日能研の2025結果R4が出ましたので、このブログで個人的に注目していた学校について振り返りたいと思います。
※なおこのブログで注目しているのはあくまでボリュゾ共学校なので、上位校・難関校・男女別学校のお話はありません。
まずは埼玉。
開智所沢が開智本校を上回るとんでもない結果を出しておりますが、多分この学校についてはきっとこのブログじゃなくても他所の色々なところで検証があるでしょうからここで詳しくは触れません。予想R4で既に肩を並べてはいましたがまさか栄東を超えてくるとは思いませんでした。(まあ小野さんの目論見大成功!という感じですね)
さて、今回このブログで注目した埼玉のボリュゾ校は埼玉栄でした。
◆最終予想R4→結果R4
①医難進 47→46
②医難 50→51
③医難進 43→45
④医難 44→48
⑤医難進 41→41
3つの入試回で結果R4が上がりました。色々ありましたが学校のブランド力は変わらずということでしょうか。④は予想R4から4ポイントの差ですが確かに応募倍率が一番高かった日です。(実質倍率はどの回もそこまで大きく変わりなし)
次に千葉。
この学校で何かあったわけではないですが偏差値急上昇・下剋上校として個人的に注目していた昭和学院の結果R4はこちらです。
◆最終予想R4→結果R4
アドバンスト(特待生) 52→53
適性検査型 51→51
国語一科 50→50
算数一科 50→47
アドバンストだけ見たらついに茨城の進学校代表・江戸取(東医難)の偏差値(52)をも抜いちゃったんですね!ただ江戸取は4科(または2科)+英語が必須、昭和学院アドバンストは英語選択可での最低2科目(または+理社の4科)なので、負荷が全然違い偏差値だけでは比べられないのですが。
逆にこれらの入試方法の中では算数一科入試の応募倍率が高かったので、もしかしたら算数一科の結果R4は上がるのかな?と思っていましたが結局実質倍率は去年から結構下がったようで意外にも偏差値が3ポイント下がりました。これは他の入試方法より算数一科入試での合格者を多数出したからのようです。
ここは各入試ごとではなく全入試方法ひっくるめての定員数しか開示していないので、どの入試で何人合格が出るかは終わってみないと分からないのですよね。
うーん、受験ってやっぱり水物…
※実質倍率は市進の入試速報から
そして神奈川。
先日最終回を迎えたドラマ『御上先生』でも監修を務めた元校長の工藤勇一さんが突然の退任でいなくなり、応募者激減となった横浜創英はどうなったのか。
◆最終予想R4→結果R4
①45→43
②48→46
③48→結果無し
④46→結果無し
前半の結果R4はそれぞれ予想から2ポイント下がり、後半に至っては結果R4が出ていません。
日能研では受験者及び合格者がある人数を下回ると結果R4が出ませんから、日能研からの受験者または合格者がかなり少なかったのでしょうか。くりあげくんで各塾毎の合格者数を確認してみようと思ったらサイトが見られなくなっていました…どうしたんだろう?(※なお2024年の結果R4は予想R4に載っていた全回分が掲載されていました)
それでも2/1入試の①については2023年の結果R4よりもまだ高いので、去年の人気が異常すぎただけでそこまで人気が落ちた、というほどでもないのかなと思います。実際こちらも市進のサイトによると全ての入試回で実質倍率が3倍を超え、2/6入試に至っては男子15倍、女子49倍ととんでもないことになっていました。
なお神奈川でもう一校注目していた桐蔭学園。ここも応募者激減となっていましたが…
◆最終予想R4→結果R4
①前 51→51
①後 55→52
②56→52
③52→54
2/5入試の③が2ポイント上がり、午後入試の①後と②は大きく偏差値を下げました。例の事件が影響しているのかどうかはわかりませんが、やっぱり実質倍率が2倍を切ると偏差値がダダ下がるというこの話は正しかった…
ということで
- 学校で問題が起きても絶対に人気が下がるというわけではない(学校のブランド力?逆に学校の誠意や今後良くなるという確信が得られなければ人気は下がる?→偏差値が下がる?)
- 応募倍率が高く人気に見えても、実質倍率が2倍を切れば人気があろうがなかろうが偏差値は大きく下がる(昭和学院の算数一科も結果的に実質倍率が2倍を切ってます)
というのが感じられた結果R4となりました。
埼玉、千葉、神奈川を振り返りましたが長くなってしまいましたので東京編は次回!