投稿

NXP i.MX RTシリーズ MIMXRT1160-EVK Board LED点灯

イメージ
 こんにちは。皆さん。 調べ物をしている合間にMIMXRT1160-EVK評価ボードを触ってみます。 まずはLED点灯から。 海外特有の書き方なのかはわかりませんが、リファレンスを探っていても情報が散らばっていてなかなかお目当てのところにたどり着けません。 まずは使えそうなI/Oポート。アルディーノ用に用意されたポートを使用してみます。 J26コネクタのA0のピンを使用します。ここからではピン番号はわからないので回路図を確認します。 R17ピンに接続されていることがわかりました。 MCUXpressoIDEのpins設定でR17を設定します。 Label、Identifier             : 任意の文字列 Direction                          : Output Pull up/down config     :Pull Down Pull/Keeper                :Keeper 設定したらUpdateCodeを押してコードを自動生成します。 board>pin_mux.h にコードが追加されていますので MCUXpresso SDK API Reference Manual にあるGPIO_PinWrite ()を使用して出力します。 pin_mux.hに生成されたベースポインタとピンを参照すると下記のような記述になります。 GPIO_PinWrite(BOARD_INITPINS_LED2_GPIO , BOARD_INITPINS_LED2_GPIO_PIN, 1U); これをmain()関数に記述することでLEDが点灯しました! レジスタの設定は思ったよりも簡単そうです。 それでは、また。 ARMマイコンCortex-M教科書 基本知識からIoTで重要な低消費電力/セキュリティ機能までプロが直伝 (ARM教科書) [ 中森 章,桑野 雅彦 共著 ] 価格: 3740円 (2023/11/9 13:38時点) 感想(1件) プログラムランキング

Linux環境構築 Ubuntuインストール

 こんにちは。皆さん。 i.MX8MPLUSをLチカさせるためにAndroidSDKからGPIOを操作しようとしてリファレンスやらフォーラムを眺めること丸1日…。どうやらそう簡単にいかないようです。 なんでもLinuxデバイスドライバを弄らないとダメなようで、一気に敷居が高くなりました。誰だ組込Androidとか言い出したやつ。 悩んでいても始まらないので、とりあえずはLinux開発環境を構築してみようと思います。 まずはUbuntuを下記からダウンロード。 Ubuntuを入手する | Ubuntu | Ubuntu DVDにisoイメージを焼く方法やSDカードを利用する方法もあるようですが、USBから起動したかってのでブータブルUSBを作成しました。 使用したのはRufusというアプリ。 Rufus - 起動可能なUSBドライブを簡単に作成できます Biosから起動します。 Konishiの環境ではBoisセットアップメニューはロゴ画面でF2を押したら起動できました。 Boot => Boot option より USBに変更して保存することでUSBから読み込めるようになります。 GNU GRUB なるものが立ち上がりいくつか選択可能な項目が表示されますが、”Try or Install Ubantu” を選択したらインストールが始まりました。 インストール方法は先達たちが既にブログなどで掲載してくださってますので割愛します。 Konishiはインストール後わからずそのまま再起動し、GNU GRUBから動けずPCの電源切っちゃいました。 BoisセットアップメニューよりUSBを選択した時と同様の手順で”ubantu”を選択したら正常に起動したのでこれが原因かもしれません。 それでは、また。

Intel FPGA 開発ツール Quartus Primeのインストール

イメージ
こんにちは、皆さん。 ファームウェア部分にFPGAを使用してみよう、とFPGAも勉強していきます。 IntelのFPGAを使用するので開発ツールはQuartus Primeです。 Quartus Primeダウンロード Quartus Prime にはプロ・スタンダード・ライトの3つのエディションがあり、それぞれ使えるデバイスファミリーが異なるようです。また、C言語からコンパイルできる  インテル® HLS コンパイラー  ですが、こちらは現在プロエディションにしか無いようです。 筆者はライトエディションにしました。 Quartus Primeインストール インストールしたファイルを解凍します。解凍できなければ7zなどのtarファイルが解凍できるアプリを入れます。回答したフォルダに ”setup.bat” ファイルがありますのでこれを起動しインストールしていきます。 途中でインストールするものを選択する画面が出てきますが、有償版のQuesta-Intel FPGA Editionを使用される場合はこちらにチェックを入れます。 Intel FPGA Starter Edition設定 インストールが完了した段階ですが、このままではRTLシミュレーションツールが使用できませんでした。 YouTube等見ていてもModelSimの設定のやり方はあったのですが、Intel FPGA Starter Editionの設定方法の情報が少ない…。 Intel FPGA Starter Editionがインストールされているフォルダquesta_fseの中にreadme.txtがあったので見てみると 何やらライセンスファイルをリクエストするようにと書いてあります。 ライセンスセンター にアクセスし、登録が必要なのですがマイクロソフトのアカウントでのログインになっており、さらに認証のためスマートフォンまたは電話でコードの発行をする必要があります。 作業PCは会社の持ち物なので個人のスマートフォンに紐付けるわけにはいかず…詰みました。有償版を購入してってことでしょうね。 ModelSim設定 Intel FPGA Starter Editionの代わりを探していたところ、ModelSimもダウンロードできるようでしたので試しに入れてみます。 ModelSim* - Intel® FPG

i.MX 8M Plus評価キットのGPIOピン(EXP_CN)

