占星術

2024年5月8日 牡牛座の新月

2024年5月8日は、牡牛座の新月です。早いもので、4月8日に皆既日食をむかえてから、あっという間に一月がたってしまいました。北米での日食の影響は、半年くらいは続くので、まだ、注意深く見守っていく必要があります。日本は、ゴールデンウィークを無事終えて、比較的穏やかな一月間だったと思います。しかし、表向きは穏やかでも、星の動きは活発で、世の中の流れは確実に変わっていくように見えます。

まず、日本の新月図からみます。日本では、午後12時21分に新月を迎えるので、太陽と月が、日中、非常に高い位置に上っているときに新月を迎えます。MCに最も接近しているのは、牡牛座の木星で、天王星、太陽、月も、MCに近い位置にあります。

2024年5月8日午後12時21分 東京 heliocentric占星術 (freehorocharts.com) にて作成

アッセンダントの近くには、重要な惑星はありませんが、小惑星のジュノーが最もアッセンダントの近くにあります。ジュノーには、地震や災害をあらわす星でもあるので、注意は必要です。ただし、国土の状態をあらわす4ハウスに星が入っていません。また、ジュノーは牡牛座の金星と安定の角度をとっていうので、それほど大きな災害にはならないと思います。

9ハウスの牡牛座には、太陽、月、金星、木星、天王星と、重要な5つの天体が入っています。このうち、木星、天王星、太陽、月はかなり接近しています。9ハウスは司法や高等教育をあらわす場所であり、また、MCに最も近い木星も同様に、司法や法律、宗教など、社会的な権威をあらわします。

ちょうど、4月24日の満月図で、9ハウスの土星が入って、MCに接近していました。満月の少し前、4月17日は、ワクチンの被害にあった人たちが、国を相手に集団訴訟をおこしています。この流れは、今月にも引き継がれていき、さらに、司法や医療などの専門教育の在り方が、注目をあびることになりそうです。太陽と月は、土星とベスタと三角形を描いているので、国が被害を被った人たちに、どれだけ誠意をもって対応したか、これから対応できるかが、ポイントになっていきます。

9ハウスの次に、星が集まっているのが、8ハウスの牡羊座です。牡羊座には、水星、火星、小惑星のキロンが入っています。火星は、水瓶座、5ハウスの冥王星と調和の角度です。アッセンダントが乙女座なので、乙女座の支配星である水星と、牡羊座の支配星である火星は、通常以上に大きな力をはっきします。

8ハウスは、国の財政状態、とくに外国とのお金のやりとり、株式市場などのグローバルなお金の動きをあらわします。冥王星のサポートを受けている火星が爆発的な力を発揮するので、金融マーケットは活発な取引が期待できます。とくに、水星が象徴する、最新のテクノロジーや情報サービスなどが、大きな注目をあびます。しかし、堅実な経済市場を反映しているというよりも、投機的でやや暴走気味な動きになるので、注意も必要です。

太陽、月、金星、木星、天王星の5つの天体が入っている牡牛座は、物質社会、豊かさをあらわします。お金の供給量がふえて、よりインフレが進みそうです。インフレが進むと、物価があがるので、消費者目線では、ちっとも豊かさを感じられないかもしれません。しかし、社会全体では、お金の供給量は増えているのです。天王星が木星を刺激しているとき、私たちは、物質的な豊かさは何なのか、根本的な価値観の変革をせまられています。

続いて、 アメリカの新月図をみてみます。アメリカは、ワシントンDCの現地時間で、5月7日の午後22時21分に新月をむかえます。

2024年5月7日午後22時21分 ワシントンDC heliocentric占星術 (freehorocharts.com) にて作成

アメリカも牡牛座と牡羊座に、星が集中している状況は、日本と同じですが、時差があるので、ハウスが異なってきます。アッセンダントとMCの近くには、重要な惑星はありませんが、MCの反対側、ICの位置と、ほぼ同じ場所に、火星がのっています。4ハウスとの境界、ICは国土の状況をあらわすので、かなり注意が必要です。災害というようりも、移民の増加や、犯罪にあう危険性、安全な日常生活が脅かされるリスクなどが、問題の焦点になりそうです。

アッセンダントは射手座で、周囲にメジャーな惑星はありません。射手座の支配星は木星なので、6ハウス、牡牛座にいる木星の影響が強くなります。

木星と天王星が入っている、6ハウスは、軍事や雇用の状態をあらわします。ちょうど、アメリカは、ウクライナの追加支援を決めた直後なので、軍事関連の金銭的な支出が大きくなるでしょう。

税収入や、国内的な経済状況をあらわす2ハウスに、冥王星が入り、牡羊座の火星と調和の角度をとっています。国の借金はますます膨れ上がりそうですが、冥王星がサポートしているので、なんとかなるでしょう。

今回の新月は、木星が牡牛座に入っている間の、最後の新月です。牡牛座は金融の星でもあるので、日本でもアメリカでも、ひたすら、借金を増やして、インフレを引き起こし、貨幣の流通量が拡大していくという、現状の金融システムの中で、豊かさを実感できる最後の時期です。

太陽は5月20日に、金星は5月24日、木星は5月26日に、続々と双子座に入ります。天王星だけは、来年の7月まで、牡牛座に滞在しますが、今月の末ごろには、状況は少し変わってくるでしょう。風星座の双子座の影響が強くなると、現状の金融システムへの懸念が強くなり、さらに天王星が、豊かさという意識への改革を促していきます。今後は、お金や貨幣制度と言う仕組みに、惑わされないで、一人一人が自分自身の心の豊かさ、生活の豊かさと向き合っていくことが、より重要になっていきます。

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