【中学受験・入塾前・3年生】理科・社会の先取り準備編 素養を磨く

目次

入塾前にやっておきたいこと【理科編・社会編】をお届けします!

この日記では入塾前に理科・社会って何したらよいの?と思う方に向けて、将来につながる先取り学習方法の方法を【種まき】と【深掘り】に分けてご紹介します。本人の好きなこと・興味関心があることをきっかけに視野を広げていく手法なので、無理なく・楽しく進められます!

先取りとは言っても知識を無理に詰め込むものではありません。
本人の興味・関心の範囲を広げるため、結果的に先取りになる、ということです。

幼児の頃に好きだったものは、小学校低学年になってもその傾向が続いていることが多くあります。好きな対象は、深掘りに向いている単元です。あまり興味のなさそうなものでも、まずは種まき程度でも広く浅く経験することで、数年後ひょっこりと興味のあることとして関心の芽が出ます。

幼児の頃、例えばこんなことありませんでしたか?

  • 出掛ける度に石やどんぐりを拾って帰ってきてはいませんか?
    毎日拾っては自宅前に置くので、自宅前はどんぐり・木の枝・石ころでいっぱいでした。
  • 電車・クルマ・飛行機に魅了されてはいませんでしたか?
    お気に入りのプラレールやトミカが今でも部屋の一等地に飾ってあります
  • アリの行列を時間を忘れて見入っていませんでしたか?
    真夏でも幼稚園帰りにずーっと昆虫見つけては観察し座り込み・・・まっすぐ帰れません笑
(奏子)

理科と社会、それぞれ【種まき】【深掘り】の方法をお伝えします。

【種まき:入塾前理科編】

理科の種まきは、とにかく本人の興味の芽を見つけてどんどん育てる!ことに尽きます。興味を持ったひとつひとつの事柄に親子でとことん向き合い、世の中の不思議を調べ尽くすくらいの探求心で、生活の中にある対象物を理解していきます。

プランター栽培

小学2年生の時、コロナ休校で小学校での夏野菜の栽培がなくなってしまったことをきっかけに始めました。プチトマト・ピーマンは失敗なく育てやすかったです。プチトマトとピーマンは両方ナス科なので特徴を比較できるようにウリ科のきゅうりなどもおすすめです。我が家ではきゅうりは途中で病気になってしまい収穫に至りませんでしたが、ツルや葉・花から実になる過程の観察はできました。

科学館

初めて科学館へ連れて行ったのは3歳の頃でした。特別展はもちろん、常設展のみでも通っていたので、館内地図はもう息子の頭の中に入っているような気がします。毎月様々な体験ブースがあり、シロアリやダンゴムシを使った実験、煮干しの解剖など親子で楽しみました。3年生頃からはプラネタリウムも見るようになりました。毎月テーマが変わるので何度見ても飽きません。基本的な太陽の動きや季節の太陽高度の違い、その季節の星空はいつも冒頭で解説があるので、理科の授業でこれらのテーマを扱った時にはすっと頭に入ってきたようです。

自治体などが主催する自然教室

自治体主催のイベントは無料もしくは格安なのでありがたい限りです。しかも家庭ではなかなかできない体験をさせてもらえます。我が家でテンションが上がったのはどんぐりを炒って食べたプログラムです。幼稚園に通っていた頃でしたが、ちょうどその時、息子はなかやみわさんの「どんぐりむらシリーズ」がお気に入りで大喜びのプログラムでした。

私は昆虫が苦手なので、虫取り体験はこういった自然教室にお任せしました。むやみに昆虫を捕まえるだけでなく、放すことを前提に蝶やトンボの翅を傷つけない扱い方などを教えていただけたこともよかったです。

(奏子)

【深掘り:入塾前理科編】

理科の深掘りは、種まきで興味を持った対象物を写真や図解でとことん深く理解していきます。時には小学生の範囲を飛び出して、昆虫博士、蜘蛛博士、単子葉類博士、微生物博士、爬虫類博士など興味の赴くままに専門分野に入ることも将来のためには意義があります。この深掘り探求こそが、本当の学力を育てる素養となっていきます。

