもハードルが高いため、仮に実行するなら失敗は許されない諸刃の剣である。
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ところで為替介入は具体的にどのようにして行われるのか?
日本における為替介入の権限は財務省および財務大臣が持っている。
「日銀が為替介入」という言い方をすることがあるが、
日銀はあくまで為替介入のオペレーション(実務)を行うのみだ。
なぜなら、一般的な中央銀行は通貨の価格レートを誘導するようなことを避けなければならないからだ。
日銀は特別会計に関する法律および日本銀行法に基づき、
財務大臣の代理人として為替介入の実務を遂行する。
為替介入の財源は、財務省所管の外国為替資金特別会計(外為特会)の資金が使用される。
現在のように円安ドル高に対する介入では、外為特会の保有するドル資金を売却し円を買い入れることになる。
逆に円高ドル安に対する介入では、政府短期証券を発行することで円資金を調達しそれを売却することによりドルを買い入れることになる。
また日本と米国は金融危機等で外貨が不足した場合、通貨を相互に融通できるという通貨スワップ協定を結んでいるので、
外貨準備に関係なく事実上は無限に介入を行うことが可能だ。
そして為替介入の具体的な方法であるが、
「単独介入」「協調介入」「委託介入」がある。
単独介入は、一国のみが単独で行う介入。
協調介入は、複数の国の通貨当局が協調して行う介入。
委託介入は、他国の市場において他国の通貨当局に介入を委託して行う介入。
協調介入は単独介入より効果が大きいが、他国の理解を得られるかが問題だ。
特に欧州の通貨当局は、為替レートは市場に委ねるものであるため、介入を嫌う傾向があるからだ。
為替介入は財源や国際的な立場においてもハードルが高いため、仮に実行するなら失敗は許されない諸刃の剣である。
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2024年04月16日
Dr.Copper【ドクター・カッパー】
名医の紹介ではない。
先日、カカオの価格が銅より高騰しているという記事を投稿したが、一方の銅価格も下落しているわけではなく上昇しているのだ。
上昇率はカカオ程ではないが、ここひと月で1年ぶりの高値を更新し上昇を続けている。
さて、タイトルの Dr.Copper【ドクター・カッパー】 であるが、
これは銅を意味する言葉である。
なぜ「ドクター」と呼ばれるのか?
というのも銅は腐食に強く熱や電気を通すので
様々な産業から需要があり、景気の動向を反映しやすい。
そのため世界の経済が回復する過程においては上昇しやすく、
逆に世界経済が下降する局面では銅の価格と下落しやすいという特徴がある。
この値動きが景気の好不調を診断する「ドクター」になるというわけだ。
景気の診断はドクター・カッパーという頼もしい先行指標も積極的に用いていきたい。
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先日、カカオの価格が銅より高騰しているという記事を投稿したが、一方の銅価格も下落しているわけではなく上昇しているのだ。
上昇率はカカオ程ではないが、ここひと月で1年ぶりの高値を更新し上昇を続けている。
さて、タイトルの Dr.Copper【ドクター・カッパー】 であるが、
これは銅を意味する言葉である。
なぜ「ドクター」と呼ばれるのか?
というのも銅は腐食に強く熱や電気を通すので
様々な産業から需要があり、景気の動向を反映しやすい。
そのため世界の経済が回復する過程においては上昇しやすく、
逆に世界経済が下降する局面では銅の価格と下落しやすいという特徴がある。
この値動きが景気の好不調を診断する「ドクター」になるというわけだ。
景気の診断はドクター・カッパーという頼もしい先行指標も積極的に用いていきたい。
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2024年04月15日
為替介入
為替市場ではドル円相場が34年ぶりの水準まで円安・ドル高が進行している。
これはドル高による影響もさることながらドル円に限ったことではなく、
対円でほぼ全ての通貨が円安に進んでいる。
これに対し財務省は牽制発言(口先介入)を行っているが、著しい効果があるとは言い難い。
この円安はファンダメンタルズに沿ったものであり、政府や日銀が自ら招いた面が大きいが、
ファンダメンタルズ以外に投機的な動きも見られる。
それに対し財務省は為替介入を実施するかが直近の焦点になっている。
そもそも為替介入とは「外国為替平衡操作」というのが正式名称で、日銀の説明によれば…
【為替介入の目的は、為替相場の急激な変動を抑え、その安定化を図ることです。
わが国では、為替介入は財務大臣の権限において実施することとされています。日本銀行は、特別会計に関する法律および日本銀行法に基づき、財務大臣の代理人として、その指示に基づいて為替介入の実務を遂行しています。】
となっている。
あくまで過度な変動を抑え、為替の安定を図るためのものなので、
一定の水準での介入は建前上、相応しくない。
しかしながら、一方通行的な円安に対し政府としても放置できない。
このジレンマの中で為替介入というカードを切るのか、トレーダー側も注視する必要がありそうだ。
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これはドル高による影響もさることながらドル円に限ったことではなく、
対円でほぼ全ての通貨が円安に進んでいる。
これに対し財務省は牽制発言(口先介入)を行っているが、著しい効果があるとは言い難い。
この円安はファンダメンタルズに沿ったものであり、政府や日銀が自ら招いた面が大きいが、
ファンダメンタルズ以外に投機的な動きも見られる。
それに対し財務省は為替介入を実施するかが直近の焦点になっている。
そもそも為替介入とは「外国為替平衡操作」というのが正式名称で、日銀の説明によれば…
【為替介入の目的は、為替相場の急激な変動を抑え、その安定化を図ることです。
わが国では、為替介入は財務大臣の権限において実施することとされています。日本銀行は、特別会計に関する法律および日本銀行法に基づき、財務大臣の代理人として、その指示に基づいて為替介入の実務を遂行しています。】
となっている。
あくまで過度な変動を抑え、為替の安定を図るためのものなので、
一定の水準での介入は建前上、相応しくない。
しかしながら、一方通行的な円安に対し政府としても放置できない。
このジレンマの中で為替介入というカードを切るのか、トレーダー側も注視する必要がありそうだ。
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2024年04月14日
2024年04月10日
アストトロジー
みなさん、占いを信じますか?
