Second Life でのハウジング part 9 (end)

pics by : Me - taken at Bellisseria
※画像は本記事との関連はありません。
土地を持たない家も持たない、そして借りない。SkyBOXも No Thanks! だけどハウジングを楽しんでみたい。やってみると癖になりそうなホームレス生活のいろいろを探してみるという第6の選択です。

その6:ホームレス生活いろいろ

いくつかは「良くない行為」なので知識レベルで留めておいてください。

サンドボックス民

文字通りにサンドボックスSIMに家を設置して居座るというもの。自動返却となる時間直前に同じものを再度REZして古い方のオブジェクトは自前で破棄することでログに残らない。

空き地ハンター

Mainland で "abandoned land" となっているけれど、土地区画への REZ が可能となっている場所を探してその区画に住み着くというもの。 Linden 側で対処されない限りずっと使える。なぜ、そうなるかは土地区画を放棄する前に「誰でもREZ可能」な設定にしたあとで土地区画を放棄すると REZ 可能な空き地になる。

空き地ハンター(別ver)

Mainland で "protected land" となっているけれど、土地区画への REZ が可能で自動返却なしとなっている場所を探してその区画に住み着くというもの。 要するに Linden 側での設定ミスな区画を狙うもの。既存の旧大陸ではほぼ潰されたと思われるが新規追加のSIMがあったときにチェックすると見つかるかも知れない

空き地ハンター(高度)

Mainland で "abandoned land" または "protected land" となっていて、土地区画への REZ は不可だけど自動返却なしとなっている場所を探してその区画に住み着くというもの。 オブジェクトの侵入 ができる状態が前提。同じSIM内で別のREZ可能な区画でアイテムをREZして後に座標を移動させてその位置まで持ってくるという手はず。

勝手に居座るリソース泥棒

他人の所有地で REZ が可能で自動返却なしとなっている場所にこっそりと家を建てて住み着くというもの。人の出入りが少ない場所が狙われる。空中に住み着くので気が付かない場合が多い。使えるリソースの残りや何故だかトラフィックがあることでなんとなく気がつく場合がある。

勝手に居座るリソース泥棒(高度)

SIM内で使えるリソースは、SIM内に所有している区画の総合計なので、メインとなる区画でリソースが足りなくなったときに飛び地の区画を追加してリソース不足を補うことがある。あるいは、たくさんの飛び地を所有している場合に気をつけたいのが、どこかの飛び地だけ REZ 可能になったままというパターン。そこを狙って住み着くが、使えるリソースは全区画の総合計なので、飛び地の区画のリソース割当を超えて消費されたりする。また、飛び地だと何かを置かれても気が付きにくい。

無賃宿泊

レンタルの完成品の家やレンタルの区画に家が付いているタイプで、賃貸料金を払わずに住み着くというもの。大抵は専用のグループでないと REZ できなかったり、家財が反応しなかったりと設定がしっかりされているが、設定の甘いレンタル屋だと空き家を勝手に使われることもある。

無賃宿泊(別ver)

レンタルの区画で 借り手が居ない状態で 何故だか REZ 可能で自動返却なしとなっている場所に、賃貸料金を払わずに住み着くというもの。この場合、空中に家などをREZして使い込むので地表からは何も無いように見えるので気が付きにくい。また REZ はグループ専用としていても、以前にレンタルしていてグループから抜けなかった人や別の場所をレンタルしている人が勝手に使ったりする場合もある。

Rez ZONE民

Mainland で各所にある Rez ZONE を庭のように活用する人たち。サンドボックスのように人の出入りが無いので静かに過ごせる。面積は狭いものの、使えるリソース量はSIM全域の残りの合計なので何でも Rez できる。面積は狭くても Rez ZONE にルートプリムが収まるようにして空中に大きな家屋を Rez し、別アカウントのアバターを座らせておけば消えること無く使えたりする。

INFO HUB民

Linden 管轄の INFO HUB では何も出来ないけれど、一般ユーザー管理のSIM にある INFO HUB は、いろいろと設備もあるところもある。(それ故に一般SIMでの INFO HUB は治安が良くない場所も少なくない) 持ち家のハウジングではないけれど、テレポートでのHOME に設定した地点を 家のように使っていることもあるってところ。 INFO HUB に多くの人が居ても殆どが棒立ちアバターですけどね・・・。見渡すと少し離れた場所に屯している人達も居ることに気がつくでしょう。

LDPW 施設への定着民

Mainland で各所にある LDPW 謹製の公的施設は、ちゃんと家のように家具も揃っている場所も結構あります。近くには Rez ZONE も完備していることが多く、なんとなく過ごすには快適。自分の持ち込み家具などは使えないけれど、のんびりと過ごせればいいやーって感じで自宅のように使っている人たちも居たりする。狩りゲーだったら、この狩場に行くといつも居る奴って感じかな。

ベータ鯖(テスト鯖)民

Aditi グリッド = ベータ鯖(テスト鯖) では、何かの新機能のテスト用途でのサンドボックスが随時用意されます、それらは新機能のテストが完了するまで放置というかリセットしないというのが慣例なので、そこに家を建てて住み着くというのも、いつ消えるか分からないというスリルとリスクも味わえていいかもね。



あとがき

「Second Life でのハウジング」シリーズは、これで終わりです。
思いつくことをあれこれ綴っていたらこんなに長い記事になりました。それだけ Second Life は奥が深いというよりは複雑で難解なのでしょうね。少しでも誰かの参考になればと思います。

肝心の家を建てるってフェーズが無いじゃんってところについては、家も単なるオブジェクトの1つなので、見た目が家の形をしているだけで、そのアイテムをその場に置くって行為が家を建てることになります。 Second Life で用途が決まっているアイテムというのはアバターのシェイプとかスキンとか基本のアバター部品と最近だと照明などの環境を定義した設定ファイルなどで種類はごく僅かしかありません。ほとんど、それら以外は衣料品なども単に「オブジェクト」です。家はマーケットプレイスで探すのが色々と見られるので便利です。完成品の家屋を購入するなら、Buildings and Other Structures のカテゴリーから。自分で家屋を造るなら Building and Object Components のカテゴリーから使えそうな部品を探すことになります。

オブジェクトが自動車の形をしているから自動車、家の形をしているから家なのですが、それは見た目だけなので自動車として使うためには乗物のスクリプトを入れて動作するようにしなければ乗物にはなりません。同様に見た目がそうであるだけなので、家に乗物のスクリプトを入れれば「乗れる家」というものが作れます。

Linden Homes での Houseboat は係留状態のデザインで動きませんが、実際に乗物として運転できる Houseboat の例


Second Life でのハウジング part1, part2, part3, part4, part5, part6, part7, part8, part9

2025/02/27

Posted by まゆみ.H
X B f B! P L

Search (in blogs)

Featured

今も続くアバターの身長問題。身長=158cmは子供ですか、そーですか。

もともとリアルサイズなアバター故にアジア圏以外が主催のSIMなどでは低身長として扱われることも少なくなかったのですが、さほど気にせず自分の好みの見た目として楽しんでいました。ところが、先日、とあるSIMを訪問した時に「身長が5フィート以下だから子供は帰りなさい」というメッ...

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス

template by QooQ