自由自在 なるほど!理科図録

幼稚園の頃は「しぜんとかがくのはっけん!366」を好んでよく読んでいました。小学2年生くらいになるとだいたいの内容を覚えてしまったようなので、「なるほど!理科図録」に移行しました。写真が多く、資料集のような内容になっています。私がひっつき虫と呼んでいた植物を息子が「ヌスビトハギ」だと教えてくれたり、自分で読んで知識を身につけていました。


オンライン理科教室

こちらには小学校3年生からお世話になっています。中学受験塾の講師をされていた先生が主宰されている実験教室のオンライン版です。

先にこちらで学び、塾の授業が復習となるため、あまり理科に時間を割かなくても塾のカリキュラムについていけるので助かっています。おかげさまで新6年生から始まる最高レベル特訓理科の受講資格も得られました。

(奏子)

【種まき:入塾前社会編】

社会の種まきも、理科と同様に本人の興味の芽を見つけてどんどん育てる!ことに変わりありません。大人には常識としてスルーしてしまうことも、興味を持ってひとつひとつ、とことん調べると親子で発見が見つかります。世の中の不思議を調べ尽くすくらいの探求心で、生活の中にある対象物を理解していきます。

今食べている野菜・果物はどこでできたもの?

スーパーで買ってきた野菜を見せながら産地を一緒に確認したりしていました。
とはいえ、馴染みのない県はピンとこなかったようなので、近くの県や行ったことのある県の栽培地を話題に出しました。せっかくなので旬の時期も併せて話していました。この話題は後に促成栽培・抑制栽培・高冷地農業への理解に繋がりました。
果物はふるさと納税で1箱一気に届くとインパクトがあって印象に残りやすかったようです。またふるさと納税をした自治体からはカタログが送られてきたりするので、それを一緒に眺めるとその都道府県の特産が自然に覚えられました。

日本地図をリビングに貼る

定番のリビングに日本地図です。
旅行の行き先や通過した地名・川は印象に残りやすいですがしばらくすると忘れてしまいます。時間を置いて何度か聞いて記憶を定着させました。
幼稚園から小学校低学年までテレビ番組「ダーウィンがきた」は毎週観ていたので、取材場所が国内の時はチャンスとばかりに日本地図へ、外国の時は地球儀へ誘導しようとしましたがうっとうしがられたのでやめました。引き際も大事です。

(奏子)

【深掘り:入塾前社会編】

社会の深掘りも理科と同様に、種まきで興味を持った対象物を小学生向けにまとめてくれている本を通じ、とことん広く深く理解していきます。調べてみると、小学生向けに多くの本・マンガ・動画があるので、興味の赴くままに広く深く読み進めていき深掘り探求していくことで、本当の学力を育てる素養となっていきます。

1日10分日本地図をおぼえる本

都道府県の形を物や生き物に見立てて覚える本です。これのおかげで、都道府県の形を問う問題を息子は全く間違えません。設問によっては都道府県がひっくり返ったりしていますが、それでも間違えないので見立てて覚える方法は強いです。


歴史マンガ

歴史マンガは小学館・講談社・集英社・角川・学研と選択肢がたくさんあります。
我が家で購入したのは学研の「DVD付 学研まんが NEW日本の歴史」です。購入時期は小学3年生の時でした。購入の決め手は他社にはないDVDです。まだあまりマンガを読む習慣がなかったのでDVDから見始めました。5年生の今ではDVDよりマンガのほうが手軽なようでよく読んでいます。


(奏子)

まとめ【入塾前の理科・社会でやっておきたいこと】

入塾前に理科・社会って何をやっておけばよいの?に回答するように事例をご紹介してきました。入塾前における理科・社会の先取りがテーマですが、本人の興味を広げるための方法をオススメしています。

  • 先取りとは、無理に知識を詰め込むのではなく、子供の興味を活かして自然に学ぶこと
  • 幼少期に興味を持ったもの・関心の続いているものなど好きなものを深堀りすること
  • 今は興味のないものでも広く浅く経験することで、将来に意外な影響を与えるので重要

中学受験までの3年間で、本人の興味・関心がある範囲は学力・テスト成績も伸び続けます。本人の興味・関心の範囲の広さ・深さをとにかく広げていきましょう!

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この記事を書いた人

親として初めての中学受験伴走日記を書いています。

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