人界へ昨日買出し下山したので、夜中のめざめにも脚はマッサージしてました
おかげですっかり寝坊、そのまま今日はグウタラ在宅を満喫することに
けれど月が変わったので、やはり気になってる事だけはと、
空師さんの娘さんへラインは送ったんでした
「じき、空師さんの一周忌ですね
お母様も入院されたまま
Cさんは見舞うだけでも大変なはず
それでもまた春はやって来る
久しぶり下山した昨日、
もう薮椿まで道なりを彩ってました
お母様の入院先までの道すがらは、何が咲いてるのかしら」
「今、面会が終わりました
片道1時間以上もかかる道のりなのに、何も咲いてません
春になれば桜が咲きそうだけど
母は身体的にはこれ以上の回復は見こめないので、
そろそろ施設を探し始めるタイミングになりました
とにかく私が通いやすい場所で見つかることを望むのみ
ちょうどもうすぐ父の一周忌だと話したら、
「いたら貴方がもっと大変だから先に逝ってよかったよ」と言ってました
もう一年とも・・・ まだ一年とも・・・
何ひとつ荷物も手をつけないうちに母までこんなになるなんて
海月さんも、とにかく体調だけは気をつけて元気でいてください!
そのうちまた顔見に行けると良いけど」
2012年2月1日
冬の薔薇は花持ちがいいから、わずかな咲きようでも長く楽しめた
散りこぼれた花びらさえも、あえかな色を重ねていて美しかった
けれど次の日には風にさらわれたらしく、むきだした地面だけになった
寒さに乾ききった土には、まばらな枝の薔薇影だけが横たわっている
ぐうたらガーデナーは思う───今こそ、たっぷりの枯草と冬肥えを施してあげねば
……けれど思うのはつかのまだけ
まだ咲き残る薔薇への愛しさだけで胸いっぱいになるだけ
薔薇の名ヘリテージは、遺産、継承物、伝統、伝承の意だそう
そしてラテン語の語源では、相続人とか継承者だそうな
けれど海月山開拓に奮闘して下さった空師さんの御遺志を山姥は、
今日もグウタラと無下にしちゃってるだけ
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