離婚するのが正解?しないのが正解?への私の答えとは

離婚

家のこと、家族のことは任せきりで何もしない夫

旅先で知り合って意気投合した女性とたまたま住んでいる場所が近かったので近況報告を兼ねてランチに行くことになり、色々と話していくうちに彼女の夫への不満から離婚した方が良いかどうかの相談を受けたときの話です。

彼女の夫は貿易会社で部長をしていて仕事はできるし浮気をするような人ではないけど、とにかく昭和的な考えが強くて家のことは彼女に任せっきりでそのくせあれこれと文句をつけてくるので夫が家にいると息が詰まるそう。

息子の参観日や部活の送り迎えなど行ったこともないし、食事の後片付けや家事洗濯など一切手伝ったこともない。

息子の学校での成績が悪いとおまえの教育がなってないと言われ、じゃあどうやれば良いのか聞いても俺は忙しいんだから家にいるおまえが中心になって息子を良い大学に行かせるのが仕事だろうと結局は何も動かない。

専業主婦といっても夫の仕事や食事の用意に子供の用事と1日動いていたらプライベートな時間は取れないし、ゆっくり友人とランチなんで時間はなかなか作れないから今日は親戚にご不幸があったことにして食事はデリバリーサービスに頼んで家をでてきたみたい。

息子が大学に入って手が離れたら働きに出たいと相談したら夫から家事や掃除をおろそかにしない、食事の手を抜かないなら許すみたいに言われたのが頭にきて離婚の2文字が頭から離れなくなった。

でも、浮気したわけじゃないし、子供もいるから離婚しても仕事も無い私が放り出されるだけ、どうしたらいいと思う?と真剣な面持ちで訪ねられました。

つまりは、あなたは結婚生活に不満があるけれど、離婚までには踏み切れないってことね。

そこで私はこうアドバイスしました。「もしもあなたが本当に離婚したいのなら、他の人がどう思うかなんて気にしなくていいんじゃない。今の気持ちとして、これから10年夫婦としてやっていけるのか、それとも離婚したいのかで離婚したいならどうやって離婚するかを考えたほうが良いよ」

それを聞いた彼女は「離婚したい」と答えたので、「それなら、あなたに有利に離婚できるように準備してから離婚の話を持ち出さないと慌てたら損するよ」

「まずは仕事を見つけるかもしくは資格を取って離婚後の生活に困らないように準備してからだね。今すぐ離婚できないけど、離婚した後の人生の方が長いんだから貯金を増やすとかできることはしておいた方が良いよね」

その後、彼女はしたたかに夫のお金で換金しやすい物を買いそろえ、家事の合間を縫って資格にも挑戦して、家事と短時間の仕事をかけもちしながら離婚準備を着々と始めました。

そうこうしているうちに、ご主人の浮気が発覚。それを機に有利な条件で離婚にこぎつけた彼女は、双方からの慰謝料ももらい今では10才は若返ったかのような明るい生活を送っています。

「ほんと、あの時相談して良かったわ。私ひとりだったらなんだかんだと夫にすがって離婚できていないか、慌てて離婚して苦しい生活を送っていたと思う。今の幸せは全部あなたのおかげよ」

そう思っていただけたのなら何よりです。いつの世の中も、女はしたたかに生きていかないとですね。

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