イメージ
 こんにちは。皆さん。 今回はi.MX 8M Plus評価キットのJ21にあたるEXP_CNを使ってLチカできないか考えていきます。 まずは使用するためにGPIOピンがCPUのどのI/Oポートに繋がっているかを調べます。 結論から言うと回路図からでないとわかりませんでした。 i.MX 8M Plus Applications Processor Reference Manualなる7000ページ以上もあるドキュメントを見ても載っていません。 ここから辿っていきくと繋がっているピンがわかります。 表にするとざっくりこんな感じです。 EXP_CN Ball Ball name 3 SDA.1 AJ6 I2C3_SDA 5 SCL.1 AJ7 I2C3_SCL 7 GPIO.7 AD20 ECSPI1_MISO 8 TXD AC20 ECSPI1_MOSI 10 RXD AF20 ECSPI1_SCLK 11 GPIO.0 AE20 ECSPI1_SS0 12 GPIO.1 13 GPIO.2 15 GPIO.3 16 GPIO.4 18 GPIO.5 19 MOSI AJ21 CSPI2_MOSI 21 MISO AH20 ECSPI2_MISO 22 GPIO.6 23 SCLK AH21 ECSPI2_SCLK 24 CEO AJ22 ECSPI2_SS0 26 CE1 使用不可 27 SDA.0 使用不可 28 SCL.0 使用不可 29 GPIO.21 31 GPIO.22 32 GPIO.26 AC14 SAI5_RXFS 33 GPIO.23 35 GPIO.24 AJ8 SAI1_RXD3 36 GPIO.27 AH9 SAI1_RXD2 37 GPIO.25 AF10 SAI1_RXD1 38 GPIO.28 AC10 SAI1_RXD0 40 GPIO.29 AD14 SAI5_RXC 線番号EXP_P1_0~7ですが、こちらはPCA6416AHFというI/Oエキスパンダに接続されていてLチカに使うにはちょっと複雑です。 その他をピンを使ってLチカしたいのですが、ここからまったくわかりません。 調べるとLinux上にデバイスドライバなるものがあり、これをON/OFFできるような何かがあれば楽ちんなんだそうですが、はたしてNXPのi.MXシリーズに存在す

i.MX 8M Plus評価キットにAndroidを入れてみる

イメージ
 こんにちは。皆さん。 どうせやるならスタンドアロンで動かしたいよね、ということでAndroid搭載が時代にも沿ってていいのでは?と言い渡されました。 そこで届いたのがi.MX8MPLUS評価キット。 早速Androidを入れていきたいと思います。 筆者の環境はWindows11です。 Android Quick Start Guideに沿って実行していきます。 Webに表示されるスタート・ガイドではうまくいかなかったので 13.0.0_2.0.0_DOCS にある Android_Quick_Start_Guide.pdf を参考にしました。 UUUダウンロード まずUUUをダウンロードします。バージョンは最新バージョンではなく 1.4.182 です。 はじめ、最新版でやってうまくいきませんでした。 https://github.com/nxp-imx/mfgtools/releases/tag/uuu_1.4.182 Windows環境では"uuu.exe"を選択しダウンロードします。 Androidファイルダウンロード 次にi.MX8MPLUSに書き込むAndroid(android-13.0.0_2.0.0_image_8mpevk.tar.gz)をダウンロードします。 13.0.0_2.2.0_DEMO_8MP (nxp.jp) ダウンロードしたファイルはC:\Usersで作業しました。 ボード設定 評価ボードのSW4を0001に設定し、電源を入れます。 正面からみて4だけスイッチを上げた状態です。 書き込み システム環境変数Pathを設定します。 Windowsアイコン>設定>システム>バージョン情報>デバイスの仕様>システムの詳細設定>環境変数 システム環境変数よりPathを選択して編集をクリック。 新規ボタンよりuuu.exeを保管したフォルダを追加します。 コマンドプロンプトを管理者として実行より起動します。 cdコマンドにてファイルに移動します。 cdの後にファイルディレクトリを記述することでフォルダ移動してる感じです。     例) cd C:\Users 先ほどダウンロードしたAndroidファイルを解凍します。 tar -xf android-13.0.0_2.0.0_image_8mpevk.tar.gz 解凍に

はじめに

  はじめまして。Konishiです。 Konishiはプログラミング経験0のいい歳した電気設計者です。 ある日のこと、在籍していたプログラマが蒸発し、ならば君がやればヨシ。と上司より言い渡されプログラミングに手を出すことになりました。 このブログにプログラミングに奮闘する様を赤恥を曝しながら忘備録を記していきます。 頓珍漢なことを言っているときもあると思いますが暖かい目で見守ってくださると嬉しいです。 どうぞよろしくお願いいたします。