「あて」はどこの言葉？
方言クマ
「あて」は大阪府の方言だよ。
「あて」は標準語で？
あて
標準語で、『酒の肴』『つまみ』
方言ハチ
「あて」は、標準語の『酒の肴』『つまみ』と同じ意味だよ。
「あて」はどういう意味？
「あて」は「酒の肴」「つまみ」という意味です。標準語とは違う意味なので、注意が必要です。
方言イヌ
共通語の「あて」は「目的」「見込み」「頼り」の意味だよね。
もし大阪の人に「あてもなくうろうろしちゃう」って言っちゃうと、「そんなにつまみ探しているの？？」ってなっちゃうかもね。
「あて」は関西地方で、「酒の肴」「つまみ」として使います。
他にも「私」の意味でも使われます。
「あて」の語源・由来
方言博士
この「あて」の語源については、複数の説があり、明確にはわかりませんが、「あてがう」が語源とされており、主に近畿地方で使われる「お酒にあてがうおかず」を意味します。
珍味やお通しのような、お酒がすすむ小鉢料理のイメージです。
方言博士
他には、古くから日本で使われている「当て物（あてもの）」から来ているとされています。
「当て物」とは、本来の目的以外の副次的な用途で使用されるものを指し、酒を飲む際に食べる料理が、飲酒の「当て」として機能することから「あて」と呼ばれるようになったとされています。
つまり、酒の味を引き立てるため、または酒の酔いを和らげるために提供される料理が「あて」として位置付けられ、そこから転じて、酒を飲む際に楽しむ小さな食べ物全般を指す言葉となりました。
助手ヒヨコ
江戸時代後半には、この「酒の肴」の意味の「あて」が大阪で使われていたことが当時の資料で確認できます。
「あて」の使い方
方言ネコ
お酒のあてももうなくなってもうたなあ
方言ペンギン
せやなぁ、じゃああてが何か買って来いひんか？
すぐにでも行ってこよか？
「あて」の例文
方言ゾウ
お酒のあてももうなくなってもうたなあ
標準語ウサギ
おつまみがもうなくなってしまったね
方言ゾウ
何かアテ頼んで
標準語ウサギ
何かつまみを頼んで
