釣行記

2024/04/25 春の気難しさ全開!! 準備不足に泣いた4月の埼玉県 椎の木湖釣行記

先日の曇天とは一転、初夏を思わせる晴天に恵まれた4月最後の平日休み。今回は先月都合がつかずに行けなかった椎の木湖に行こうかどうか悩んでいました。なにしろ今月は出費が多かったため私の財布は火の車状態。ちょっとお高い椎の木湖釣行を強行してしまうと、今後のジリ貧生活が決定的なモノになってしまいますが、短い春に訪れた絶好のタイミングを逃すと後々後悔する事は目に見えています。すでに恒例となった月に1度の椎の木湖釣行は数少ない腕試しの機会でもあるし、とりあえず今後のやり繰りはあとで考える事にして 椎の木湖 へ。

2024/04/25 埼玉県 椎の木湖 フィールドデータ

当日朝の空模様。晴天無風のコンデションは絶好の釣り日和でしたが、強い日差しはパラソルを使ってもだいぶ日焼けしてしまいましたw

当日のフィールドデータ

2024/04/25 8:00~16:00
天候:晴れ 前日も晴れ
気温:27℃ 前日より14℃上昇
水温:18℃
水質:やや濁り気味
水量:ほぼ平水位
風 :昼過ぎ頃から時より弱い東風。

当日の水色。昨日降った雨の影響か、心なしか少し濁っている印象でした。

水温は18℃。4月としては高い水温ですが、ここ数日の天候を考えると楽観視は出来ません。

今回も得意の5号桟橋をチョイス。新しくなった桟橋は木材の香りが強く、爽やかな感じがします。

今回使用した道具と仕掛けのセッティング

前回の加須吉沼釣行と同じく、春の気難しいヘラブナに対応するためにはPCトップのウキがうってつけ。ある程度バラケを抱えさせつつ、ナジミ際や低活性時の小さなアタリを仕留めるには最高のセッティングと言えます。

今回使用した竿と仕掛け

竿:8尺
ウキ:PCトップ6㎝ボディ
道糸:東レ(TORAY) 将鱗へら ストロングアイ0.8号
ハリス:将鱗へら スーパープロPLUS0.6号 上・30㎝ 下・40㎝
ハリ:上下オーナーばり バラサ5号

タナはメーターをベースにPCトップの浅ダナ用のウキを6目出しのセッティングで使用。春に有効な「追わせ」の釣りはウキのストロークを使ってアタリをとらえる事が効果的なため、やや出し気味のセッティングとしました。ハリやハリスのセッティングは前回の加須吉沼と同様。様々な狙いをミックスアップした仕掛けを使用しました。

本日のエサとブレンド

今日はとにかくボソッ気が重要な1日となりました。タイミングを見て様々なブレンドパターンを試しましたが、少しでも狙ったタッチから外れるとヘラブナからの反応は全くと言って良いほど無くなってしまいました。

今日はヘラブナからの反応が極端でした。全く反応の無い状態からやっと手繰り寄せた正解は本日3ボール目のブレンドパターン。エサの方向性がわかってからはかなりハイペースな展開となりました。カルネバがいつもより少し多めに入れているのはエサ持ちをアップさせる狙いがあります。

カルネバ:2.2(220cc)

バラケマッハ:2(200cc)

凄麩:2(200cc)

