アーユルヴェーダにおけるヘナの効果は?ヘナの使い方と白髪対策のポイント

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ヘナの効果、メリット・デメリット

白髪や薄毛、抜け毛など、頭髪の悩みは年齢とともに増えていきます。

市販のヘアカラーや育毛剤などを使っても、なかなか効果が出なかったり、副作用が心配だったりしますよね。

そんなときにおすすめなのが、ヘナです。

最近では日本でも白髪染めやヘアカラーリング剤として、お馴染みになってきました。

この記事では、アーユルヴェーダにおけるヘナの効果についてお伝えします。

また記事後半では、ヘナの使い方と白髪対策のポイントについても、ご紹介しています。

ヘナとアーユルヴェーダで、健やかな髪を目指しましょう。

目次

アーユルヴェーダにおけるヘナの効果は?

ヘナ

ヘナは、主にインドや北アフリカで栽培されるミソハギ科の植物である指甲花(ヘンナ)の葉を粉末状にした天然の染料で、パウダー状になって市販されています。

ヘナは白髪染めに効果的であり、自然な髪の色を保ちながら白髪を染めることができます。

ヘナの葉

ヘナの歴史は古く、紀元前から肌や髪の染料、薬草として使われてきました。

アーユルヴェーダの古典書の中にヘナは登場していませんが、インディゴやハーブを使ったシローレーパという浄化法がありました。

シローレーパでは、ハーブのペーストをたっぷりと頭皮に湿布していきます。

ちほ

最近のアーユルヴェーダの書物では、ヘナが紹介されているのものが増えています。

ヘナの特徴は、その成分にあります。

ヘナの葉に含まれる主成分は「ローソン(ローソニア)」と呼ばれるオレンジ色の色素を含んでいおり、ローソンが髪のキューティクルに浸透し、髪の内部に色素を形成することで、白髪を染める効果を発揮します。

さらに、ヘナは化学物質を一切含んでいないため、髪や頭皮に優しい染料として注目されています。

化学染料によるダメージや刺激を気にする方や、敏感肌の方でも安心して使用することができます。

鮮やかな赤みや茶色のトーンが特徴であり、髪にツヤを与え、自然な仕上がりになると評価されています。

このように、ヘナは古くから使われてきた自然な染料であり、白髪に効果的な染料として広く利用されています。

ヘナの効果と特徴

ヘナには、以下のような効果・特徴があります。

  • 天然の染料なので、アレルギーや刺激が少ない
  • 髪の毛をコーティングすることで、髪のダメージを補修し、ツヤやハリを与える
  • 髪の毛の成分であるケラチンと結合することで、色持ちが良い
  • 赤みのある茶色やオレンジ色に染まる
  • 抗菌・抗炎症・抗酸化作用がある

