釣行記

2024/03/19 バラグルセット&ドボンで攻略する早春の海老瀬フィッシングセンター(おばやんち)釣行記

せっかくの休日に釣りに行くなら出来るだけ良い釣果を残したいと思うのが釣り人の性。この時期に有効な釣りと言えば底釣りか比較的浅いタナのセット(あと段底も)が候補に上がります。今日は平日と言うこともあり、せっかくだから数も型も狙える加須吉沼に行こうと考えていましたが、朝起きてみると意外なほど吹き荒れる強風に作戦変更を余儀なくされてしまいました。頭の片隅では底釣りをしたいと考えていましたが、比較的水深と水量のある加須吉沼ではまだ水温の上がり切らないこの時期に底釣りで釣果を残すイメージが持てず、急遽行き先を変更。この辺で底釣りするならおばやんちだろうと、最近では超高難易度でウワサの海老瀬フィッシングセンター(おばやんち)へ、玉砕覚悟で遊びに行くことにしました。

2024/03/19 群馬県 海老瀬フィッシングセンター(おばやんち) フィールドデータ

午前中は少し曇が目立つ天候。北西の風が強く、3月とは思えないくらい肌寒い1日でした。

当日のフィールドデータ

2024/03/19 10:00~15:00
天候:曇りのち晴れ 前日は晴れ
気温:12℃ 前日より2℃上昇
水温:10℃
水質:平常
水量:平常
風 :午前中は北西の風強め。午後からは南西の風

当日の水色。透明度はまだ水温の低めなこの時期らしく少し高い状態でした。

水温は思っていた以上に下がっておらず2ケタ超え!この水温がヘラブナの動きにどのような影響を与えるのか読み解く事が重要です。

今回使用した道具と仕掛けのセッティング

今回使用したドボン仕掛け。前回紹介したモノよりも構造を改良し、ブラッシュアップした事で使いやすさとハリス絡みなどのトラブルが激減しました。

スタート時セッティング

竿:15尺
ウキ:パイプトップ6㎝ボディ
道糸:東レ(TORAY) 将鱗へら ストロングアイ0.8号
ハリス:将鱗へら スーパープロPLUS 上0.4号 ・20㎝ 下・0.4号 27㎝
ハリ:上下・オーナーばり リグル5号 

スタート時は18尺を用いたバランスの底釣りで開始しましたが、振込みにも苦戦する強風にすぐ15尺に変更。振込み精度は改善したものの、バランスの底釣りでは仕掛けが落ち着かず、流されてしまう状況でした。竿の長さを10尺前後まで短くして、釣りの精度を上げようかどうか悩みましたが、仕掛けが流されてしまう現状の状況を早急に改善する事が釣果を上げるために1番大切な要素だと判断し、開始して30分しないうちに、前回同様ドボン仕掛けで釣りを組み立てる事にしました。

本日のエサとブレンド

バラケとして使用した今回のダンゴは、低水温期の喰い渋りに効果的なブレンドを採用。シンプルながら高い実釣性能を持つブレンドは、底釣り用ダンゴとは思えない軽さが武器になります。

最近はとにかく釣れないと聞いていたおばやんちに対し、今日はどことなく弱気なダンゴセッティング(笑)。普段は他のダンゴではアタリをもらえない状況での切り札として使うブレンドを先発登板で使用してみました。

ダンゴの底釣り冬:1(50cc)

バラケマッハ:1(50cc

水:1(50cc

クワセで使用したグルテンは、昔から底釣りで「鉄板」として愛用されていたブレンドを用意。適度な重さがあるいもグルテンにグルテン繊維が強く、軽さが特徴的なα21を適度な比率でブレンドして使います。ヘラブナのアオリに負けないエサ持ちと水中でのふくらみ加減、底釣りに最適な重さは、シーズンを通して効果的です。


いもグルテン:0.75(75cc)

α21:0.25(25cc

水:1.2(120cc

実釣開始

前回のドボン釣行を聞きつけた知り合いからウキを譲り受けました。専用設計のウキではありませんが、コンパクトながら浮力が高くしっかりとした太めのパイプトップは、私のドボン釣りにとてもマッチします。

