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2024年大河ドラマ「光る君へ」|藤原道綱と母

2024年大河ドラマ

道長と腹違いの兄弟である道綱と道綱の母についてまとめました。

道綱というよりは、お母さんのほうが有名ですね。

藤原 道綱(955年~1020年)

父は藤原兼家、母は、女流日記のさきがけとされ、源氏物語をはじめ多くの文学に影響を与えた「蜻蛉日記」の作者である右大将道綱母である。


道長や道兼の兄にあたるが、あまりパッとせず出世も弟たちより遅れ、官位も大納言どまりであった。

理由としては、母が正妻ではなかったこともあるが、政治家としての能力に欠けていたこともあるよう。藤原実資の日記「小右記」では、道綱のことを「一文不通の人」(一文字も読めないこと)と記されている。

ただし、性格は明るくお人よしで、憎めないところもあり、道長とは仲がよかったようだ。

2024年大河ドラマ『光る君へ』では、上地雄輔さんが演じる。

右大将道綱母(936年~995年)

本名はわかっていない。2024年大河ドラマ『光る君へ』では、役名は藤原 寧子(ふじわらの やすこ)となっており、財前直見さんが演じる。

平安時代の貴族社会では、名前を呼ぶことはなかった。そもそも本名を知っているのは、親、夫、妻くらいであり、本名を知られることは恥ずかしいこととされており、特に女性は本名を隠していた。
公的な場所では、官職に敬称を加えた呼び名を使うのが普通であった。

藤原道綱母が書いた「蜻蛉日記」は、正妻になれなかった悔しさや、夫が他の女のところに通っていることなどに対する不満をぶちまけた内容になっている。なお蜻蛉日記は、枕草子や源氏物語よりも先に完成しており、平安時代の女性による王朝文学の先駆けとなったと言われる。

また、室町時代に書かれた系図集の「尊卑分脈」には本朝三美人(日本三大美人)のひとりと書かれている。

小倉百人一首にも選出されている。

歎きつつ ひとり寝(ぬ)る夜の 明くる間は
いかに久しき ものとかは知る


(訳)
嘆きながら、一人で孤独に寝ている夜が明けるまでの時間がどれだけ長いかご存じでしょうか?ご存じないでしょうね。

性格は、プライドが高くて嫉妬深かかったと言われる。

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