占いは金融や経済と関係がなさそうな話題だ…
一見そう考えてしまいそうだが、そうでもない。
相場にはアストトロジーがしばしば用いられる。
アストトロジーとは金融占星術のことで、天体の位置・動きや月の満ち欠けで相場を予想するというものである。
これだけ聞くと怪しい手法に感じられるが、マーケットではメジャーな手法のひとつだ。
例えば、新月や満月の日に相場が天井や底をつき反転しやすい、という考えがある。
特に金(ゴールド)がこのアノマリーに当てはまると言われている。
月の満ち欠けは人間の本能に影響するといわれ、その心理的な行動が相場にも影響しているという考えだ。
また有名なアストトロジーに「水星逆行」もある。
これは地球上から水星を見た際、
水星が通常の公転軌道とは逆方向に動いて見える期間である。
水星は、人間の思考やコミュニケーションなどを司る惑星で、
水星が逆行している期間には情報のトラブルが起こりやすいとされる。
これが相場にも波及し、相場が荒れやすいと言われている。
特にドルの相場が荒れやすい(動きが出やすい)というのはアストトロジーの世界では有名である。
ちなみに昨日2024年4月9日は新月であり、
2024年4月2日から4月25日は水星逆行の期間である。
また、本日は米国のCPI(消費者物価指数)が発表される。
信じるか信じないかはあなた次第です…
おわり
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占いは金融や経済と関係がなさそうな話題だ…
一見そう考えてしまいそうだが、そうでもない。
相場にはアストトロジーがしばしば用いられる。
アストトロジーとは金融占星術のことで、天体の位置・動きや月の満ち欠けで相場を予想するというものである。
これだけ聞くと怪しい手法に感じられるが、マーケットではメジャーな手法のひとつだ。
例えば、新月や満月の日に相場が天井や底をつき反転しやすい、という考えがある。
特に金(ゴールド)がこのアノマリーに当てはまると言われている。
月の満ち欠けは人間の本能に影響するといわれ、その心理的な行動が相場にも影響しているという考えだ。
また有名なアストトロジーに「水星逆行」もある。
これは地球上から水星を見た際、
水星が通常の公転軌道とは逆方向に動いて見える期間である。
水星は、人間の思考やコミュニケーションなどを司る惑星で、
水星が逆行している期間には情報のトラブルが起こりやすいとされる。
これが相場にも波及し、相場が荒れやすいと言われている。
特にドルの相場が荒れやすい(動きが出やすい)というのはアストトロジーの世界では有名である。
ちなみに昨日2024年4月9日は新月であり、
2024年4月2日から4月25日は水星逆行の期間である。
また、本日は米国のCPI(消費者物価指数)が発表される。
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2024年04月08日
ラマダンと株価の関係
ご存じの通りラマダンとはイスラム教の五行のひとつである「断食」を行う月のことであるが、
金融市場においてもラマダンは影響を与えるといわれている。
これはいわゆるイスラム暦アノマリーで、一般的に株価は下落する傾向がある。
あくまでアノマリーのため理由は定かではないが一説によると、
ラマダン期間中は就業時間が短くオイルマネーを運用するファンドが売買しないことが一因ではないか、
といわれる。
ちなみにラマダンは4月9日に明ける予定なので今週からの株価上昇も期待したい。
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金融市場においてもラマダンは影響を与えるといわれている。
これはいわゆるイスラム暦アノマリーで、一般的に株価は下落する傾向がある。
あくまでアノマリーのため理由は定かではないが一説によると、
ラマダン期間中は就業時間が短くオイルマネーを運用するファンドが売買しないことが一因ではないか、
といわれる。
ちなみにラマダンは4月9日に明ける予定なので今週からの株価上昇も期待したい。
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