『車の一括査定はやめたほうがいい』の理由|デメリットは営業電話だけ?

車の査定 イメージ 一括査定

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「車の一括査定はヤバいからやめたほうがいいよ」

「一括査定を頼んだらメチャクチャ電話が来て怖くなった」

「一括査定って女性や初心者にはむいてないから、やめとけ。」

車の買取サービスのなかでもネットで申し込みができる一括査定は効率よく車を高く売ることができる可能性があるものの、「やめておけ」という口コミも多いです。

とはいえ、一括査定サービスにはいろんな種類もあり、評判のいい口コミもあります。

今回は車の一括査定を利用するときの注意点やデメリット、このサービスの利用には向いていな人はどんな人か?といったお話です。

「車の一括査定はやめたほうがいい」と言われる理由

営業電話が何度もかかってくる

まず一括査定サイトの口コミでよくあるのが、「申し込んだとたんに電話が鳴り続けた」というもの。

ツイッター埋め込み

なかにはそれだけで怖くなってしまって連絡をとらないという人もいるくらいの、ものすごい数の電話に初めて一括査定に申し込んだ人なら驚いてしまいます。

オートコールで自動的にかけてくる業者もいる

電話がつながるまで頻繁にかけ続けてくるのはオートコールシステムで機械が自動的にやっていることもあります。

車の買い取り業界では、これくらいシビアにやらないといけないくらい、買い取り案件は大きなチャンスなのです。

「早いもの勝ち」の買い取り業界

どんな車でも買い取れば大きな利益を出せるわけではなく、何件かに1軒くらいの割合で数十万円単位の利益がでる買い取り案件が混ざっています。

その貴重な1件は一括査定サイトから拾えることも少なくないので、査定依頼の通知は絶対に逃したくないわけで、いわば「早いもの勝ち」なのです。

とくに海外に輸出すれば確実に利益が出せるような車種や人気車なら、買い取れば必ず利益がでるので、「一番乗り」になれるかどうかが大事になってきます。

ユーザーの足元を見てくる業者もいる

一括査定サイトにはユーザーの口コミを書き込むできることができたり、悪質な買取業者には通報することもできます。

そのため、強引な買い取りなどは減ってきてはいるものの、車に詳しくなさそうな人、若い人や女性、お年寄りには安い査定を出してくることもあります。

巧みなセールストークに惑わされる

「この査定額はウチで出せる限界の金額です」

「今日、ここで契約を決めてくれるならプラス1万円を上乗せしますよ」

こんなトークでたたみかけ、あとに控えている業者との接触を断らせようとしてきます。

こういった買取業者の常套手段もわかっていればうまくかわすことができますが、言葉巧みにすすめられるとそのままOKを出してしまうこともよくある話です。

一括査定サイトに向いてない人とは

下取り額に満足している人

新車や中古車を購入するときに今の車をそのまま下取りにするケースもかなり多いのですが、付き合いの長い販売店なら高い下取り額を出してくれる場合もあります。

わざわざ他の買取店や一括査定を利用しなくても満足できる金額で車を下取りしてくれるなら手間のかかることをしなくてもいいわけです。

たとえば、アウディを新車で購入する際に今まで乗っていたアウディを下取りに出す場合などは、アウディのディーラーなら中古車として再販することもできるので下取りも頑張ってくれます。

ほかにも、人気のトヨタ車をトヨタディーラーに下取りに出す場合なども同じように高い下取り額を出してくれることがあります。

ただ、この場合でも「高く買い取ってますので」と口頭で説明されただけでは高いという根拠もないので、上手にあしらわれている可能性もあります。

担当する営業マンとの付き合いが長く、下取り査定も同じ人が出す場合は人情も加味され、「お世話になっているお客様だから」となり、再販しやすいこともあって高く下取り、というパターンです。

自分の車には価値がないと思っている人

走行距離が多い過走行車や、古くなってしまった低年式車、あちこちぶつけてしまったまま修理をしていない車など、一見価値がないように感じてしまう車なら下取りも安いと考えてしまいます。

