(2025年3月8日記録)

親愛なる皆様、こんばんは。シルバーバーチ霊団代表の John Brooks です。

今回の話をする前に、これの前提条件とも言える76話78話79話を予め読んでおくと、お話をスムーズに理解できるかと思います。

 

[編注:参考のため、以下のタイトルになります。

シルバーバーチ・アゲイン(76)- 絶望を希望に変えて生きるために

シルバーバーチ・アゲイン(78)- スピリチュアリストについて(前編)

シルバーバーチ・アゲイン(79)- スピリチュアリストについて(後編)

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さて、今回のお話は、スピリチュアルな道を突き詰めて行こうとすると、必ずある段階を越えたあたりから、「何なんだ、これは?」と言いたくなるような試練のようなものに遭うことがあるという事についてです。

たとえば、清廉潔白であるがゆえに、スピリチュアリストとして生きるためにはお金を受け取ってはならないと思っているブループリントをあえて地上に持って行ったり、あるいは、真面目に修行するために、その場で相談している他のソウルメイトや神仏などの高次元の光のスピリットたちが、それは考え直した方が良いのではないか、厳しすぎるのではないか、つまりストイックな道を選びすぎて、誕生してからずっとスピリチュアルな能力を磨くための下準備や目覚めてからも困難な連続を自分自身に課し、さらに困難な中で自分の能力を極めよう、というケースが稀にあります。

ただ、産まれる前の会議の場では、これから誕生しようとしているスピリットの意志が何よりも優先されますので、あちこちにクッションになるもののようなものや、直接厳しすぎる困難にぶつからないように、あるいは、生きるのか死ぬのかというような局面に遭わないように、出来る限りの高次元の光のスピリットたちが介入できるようなときを決めて、そして、スピリットが納得したら、ようやく産まれることができるというような極めて稀な例もあります。

なぜなら、そこまでストイックに自分を磨きたい、困難にたくさんぶち当たりたいというスピリットは、そんなに多くはいないからです。たいてい、こういったスピリットはオールドソウルであるか、あるいは、様々な過去生で成功してきた、それと同時に困難にたくさん身をさらしたことがある経験豊富な魂が、自分を磨きたいといって選ぶことがあります。



また稀な例としては、その時代の変革者の一人になる魂であるとか、何かを発明するべき運命の魂であったり……人類に多大なる貢献をする魂が上記の困難な道を選ぶこともあります。最初から恵まれた環境では、自分を磨けないと彼ら・彼女らは感じているからです。

人生というものに、われわれの視点から見ればいわゆるバッドエンドというものは無いのですが、人間の視点から見たらバッドエンドというものがあり得ると思います。

そして、その厳しい役目をやり遂げようとしているスピリットには、優れた光のガイドであったり、サポート能力が高いスピリットたちが、「それをやったら普通の人間は死んでしまう」という時に、予め介入できるように準備をして、その時点を待っているときがあります。

もちろん、そのスピリットが選んだ両親であったり、家庭環境であったり、産まれてみなければ分からないという点も多少はあるのですが、たいていは理解がある魂が就くことになっています。



ただ、ここで念頭に置いておかなければいけないのは、ローアーセルフであったり、闇の存在などの「悪い囁き」を、つまり目覚めようとしている困難ばかりを選んだスピリットの邪魔になるようなことや目覚めを妨げようとするようなことを、手伝いに降りていったはずのスピリットつまり人間から、受けることがある、ということです。

問題がなく、サポートするスピリットが動いていれば、そのスピリットが、たとえば自己否定とは無関係で常にポジティブで陽気な性格に育っていくかもしれません。しかし、周囲のスピリットたちが悪の囁きに耳を貸してしまった場合は、壮絶な場面のある人生を送らなければならないこともあります。

そして、中には、人間として潰れてしまい、最悪な場合、自殺を選ぶ人間もいます。そして、帰ってきたときに、「ちょっとハードルが高すぎたな」と考え、「次の人生ではもう少しハードルを下げよう」と考えるわけです。

あるいは、高次元の光のスピリットから、いろいろと教えを受ける場合もあります。

要するに、自分の人生を、このとき何が起こっていたかということを自分で紐解くわけですね。それもまた、魂の経験になるので、困難な道を選ぶスピリットには、より経験となっていくわけです。

ただ、基本的にこう言ったことは滅多に起こらないということを覚えておいて欲しいと思います。
 
また、色々な経験をしながら幸福になる為にスピリットは人間として生まれていきます。これは大宇宙の法則で決まっていることだというのをご理解頂きたいのですが――それでも、ニュースで話題になるような酷い虐待を受けてしまう子供達は、虐待されて死ぬことを目的には生まれてこないわけです。
 
たいていの場合、医師であったり、周囲から通報を受けた警官だったり、そういった人間界の最後のセーフティーネットが働くこともあります。



 

こういった場合は、帰ってきた場合、特別に、いろいろなことを経験し、疲れ切った魂に、カウンセリングやヒーリングなどが施され、次は、より優しい幸福な人生を選べるように、そのスピリットの周囲のガイドや日本で言えば産土神などが、次の誕生にあたってのブループリントをより丹念に見直していくことになります。

