ラピート30周年の節目に過去10年のラッピングを振り返る | まだだ、まだおわらんよ・・・

ラピート30周年の節目に過去10年のラッピングを振り返る

 

ラピートは全6編成、そのうちラッピング車は1編成だけとかまったくいない時期もありました。

 

そんな中、

今年に入ってにわかに賑やかになってきたので、当初アフターコロナによるインバウンド需要の回復、そこに万博の宣伝がたまたまかさなったから、

くらいに思っていたところ、

 

このセレッソ号を見てラピートが今年で30周年の節目の年だったことに気付きました。

これは同時に関西国際空港開港30周年も意味します。

 

思い返せば今から10年前にもこんな時期がありました。、

20周年のロゴ。

 

それまでにも車体サイドの窓下の裾にCM広告的な部分ラッピングはあったものの、本格的な企業コラボによる全面ラッピングはこの時が初めてだったような気がします。

 

まずはなんといっても

機動戦士ガンダムUCとのコラボ、同タイトルのepisode7「虹の彼方に」の劇場公開にあわせて運行された、

 

赤い彗星の再来 ネオジオンバージョン。

 

赤い彗星じゃなくて赤い彗星の再来。

 

ここでシャアの台詞をブログタイトルにしている身として言わせてもらうと、(最近はガンダムのことなんてほぼ書いてないんだからいい加減タイトル変えろって話ですが…)

 

個人のSNSはまあ仕方ないとしてメディアまでよく間違えて紹介されているのですが、

このラッピングのモチーフであるガンダムUCの時代ではシャアは既に故人で厳密にはシャアのクローンであるフル・フロンタル専用なんです。

ジオンはもとよりネオジオンのサザビーですらこれとはロゴ(国章)が違います。

 

ミネバ・ラオ・ザビ殿下の席まで用意されていたという凝りようでした。

 

柵がかかってますが、空港から連絡橋を渡り切ってきたところを。

 

これまで青いイメージしかなかったラピートの車体全体を真っ赤に染め(貼り)あげ鮮烈な印象を残してくれました。

 

その年のうちに今度は、

 

関西空港を拠点とするLCC、

ピーチアビエーションとのコラボ、

 

Peach×ラピートハッピーライナー、

ここまでが20周年記念のもの。

 

ところでセレッソも10年前は20周年だったはずなのですが、その時はラピートとのコラボはありませんでした、

 

そこでこういう写真を見つけました、

セレッソは20周年ではフィアットとのコラボをやっていました。

フィアット、南海共に自身にとっての愛すべき大切な移動手段ですのでなにかうれしく思います。

 

話しを戻してその翌年2015年には、

スターウォーズシリーズ第7章、シークエルトリロジー序章である「フォースの覚醒」公開にあわせてのコラボ、

 

スターウォーズ フォースの覚醒号。

 

こちらもシャアとフロンタル同様、カイロ・レンとダース・ベイダーを混同している記載を目にします。

長く続くシリーズで続編や派生作品となるとそうなりがちなのは仕方ないことかも知れません。

 

その後少し開いて2021年、

すみっコぐらしとのコラボ、

 

こちらはボディサイドはすごく気合の入ったフルラッピングですが、顔の部分は今回のセレッソ号やMOB号と同じ地色を残したまま。

 

その代わり高野線の通勤車両の1000系は顔までフルラッピングになっていました。

そういえばすみっコぐらしのラッピングって京急も阪急も1000系(形)でしたね。

 

この時はこのラッピングに乗車しスタンプラリーをまわったりしたことで特に愛着がわいたこともありNゲージも購入。

 

ラピートのラッピングはこれ以外にも、

万博が決まる前の誘致PR(2018)やキン肉マン(2019)、最近では韓国のアイドルグループSEVENTEEN(2022年)といったものもありました。

 

 

また、20周年の2014から2015年にかけてはラピートのみにとどまらず高野山や和歌山方面行きの列車でもラッピングが目白押しでした。

 

まずは、

南海電鉄創業130周年記念で施された10000系のデビュー時の復刻カラー、

「懐かしの緑色」の特急サザン。

 

同時にこの復刻カラーはこの片開き扉7000系の引退前の最後の花道でもありました。

 

時を同じくして高野山開創1200周年での高野線特急こうやへのラッピング。

こちらは120年じゃなくて1200年、

千年前といえば光る君への紫式部や葬送のフリーレンの大魔法使いフランメレベルの過去(例えが変…)。

 

30000系の紫と赤、31000系の黒の3編成がいました。

 

このように20周年の翌年に130周年と1200周年が揃って走っていました。

 

またこの年にはこんな変わりダネも、

当時人気だった「妖怪ウォッチ」とのコラボ、

この少し前には東映戦隊モノの「トッキュウジャー」のコラボラッピングもありました。

いずれも今は閉園となった沿線のみさき公園でのイベント絡みでした。

 

そしてちょうどすみっコぐらしと同時期の2021年

HYDEサザン

和歌山観光大使でもあるHYDE氏とのコラボ。

 

これまでいろんな色にラッピングされてきたラピートですが、意外にも昔の南海のイメージカラーである緑にはなったことがないので一度見てみたい気がしますね。

 

 

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