盛岡・南昌荘のひなまつり

南昌荘のひなまつり イベント

歴史と伝統が織りなす 南昌荘のひなまつり 3/3まで

南昌荘は2000年4月29日公開以来、盛岡市や岩手県内外、海外からの訪問者に愛され、四季折々の庭園や伝統建築が好評です。
ひな祭り、展示会、お茶会、コンサートなどのイベントや、結婚式の前撮り等で利用され、日常を離れた穏やかな時間を提供。2007年にはNHK「どんど晴れ」の舞台にもなり、老舗旅館の趣を味わえる場所として親しまれています。

大広間に飾られた雛飾り
大広間に飾られた雛飾り

100体以上ものひな人形が華やかに飾られた大広間

春の訪れを祝うひな祭りにちなんで、南昌荘の大広間では100体以上のひな人形が華やかに飾り付けられています。
色とりどりの衣装をまとった人形たちは、古き良き日本の春の風物詩を今に伝え、訪れる人々を魅了します。
広間いっぱいに広がる人形の世界は、見る者を時代を超えた旅へと誘います。

大広間に飾られた雛飾り
大広間に飾られた雛飾り
大広間に飾られた雛飾り
大広間に飾られた雛飾り
平安貴族のひな祭りを再現した雛飾り
平安貴族のひな祭りを再現した雛飾り

豪華絢爛な衣装を身につけた御殿雛

中でも注目を集めるのは、豪華絢爛な衣装を纏った御殿雛です。
細部にわたるその装飾の精巧さは、職人の高い技術と長い時間をかけた情熱の証。
これらの御殿雛は、ひな祭りの本来の意味を今に伝える貴重な文化財として、訪れる人々に深い感銘を与えます。

豪華な衣装の御殿雛
豪華な衣装の御殿雛

ひな人形について

南昌荘のひなまつり展では、江戸時代から現代までの様々なひな人形が展示されています。

江戸時代の享保雛

江戸時代の享保びな
江戸時代の享保びな

江戸時代初期に流行した享保雛は、細部まで精巧に作られたひな人形で、着物の柄や色使いが特徴的です。当時の文化や技術を色濃く反映しています。

明治時代の京雛
明治時代の京雛は、京都で作られたひな人形で、西洋の影響を受けつつも日本の伝統美を守っています。豪華な衣装と鮮やかな色彩が特徴で、新しい時代の感覚を表現しています。

現代作家の創作雛
現代の作家による創作雛は、伝統にとらわれない自由な発想で作られます。新しい素材やデザインが用いられ、現代の技術や感性を反映した作品が多いです。これらは、ひな人形の新たな可能性を拓いています。

岩手県内のひな人形
岩手県内で作られるひな人形は、地域の文化や伝統を基にした作品です。地元の素材を使い、手作りの温もりが感じられるひな人形は、家族の幸せを願う思いが込められています。

これらのひな人形は、時代や地域、作家によってその特色が異なりますが、共通しているのは、ひな人形が持つ文化的な価値と、見る人に喜びや安らぎを提供する点です。
江戸時代から現代に至るまで、ひな人形は日本の四季の風物詩として、また家族の絆を象徴するアイテムとして親しまれ続けています。

邸内に広がる南昌荘のひな祭り

邸内からの庭園のながめ

南昌荘は、明治時代の1885年頃に、この地域出身の実業家である瀬川安五郎によって建てられた美しい邸宅です。
ここには、散策が楽しめる池泉回遊式の庭園があり、かつては原敬をはじめとする多くの著名人が訪れた場所でもあります。

この歴史ある邸宅では、春になると雛人形を飾り、訪れる人々に春の訪れを感じさせる特別な展示を行っています。
南昌荘を訪れることで、美しい雛人形を愛でながら、時が止まったかのような古い建物と名勝の庭園をゆっくりと眺めることができます。
まるで時代を超えて、明治時代の春を先取りするかのような、特別な体験を提供しています。

邸内に飾られる南昌荘のひな祭り
邸内に飾られる南昌荘のひな祭り
邸内からの庭園のながめ
邸内に飾られる南昌荘のひな祭り

<基本情報>

項目内容
期間2024年2月7日(水)〜3月3日(日)
会場南昌荘
住所〒020-0875 盛岡市清水町13-46
時間10:00〜16:00
休館日月・火曜日
入園料大人/300円、小・中学生/150円
問合せ019-604-6633
催し物◎2/17(土)13:00~14:00 山口流 篠笛\n
◎2/18(日)14:00~15:00(13:30開場)
 日本舞踊若柳流 春の舞
HPhttps://www.iwate.coop/

<アクセス/Google Map>

春を彩る盛岡と花巻のひな祭りイベント
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