また、子供の虐待というものは、ある程度文明が進化した場合に、直面することが多い問題のひとつです。親になってはならない、まだ早すぎる魂が、子供を持ったとしても、たとえば周囲の祖父母や父母などが密室育児にならないよう何気なく介入していくことが多いのですが、そうではない場合は、虐待している人物の背後を見てみると、たいてい「悪い囁き」に耳を貸しています。

そして、自分のやることは全て正しいという、全くもって無意味で無価値な万能感を持っていることが多いです。そうなると、もう通常の人間では太刀打ちができませんから、たいていの場合、医師であったり、周囲から通報を受けた警官だったり、そういった最後のセーフティーネットが働くこともあります。

こればかりはもう、産まれてみないとわからないということもありますので、一番良いのは、子供を育てている人がいる場合は、近所や社会の目がより光るような、つまり介入しやすい状況が作られることが多いです。

それでも、手が届かず、悲しい結末になることがあり、人間から言えばバッドエンドのようなことになりますが、元のところに帰ってきたスピリットにとっては、なかなか得ることができない貴重な経験をした、という学びにも繋がっています。

そうすると、次にそのスピリットはどういう行動を取るでしょうか?



たとえば、そうですね、女性解放運動を行うリーダーのような存在に生まれてみたいという気持ちになったり、子供を守るための職業に就きたいと考えたり、あるいは、出産前の時間で両親の教育プログラムを行うことを義務付けようと考えるスピリットもいます。

そうすると、だいたい、歴史に名を残すようなスピリットが、そういうことに挑戦していたということが分かると思います。

これは、どうしても文明の発達上欠かすことができない通過点なのです。だからこそ、オールドソウルが向かうわけです。

もちろん、これから産まれるオールドソウルは、自分の人生が不幸や挫折の連続であるかもしれないと覚悟して行くわけです。だからこそ、自分がより磨かれると考えているわけです。

ある意味、ストイックすぎるスピリットたちとも言うことができます。

ただ、このストイックすぎるスピリットたちと、平凡な人生ばかりを選ぶスピリットたちとは、明らかに潜在的なポテンシャルが違いますので、あるいは長年の経験で避け方を熟知しているわけですから、その人生を軽々と乗り越えていく場合もあります。

これが、困難ばかり取る人や、試練ばかり起きて、周囲が何故だろうと思うような、「何故あの人だけあんな目に会うんだろう?」というような現象のからくりなのです。

また、その人生において、そのスピリット自身が、何かネガティブな考えを持ってしまい、ネガティブを引き寄せてしまう場合もあります。しかし、それも大きく長い目で見れば、そのスピリットの成長でもあり、学びでもあります。

そして、その経験は、たくさんの他の仲間達にフィードバックされていきます。

たとえば、女性に参政権がなかった時代に生まれたスピリットたちは、ひとりのスピリットの体験から、「これはおかしい。変えなければならない。」と思い、産まれることを決意します。もちろん、その決意は、女性の立場の向上にあります。

ですから、最初から厳しい人生になるということを、納得した上でスピリットが人間に生まれていくわけです。



たまたま、本日は、3月8日であり、国際女性デーですので、女性解放運動を例に挙げましたが、これはいまでも息づいているはずですし、さらなる女性の立場の向上を願うスピリットたちがその任務を引き続き行っています。

そして、それはひとつの大きなムーブメントになり、歴史的に止められない流れになって、人類が大きく変革するときの下地作りになっていくわけです。

今日は、かなり難しい話をしてしまいましたが、いま自分が困難な目に遭っていると思っている方は、是非、深呼吸と瞑想を実践してみてください。そして、そのふたつが出来るようになったら、ヨガなどにも挑戦してみるといいでしょう。そうすると、風景がいままでとは変わってきます。

困難だと思っていたものが、「なんだこんなことだったのか。」と思うように成長する瞬間が必ず訪れるからです。もちろん、そのスピリットが地上に降りたら、人間にはいろいろなことが起こりますから、すべてがスムーズに流れるとは限りません。それを承知の上で、彼ら・彼女らは生まれてくるのです。

簡単に言えば、挑戦者たちとも言えますし、長年人類の課題になってきたことを解決する魂であることもあります。

ですから、いま苦しいと思っているあなたは、自分の人生を嘆くのではなく、自分のブループリントと向き合ってみるべきです。簡単に言えば、ハイヤーセルフとしっかり結びつき、自分の本当のパワーを取り戻していく人生の旅路かもしれません。

困難の後には、成功の美酒があるものだと思っていただきたいと思います。


 

そして、後を振り返ったときに、いつの間にか自分の名前が歴史上に残るものになっていることに気付くこともあるでしょうし、何も気にせず自分の人生を全うしていくスピリットもいるでしょう。

これが、時折、困難にばかり遭遇している人のパターンの一種だと思っていただければ幸いです。

非常に難しい問題ですので、ご質問があれば遠慮無くお寄せください。ただし、全ての質問に答えるとは限りませんし、公開回答できるもの・できないものがあるということをご承知おきください。

では、皆さん、15日のサタデーナイトにまたお会いしましょう。

そして、人生の困難にぶち当たったときは、相談出来る人々や組織などに相談しまくるということをしてみましょう。どこかで、道が開けてくるはずです。

皆さんの驚くべきチャレンジしようという気持ちに、常に私たちは驚かされています。

シルバーバーチ霊団代表
John Brooks

 

 

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