たしかに値段がつかず廃車にしてスクラップとして鉄やアルミといった材料にリサイクルするしかないような車もあります。

「こんな車、どこに出してもたいしたお金にならないよ」

はじめから決めつけてしまっているユーザーさんも多いです。

そんな方にとって、一括査定サイトに登録して複数の電話に対応して時間を取ってまで査定を依頼することは考えにくいです。

なにも知らされずそそのまま下取りに出してしまっていることも少なくありません。

とはいえ、念のためにそれぞれの車種の買取相場を教えてくれるサービスもあるので調べておくだけでもいいでしょう。

予想通り安い買取額しか期待できないならそのまま下取りに出しておしまいですが、驚くような買取額の車もなかにはあります。

■営業電話なし|愛車の買取相場を調べる方法

忙しくて時間が割けない人

仕事が多忙だったり、引っ越しなどで忙しくて時間が取れない場合は買取査定に時間を割けない、というより、時間を取られたくないと思っているユーザーさんも多いです。

車を高く売ることよりも時間を確保することが最優先なときなら、簡単に車を処分できる方法を取るのもいたしかたないでしょう。

新しく車を購入する場合なら古い車の処分もセットでやってくれるので、自宅まで納車と引き取り、名義変更などに必要な書類も準備してくれます。

車の一括査定のデメリットやリスクとは

電話営業はお断り

営業電話や交渉でメンタルがやられる

一括査定サイトに登録して査定依頼のボタンを押したとたん、買取業者からひっきりなしに電話がかかってきて、それぞれの業者の電話オペレーターとやり取りをするのはかなり疲れます。

そのうえ、査定をした直後に1時間以上もその場でねばられて、どうにかして契約させようとする業者もあります。

プロと素人の戦いに持ち込まれることも

買取業者は車の種類やグレードだけでなく、相場情報などにも詳しいうえに、車の修復歴を見抜いてしまう目も持っています。

豊富な知識を持っていることはいいのですが、一般ユーザーさんを煙に巻くように専門用語は業界の常識のような話を出してきて納得させ、売買契約を結ばせようとすることもあります。

「よくわからないけど高く買い取ってくれるらしい・・。」

最終的にはこんな精神状態になってしまって、業者のいいなりになってしまうこともあります。

ただし業者を絞ることもできる

詳細はあとで述べますが、一括査定サイトのなかには査定を依頼する業者を選ぶことができます。

悪い噂が多い業者を避けることができるので悪質な営業電話やしつこい粘り営業をしてくる業者は除外しておくのもおすすめです。

地域によっては利用するメリットが少ない

出張査定をしてくれる業者が限られてしまう

直接車を見て査定をするという関係上、あまりにも遠隔地に出張査定に行くことはできません。そのため買取業者が少ない地域では一括査定に登録しても業者からの電話があまり入らないことがあります。

参加してくる業者が少ないと、査定額を比較することができず、買取店に車を持ち込んだときのように競合が現れないまま1社だけの独壇場になってしまうおそれがあります。

業者どうしで談合することがある

「今回はウチで頼みます」

これは僕自信が買取業者をやっていた同僚から聞いた話ですが、一括査定で呼ばれたときに、顔なじみの別の業者から談合を持ちかけられたそうです。

耳打ちするように「今月ノルマが厳しくて・・今回の買取り、ウチに取らせてくださいよ」と頼まれたそうです。

同じ商圏の買取業者なら、面識のある業者が同じ買取査定の場に居合わせることもあり、査定額をLINEでそろえたりノルマが厳しいほうが買取に有利になるように計らうこともあるのだとか。