水:2(200cc

実釣開始

今久しぶりの好天に、住人のネコちゃんもリラックスモード。地上では夏日になる気温でしたが、水中の季節は時間ごとに入れ替わる気難しい1日でした。

今日の釣り座は545番。釣り込むなら浅ダナベースのセットか両ダンゴだろうと考えていましたが、最近の釣果を見れば圧倒的に両ダンゴが優先な状況で、単日100㎏超の釣果も散見されるほどの爆発力は見過ごすわけにはいきません。先ずは両ダンゴのセッティングで手返し良く打ち返していきますが、前日にはまとまった雨が降ったためか、ヘラブナの寄りがどことなく悪く反応もイマイチです。(スタート時のブレンドは今月の釣果情報を参考にしたカクシン3+コウテン1+水1)外部からの影響を受けやすい浅ダナは直近の天候でスロースタートとなることも多く、今回も安定感に欠けるスタートとなりました。釣りを始めてしばらくは、浅ダナよりもチョーチンのように少しタナを取った釣りの方がコンスタントに竿を曲げており、正直チョーチンにシフトしようか心が揺らぎましたが、この時期の浅ダナは水温が上がるにつれて釣果も上がって行くハズなのでしばらくはガマンの時間と自分に言い聞かせ、打ち返しのリズムを大切にして浅ダナの釣りを続けます。1ボール目を1時間ほどで打ち切りましたが、サワリがあるものの全く喰い切らない状況にたまらずセットのセッティングに変更し、様子を伺ってみる事に。前回の椎の木湖釣行で活躍したバラケのブレンドに力玉のセットに切り替えて浅ダナの釣りを続行。しばらくは反応が薄かったものの、30分も打ち返すと力強いサワリから少しずつアタリが出るようになってきました。釣りを開始してからかれこれ2時間が経過し、未だに1枚も釣れてない現状に焦りというよりもどこかむなしさを感じていましたが、10時を過ぎた辺りから水温が上がったのか水面付近にヘラブナの姿がチラホラと見え始め、ポツポツと竿を絞れるようになりました。少しずつ釣果を積み重ねていきますが、11時を回る頃になると今度はカラツンが急激に増え始めます。これまた前回の加須吉沼釣行と同様、バラケにちょっかいを出しているようなカラツンに、1度最初に使っていた両ダンゴのセッティングに戻しますが、結果は変わらず。この状況を整理するために、1度竿を置いて今日の最適解を探します。セットのバラケ(ダンゴ)には興味を示すけれども通常の両ダンゴには喰いアタリが出ない。水温も上がりアグレッシブな魚がチラホラ見えている状況で強いサワリが出ている今の状況ではタナが間違っているとも思えない。・・・となればおそらくは、ダンゴのタッチ感を極力セットのバラケに近づけてみるのが正解だと言えるでしょう。今回使用したバラケのダンゴは、かなりボソッ気が強かったため、最近の釣果データ参考にした1ボール目のダンゴ1度リセットし、ボソ感を全面的に押し出した上記のブレンドパターンを使用した両ダンゴで再度釣りを再開します。

新しいダンゴは正直半信半疑だったので記載した半分の量を試しに作って実戦投入してみましたが、ヘラブナ達からの反応は今までとは全く違う反応となりました。着水してウキが立ってから馴染み始めるまで、しばらく時間を要するほどの強いウケの後、ナジミ際にズバっと入るアタリはことごとくヘラブナの上アゴをとらえるような模範的なアタリばかりで、一気に釣果が伸びはじめます。あまりにも強いウケにダンゴが持たないシーンも度々あり、本ごしらえした3ボール目ではカルネバを少し多めに入れてエサ持ちをアップさせる方向に調整しました。ボソッ気を効かせ、着水と同時に適度に開く特性のダンゴは集魚効果も強く、確実に芯残りするエサは魚にもまれてなかなかナジまない状況でも信頼して喰いアタリを待つ事が出来ました。今までの遅れを取り戻すかのように非常に良いペースで釣果を積み重ねていましたが、13時前にウキの下から仕掛けを飛ばしてしまうトラブルが発生します。スペアの仕掛けを持ってはいましたが、今まで使っていた仕掛けの仕様とは若干違うため、少し迷って同じものをその場で作り直す事に。やっと訪れた時合を逃すまいと焦る気持ちを抑え、家で作る時と同じように、1つ1つの工程をていねいに作りましたが、仕掛けが完成した頃にはヘラブナが散ってしまい、1から寄せ直す事となりました。サワリが復活するまでは基本通りにウキがどっぷりと入ったら切って打ち返し、切って打ち返しを繰り返しますが、ヘラブナからの反応が戻ったのは3ボール目が終わる寸前でした。

問題はここからで、私の管理不足もあってメインとしていたカルネバ、凄麩は3ボール目で使い切ってしまい、予備の手持ちが無い状態でした。両ダンゴの本格的な開幕はもう少し後だろうと高を括り、家の倉庫にスペアの用意はしていなかったのも事実。クラブハウスの売店で買おうにも、破格のお値段は金欠状態の私にとって手の出るものでもありません。いろいろと考えましたが仕方なく手持ちのエサを代用し釣りを続けることに。あれやこれやとブレンドパターンを変更し、エサをいじくりまわしてはみますが、メインのエサを切らしている状態では、カチッとハマっていた3ボール目の釣果再現には遠く及ばず、後半はポツポツと追加するだけの尻すぼみな結果となり、納竿の時間を迎えました。

春の気難しさ全開!! 準備不足に泣いた4月の埼玉県 椎の木湖釣行記の釣果と振り返り

開始から2時間ボーズだった事を考えれば、まあまあ及第点と言えるでしょう。思っていた以上に釣れていなかった周囲に助けられての84人中の7位でしたが、良く頑張った方だと思います。

今回は最初からかなり迷走してしました。途中で上手く釣りを合わせられたものの、仕掛けを飛ばされたり、せっかく合わせた肝心のエサもストックを切らしてしまったり・・・詰めが甘いのは何とも自分らしいなと感じました。釣果3位の方は39枚と意外にも接戦?だったようで、春らしい気難しさ全開のコンデションに惑わされたのは私だけではなかったようです。おこずかいをもらったら、とりあえず直ぐに釣具屋へ走ろうと強く決意した1日となりました(笑)。

★本日のリザルト★

釣果
満足度
おすすめ度

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

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