久しぶりのおばやんち。昨日丸1日吹き荒れた強風で、水温が急激に下がっていないか正直心配でした。魚達が「春」を迎えるには水温だけでなく、日照時間なども影響するのですが、魚達の動きを決定付ける1番の要素はやっぱり水温。この時期の風は水を動かして釣り場全体の水を均等に温めてくれるのでプラス要素となりますが、冷たい北寄りの風は、せっかく温まり始めた水温を下げかねません。スタート直後は釣果を優先してバランスの底釣りで開始しましたが、振込みもままならず、仕掛けを流されてしまう状況に今回も早々ドボンへ変更する事に。普段のおばやんちなら人災もあって長い竿が有効となりますが、今日の釣り座は西風の影響をもろに受けるポジション。当然周囲には他の釣り人はおらず、人災に関しては心配いらないようです。普通なら風の影響を少しでも受けにくい釣り座を選ぶべきですが、ここの場所は底の状態が抜群に良いのか、昨年の同じ時期には自分だけ別次元の爆釣をするなど、個人的には秘密にしたいと思うほどポテンシャルを秘めた釣り座となります。15尺で3本ちょっとの浅めなタナは、外気の影響を受けやすい部分だけがちょっと気がかりですが、知り合いであるおばやんちエキスパートの話では、バランスよりドボンの方が有効となる場面が多いそうです。ドボンは究極の「待ち」の釣りという立ち位置。まるでワナを仕掛け、獲物が掛かるのをじっと待つスタイルは、エサを打ち返すリズムすらも失ってしまいそうですが、キッチリとセッティングを出した仕掛けはちょっとした水中の変化をしっかりと表現してくれます。仕掛けを振込んでしばらくは、手を放していても平気なくらいですが、エサ落ちやサワリが表現されるセッティングは集中すべきポイントがわかりやすいので、集中力が長続きします。サワリが多く出始め、ヘラブナの寄りが確認出来るようになったら上ハリにバラケ、下ハリにグルテンを付けてバラグルセットで仕留める体制に。ウキからの反応を見てエサの大きさや付け方に変化をつけて打ち返す事数回。本日最初の1枚目はキレイな消し込みによってとらえる事が出来ました。

ヘラブナが寄ってきたらエサの大きさや付け方を調整する事が重要。振込み直後に食べ頃となるエサは、興味を持ったヘラブナを確実に仕留めます。

沈黙を続ける満席の対岸の釣り人は、ほとんどがバランスの底釣り。ちょうど風裏となるポジションは釣りやすそうですが、なんとなく魚が遠巻きとなっている印象を受けます。昼を過ぎて13時くらいまでは反応も乏しく、時間/1枚ほどのペースでしたが14時を迎える時間になると突然の時合突入となりました。振り込んでオモリが底に着いた瞬間にサワリが出始め、アタリはキレイな消し込みかウキが寝てしまうほどの強烈な喰い上げばかり。一時的に連発で竿を絞るほどの活性がありました。数回ハリスを飛ばされるほどアクティブなヘラブナ達は型も申し分無く引きもパワフル。午前中はどうなる事かと思いましたが、後半からは予想以上に釣果を残す事が出来ました。

バラグルセット+ドボンで攻略する早春の海老瀬フィッシングセンター(おばやんち)釣果と振り返り

先週末おばやんちに遊びに行った知り合いはバランスの底釣りを1日やり通して3枚の釣果だったそうです。今回は平日釣行のブーストと釣り座のポテンシャルを上手く味方に出来たと思います。

釣れた?と聞かれれば思ったよりも釣れた!というのが本音ですが、本心としてはもう少し釣りたかった。と言うのが正直な答えです。バージョンアップしたドボン仕掛けも好調で、おそらく今日はバランスよりもドボンの方が有効だったのではないか?と感じます。桜が開花する頃になれば、底釣りよりもセットの方が効果的になってしまうので、今のうちに底釣りをやり込み、自身のスキルアップにつなげられればと思います。

★本日のリザルト★

釣果
満足度
おすすめ度

最後までお読みいただきありがとうございました。

★おばやんちでの釣行記はコチラ★

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