ヘナのデメリット

ヘナのデメリットと注意点には以下のようなものがあります。

ヘナ特有の臭いがある

ヘナには、通常のヘアカラー剤とは違った、草木っぽい独特の臭いがあります。

翌日以降は、気にならなくなる場合が多いですが、臭いに敏感な方は、独特の香りが気になってしまうかもしれません。

パーマがかかりにくくなる

ヘナは髪の毛の表面に膜を作る性質があり、髪の毛のうねりなどの癖を減らす一方、パーマがかかりにくくなってしまいます。

カラーバリエーションが少ない

ヘナは白髪染めには効果的ですが、色の変化が限定されます。

また、脱色作用がないため黒髪を明るくする事はできません。

白髪の量が多くオレンジ色のヘアが気になる場合は、インディゴを重ねて、カラーの調整することもできます。

染める手間と時間

ヘナは白髪染めには効果的ですが、染める手間や時間がかかることがあります。

ヘナのパウダーを混ぜる作業や髪に塗布する作業に時間がかかるため、忙しい方には向かないかもしれません。

また、色素の定着に2~3日かかり、その間は色が落ちやすいです。

ヘナの色落ちを防ぎ、よりヘナの色素を定着させたい方は、2~3日は、湯シャンにするなど、シャンプーを控えましょう。

染まり具合の個人差

ヘナの染まり具合は個人差があります。

髪の状態や白髪の量によって染まり具合が異なるため、自分に合った使い方やヘナの選び方を試行錯誤する必要があります。

ちほ

ヘナが初めての方は、ヘナショックと言って、髪の毛に軋みを感じる事があります。


ヘナショックは、収斂作用により髪の毛が引き締まり過ぎることによる反動です。

ヘナが初めての方は、信頼のおける美容室の利用をおすすめします。

ヘナのメリット

ヘナのメリットには以下のようなものがあります。

自然な染め色

ヘナは天然由来の染料であるため、髪に自然な色を与えます。

化学染料とは異なり、髪に自然なトーンをもたらし、鮮やかな色合いを楽しむことができます。

また、ヘナが髪に浸透することで、髪にツヤを与え、自然な仕上がりになると評価されています。

ヘナを使うことで、ハリ・コシ・ツヤが出て、くせ毛なども落ち着きやすくなるといった効果があります。

そのため、ヘナをカラーリングだけでなくヘアトリートメントを目的として使う方も増えています。

頭皮への優しさ

ヘナは頭皮に刺激を与えず、化学物質を含まないため、通常のヘアカラーや白髪染めだと頭皮がかぶれる方やアレルギーを持つ方にも安心して使用できます。

ヘナは天然成分のみから作られており、化学物質を含んでいないため、頭皮に刺激を与えずに、髪と頭皮の健康を保ちながら染めることができます。

特に敏感な頭皮を持つ方やアレルギー体質の方にも、安心して使用できる選択肢となります。

また、抗菌作用があり、フケや頭皮のかゆみを抑える助けになります。

色持ちの良さ

ヘナは髪に浸透し、色持ちが良いとされています。

ヘナは髪の内部に色素を形成するため、その色が徐々に退色していく過程で、根元との色ムラが目立ちにくく、自然な仕上がりを長く楽しむことができます。

また、ヘナは髪に浸透することで髪のコーティング効果をもたらし、髪にツヤを与える効果もあります。

ヘナにもデメリットはありますが、自然な染め色、頭皮への優しさ、色持ちの良さなど、ヘナの効果とメリットにより、ヘナは多くの方に支持されています。

以上が、ヘナの効果と特徴、メリット・デメリットについての解説でした。

ちほ

自分で好きな時にいつでもできるのも魅力の一つです。

アーユルヴェーダにおけるヘナの使い方

ヘナを使うことで得られるメリットは数多くありますが、ここではヘナを使う際のポイントと白髪対策の方法について解説します。

白髪の悩みに効果的に対処するために、ヘナと特定のハーブブレンドを組み合わせて使うことを推奨している場合がよくあります。

ヘナを使った白髪ケアは、以下のステップで行います。

1.ヘナの選び方

信頼できるメーカーや販売店で、高品質なヘナパウダーを購入しましょう。

市販のヘナ製品には、品質に差があるため注意が必要です。

天然ヘナと名乗りながら、染まりを良くするために少量の化学染料を混ぜたものもあります。

ちほ

わたしはIPMのヘナを使ってます。

2.ヘナの混ぜ方

ヘナパウダーに適量の水を加えてペースト状にします。(ハーブティーなどで混ぜる方もいます。)

このとき、温かい水を使うとより染料が発色しやすくなります。

混ぜる際は均一になるように丁寧に混ぜましょう。

3.髪の前処理

ヘナを使用する前によく髪をブラッシングし、余分な油分や汚れを落とすことで染まり具合がよくなります。

4.染める手順

髪をセクションに分け、根元から毛先に向かってヘナを塗布します。

手袋を使用し、ペーストを髪全体または白髪部分に均等に塗布します。

刷毛を使うと塗りやすいです。

ムラなく塗るためには鏡を使用したり、他の人の手助けを受けることもおすすめです。

5.染まり時間とケア

塗布後、ラップなどで髪を覆い、一定時間放置します。

この時間が長いほど色が濃くなります。

ヘナの染まり時間は個人差があります。

時間が経ったら、シャンプーやコンディショナーは使わずに、ぬるま湯でヘナを洗い流します。

以上が、ヘナの使い方についての解説でした。

ヘナを使用する際は、自分の髪の状態や白髪の量を考慮し、適切な方法で使用することをおすすめします。

ヘナでアレルギーを起こす場合もまれにあるため、必ずパッチテストをしてから使いましょう。

ちほ

ヘナだけでなく、インディゴを重ねて使うと、落ち着いた印象のカラーになります。

アーユルヴェーダの白髪対策のポイント

アーユルヴェーダでは、心身のバランスを整えることで、健康的な髪を育むと考えられています。

白髪対策には、以下のポイントが重要です。

1. 生活習慣を整える

  • 規則正しい生活を心がけ、十分な睡眠をとる。
  • ストレスを溜めない。
  • バランスのとれた食事を心がける。
  • 適度な運動をする。
ちほ

白髪の原因の一つは、ドーシャの乱れであり、ドーシャを整えることで、白髪にも効果を発揮します。

>>>アーユルヴェーダのドーシャについてはこちらの記事で詳しく説明しています。

2. 頭皮をマッサージする

頭皮の血行を促進することで、髪に必要な栄養素が行き渡りやすくなります。

3. ハーブを使う

アムラ、ブラーフミー、トリファラなどのハーブが、アーユルヴェーダでは白髪予防や髪質改善に効果があるとされています。

4. ヘナを使う

ヘナは、白髪を自然な色に染めるだけでなく、髪の毛に栄養や保湿を与え、髪を保護する効果もあります。

また、ヘナに含まれるローソンという成分は、メラニン色素の生成を促進することで、白髪の予防や改善にも効果があります。

5. 化学物質を避ける

カラーリング剤やパーマ剤などの化学物質は、髪を傷め、白髪を促進する可能性があります。

また毎日使うシャンプー・リンスも髪に優しいものを選びましょう。

アーユルヴェーダにおけるヘナの効果は?ヘナの使い方と白髪対策のポイント まとめ

この記事では、ヘナの効果とメリット・デメリットだけでなく、ヘナの使い方と白髪対策のポイントについて、ヘナとアーユルヴェーダが白髪とヘアケアに効果的な理由についてもご紹介してきました。

ヘナは古くからヘアケアや染料として利用され、髪を優しく染め上げるだけでなく、頭皮にも優しい働きをします。

髪の毛を健康的に保ちながら、髪を染めることができるため、多くの人々に支持されています。

ヘナとアーユルヴェーダに基づくヘアケアは、白髪対策としてだけではなく、健康的な髪を保つためにも効果的です。

ぜひこれらの方法を試してみてくださいね。

ヘナを継続することで、ハリ・ツヤのある美しい髪の毛に生まれ変わっていきますよ。

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この記事を書いた人

ちほのアバター ちほ ナース・ヨーガ療法士

札幌在住のアラフィフ主婦。
心地よいを大切に!セルフケアを身につけて人生楽しみましょう♪
ヨガとアーユルヴェーダの知恵をお伝えしています。

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