一度切りの接点しかないユーザーよりも同業者で恩の売り合いをしておくほうがメリットがあるのです。

買取り額を下げられることがある

査定のときよりも低い買取額になる理由

買取査定の有効期限は業界では2週間から1ヶ月ほどです。

査定をしたあともユーザーはその車に乗ることもあり、なかには小さなキズが増えていたりすることもあります。

とはいえ、かなり無理のある理屈で査定をしたときよりも減額した買取額で契約させようとする買取業者もいるようで注意する必要があります。

事前に確認をとっておくことも必要ですし、もしも減額しようとしてきた場合は「今回の件はキャンセルします」ときっぱりと断ってもいいでしょう。

キャンセル料を請求されることがある

業者は出張査定のコストを回収しようとする

査定には時間がかかりますし、査定士になるにはそれなりの経験も必要になります。

そのため、車の査定をさせるだけで冷やかしのように「今回は売らない」と断ってくるユーザーさんもいます。

もちろんそれ自体は問題ないのですが、出張査定までしたのだからキャンセルをするときは手間代としてキャンセル料を請求する業者もいます。

ただし、車を預けていたり売買契約を結んでしまったあとでのキャンセルは、買取業者にもそれなりに時間や労力がかかっているのでキャンセル料が発生する場合もあり、契約書にも記載されています。

つまり買取業者に損害が発生する場合はキャンセル料を請求されてもいたしかたないのですが、査定をしただけの段階ではキャンセル料は断ってもいいでしょう。

キャンセル料がかからないサービスもある

一括査定サイトのデメリットをなくすために生まれたサービスとしてオークション形式を採用しているものもあります。

たとえばMOTAでは査定依頼をしても入札した業者の上位3社だけが実際にユーザーと連絡を取ることができて、売買契約を結んでいない段階ならキャンセルできるようになっています。

■キャンセル料が発生しない査定はこちら

 

まとめ|一括査定を上手に利用しよう

一括査定のデメリット

・営業電話が多く対応に時間をとられる

・買取査定の場で強引に契約させる業者もいる

・車を引き渡すときに減額されることがある

・高いキャンセル料を請求されることがある

・買取業者が裏で談合することがある

とはいえ、車を高く売ることはできる

今回は一括査定サイトのネガティブな部分をお話してきましたが、一括査定のメリットも多くあります。

車をより高く売るには一括査定の仕組みは非常に理にかなっていて、ディーラーに下取りに出すよりもはるかに高い買取額を引き出すことができます。

ようは買取査定業界に対する知識を身につけておけばトラブルになることや安い価格で買い叩かれることもありません。

業者を選べる一括査定もある

また一括査定サイトのなかには査定を依頼する業者を選ぶことができるので、悪い噂しか聞かない業者を避けたり、口コミの良い業者だけを選ぶこともできます。

オークション形式なら価格交渉は不要

買取価格を交渉するのが苦手な方ならオークション形式の買取サービスを利用するのもおすすめで、なおかつ電話営業はなくオークション会社のオペレーターやり取りするだけです。

ただしオークションで車を高く売るなら、よりたくさんの業者が参加するサービスを利用しないと入札が盛り上がらずおもうほど高い買取額になりません。

おすすめするのは、オークション形式での参加業者が最大級のユーカーパックです。

日本全国、最大で8,000社が参加するため、多くの入札が入ります。

ただしオークションなので車を売る気がない人は出品することはできません。

あらかじめ設定しておいた売り切り価格以上の入札額が入った場合は売買契約を結ぶことになります。

【関連記事】ユーカーパックの売り切り価格とは?トラブルにならないの?

一括査定とオークションのメリットを活用

オークションのメリットは低い買取額しか提示してこない業者をシャットアウトすることができる点です。

車買取のMOTAなら、査定申し込みをすると最大20社の買取業者がMOTAのシステムのなかで入札をしてきます。

そこで高い入札をしてきた上位3社だけがユーザーにアプローチすることができるようになっています。

そのあとは一括査定と同じようにその3社と交渉をすることができるので、かなり効率的な査定のやり方です。

ユーカーパックのような完全なオークションではないので査定額を聞いてキャンセルをすることもできます。

【関連記事】MOTAの車買取りの流れ|売却したらお金はいつ振込まれるの?

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