星降る場所を求めて

M106を再処理

超大質量ブラックホールの候補天体が在るM106銀河の再画像処理した。
M106には、ブラックホールが大量のガスや塵を取り込むだけでなく、周囲のガスでできた円盤を歪めて物質を激しくかき回しガスを放出させているといいます。なので、今回は通常のRGB撮影とは別にナローバンドHaとO3を撮影してみた。
撮影した結果が、こちら↓

Ha
O3

画像をクリックして拡大するとわかりやすいんだが、特にHaの画像で銀河の中心から左上の方に炎みたいなカニの手が伸びている。これが、放出されているガスだと思った。なので、Ha画像をRGB画像に赤色でブレンドしてみた。

 PixInsightでのブレンドの方法も掲載します。私は、PixelMathを使用して画像をブレンドさせています。各タグの内容は以下のとおりです。
$T ・・・ ブレンドしたい画像ターゲット
Red ・・・ブレンドするターゲット

R/K タグ
G タグ
B タグ
A タグ
Symbols タグ boostの値を増減させると色の濃度が変化 B_boostの値を増減させると色合いが変化
Summary タグ

あとは、PixelMathウィンドウの左下の三角アイコンをドラッグしてブレンドしたい画像へドロップすれば完成(boostの値を変化させてちょうどいい値を見つける)

今回の完成画像がこちら↓

M106 (RGB+Ha)

RGB撮影では判別できなかったガスがナローバンド撮影で浮き上がることができました。銀河をナローバンドで撮影しても面白くないと聞いていましたが、実際にはそんなことはありません。新たな銀河の姿が見えて、とても魅力的ですよ!

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