(2025年3月15日記録)
親愛なる皆様、こんばんは。シルバーバーチ霊団代表の John Brooks です。
さて、来週からは日本では、春のお彼岸というものが始まりますね。
たとえば、この時期になんとなく体調を崩してしまう、そういう方もいらっしゃるかと思います。そして、一番それが厳しくなるのが、おそらく春分の日である3月20日春のお彼岸のお中日という日だと思われます。
ところで、このブログを読んでくださっている皆さんは、春のお彼岸のことをよくご存じなのではないかと思います。そして、だいたいコロナ禍の時を除いては、春分の日は国民の祝日ですから、その日にお墓参りをするという方もおそらく多いのではないでしょうか。
ちなみに、初日の12日は彼岸入り、最後の23日は彼岸明け、と呼びます。これは、先祖を敬い、亡くなった人をしのび、供養する行事のひとつです。
さて、この時期、日本では、春のお彼岸には、「牡丹餅(ぼたもち)」が有名です。「おはぎ」じゃないの、と思った方は、秋に食べるものを指していることが多いかと思います。秋に咲く萩の花に見立てて、「おはぎ」と呼ぶそうです。
もともとは、「はぎもち」と言ったそうですが、京都の宮中の女房詞で「おはぎ」になったと考えられています。そして、宴の席のご馳走として、鎌倉時代に既に歴史に登場しているようです。この頃は、「かいもち」と呼ばれていたそうです。『宇治拾遺物語』や『徒然草』に、「かいもち」の表記がございます。
さて、「ぼたもち」と「おはぎ」は、多少地域差があり、東京が「おはぎ」、大阪が「ぼたもち」と呼ぶことが多かったと言われています。そして、お彼岸に備えるという風習は、少なくとも江戸時代の辺りから、春のお彼岸や秋のお彼岸に「ぼたもち」や「おはぎ」を作り、近所の人や親戚一同などと「ぼたもち」を贈りあうということがあったようです。これは、「小豆に邪気を祓い、病を除ける効果がある」という民間の考え方がご先祖様の供養に結びついたと考えられています。
この辺りのことは、伝承していくべきトラディショナルな日本の文化と食事だと思います。また、ご先祖様に感謝するということは非常に大事ですので、何らかの事情でお墓参りに行けないという方は、自分の家で、手を合わせ、気持ちをご先祖様や近しい家族などの故人への「命を繋いでくれてありがとう」そして、自分を見守り、助けてくれていることにも感謝しましょう。
極めて仏教的な感じになりますが、神道の方にも似たようなものはありますので、こちらは、神道に興味がある方が調べてみるとよいと思います。
また、春も秋も、花が咲く時期ですから、お花などを飾ってあげるのもよいと思います。
また、最近は、亡くなったペットを「ペット葬」としてとむらい、人によっては、毎日お水やペットの好物などを供えている方もいらっしゃいます。
ここは、それぞれの個人が、自分が良いと思う方法に従って行動すればよい話なので、心の赴くままにしてよいと思います。
最近は、ペットも多様化していますから、そして、どんなペットも同じ命だということを忘れないようにしていきたいものですね。
自分の家に庭などがある方でしたら、金魚などを埋めたことがある方もいらっしゃるかもしれません。いろいろ、それぞれのご家庭で、事情はあると思いますが、楽しい時間を供に過ごした生命だということを忘れずにいてください。
今回は、お彼岸やお彼岸のときのトラディショナルな食事について述べましたが、皆さん、自分の国の文化というものを、目に見えるものや目に見えないもの、すべてを大事にして欲しいとわたしたちは願っています。
その日本の風習に惹かれていく西洋の方もいれば、わびさびを感じたいと思い、茶道を習うために日本を訪れる方もいます。
やはり、彼らの目的地というのは、京都であることが多いのですが、古い町並みが残っていて、きちんと整備されている神社やお寺がたくさんあるという点が人気なようです。
東京は、日本の首都であるということと、世界で唯一のエンペラー(天皇陛下)がいらっしゃるところだ、という認識の方が多いようです。
浅草も人気スポットのようですが、やはり情緒溢れる古都、京都に心惹かれる方は多いようです。
このブログを読んでいる海外の方は少ないと思いますが、日本のルールやマナーをよく知ったうえで、訪れたほうがお互い幸せです。日本は、土足の国ではありませんので、「神社やお寺に行くときは、靴を履き替える」という習慣があります。これは、日本においてはとても重要なことなので、しっかり守っていただきたいと思います。
日本人でしたら当たり前のことですが、海外の方となるとそういった事情はよく分からないものです。とはいえ、いまは、SNS で世界中のどなたとでも繋がれる時代です。ですので、よい体験をするためにも、自国のルールは一度忘れ、日本のことをよく知る努力を、訪れた海外の方もしなければなりません。
また、同じアジアでも、各国ルールは違いますから、よく注意してください。
また、これを読んだ日本の方で、困っている海外の方を同じ地球という場所にいる仲間だと思い、親切にしてあげる必要があります。ただし、「郷に入っては郷に従え」というスタンスで構わないと思います。
皆さんも、海外に行ったときにはそうなさるでしょうから、お互い楽しく過ごすためのマナーやモラルは持っておきましょう。そして、注意する勇気も必要だということを忘れないでください。
ただ、あくまでこれは、一人一人ができる範囲のことをするボランティア精神のようなものだと捉えていただければ幸いです。日本の観光ツワーなどの人々が本来やるべき仕事ですから、どうしてもというときだけ、手を貸してあげればいいでしょう。
日本は、とても世界から愛されている国だということも、あなた方のご先祖の良き振る舞いによって日本人はマナーが良い、そう思われているのですから、これからもそのように思われるように過ごしていきましょう。
話がだいぶあちこちに飛んでしまいましたが、何か少しでも皆さんの心に残ったのであれば幸いです。
では、また次のサタデーナイトにお会いしましょう。
John Brooks
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