Canon EF 40mm F2.8 STMをGFXマウントアダプターで使う | Photo Life in Toyama

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富山の写真家 林治のブログです

いつも Photo Life in Toyama へご訪問いただき、ありがとうございます。

 

さて、今日は久しぶりにカメラ&レンズのお話。

Canon EF 40mm F2.8 STM + FUJIFILM GFX 100Sです。

 

 

 

Canon EF 40mm F2.8 STM は、Canonユーザにはよく知られているCanonでは数少ないパンケーキレンズ。

そして小型・軽量で安価なレンズです。

 

そして、それを Fringerのマウントアダプター(FR-EFTG1)経由で FUJIFILM GFX 100Sに取り付けて試用中です。

 

 

  Canon EF 40mm F2.8 STMを使う理由

 

FUJIFILM GFX 100SにCanon EF 40mm F2.8 STMを取り付ける理由は以下の通りです。

 

(1) FUJIFILM GFXのラージフォーマットでもケラれない

(2) ラージフォーマットで使用する場合 換算約32mmの使いやすい画角(3:2で9,000万画素)

(3) 35mmフォーマットで使用する場合 換算40mm(6,000万画素)

(4) 小型・軽量・安価

(5) 最短撮影距離 0.3m

 

GFXの高画素・ラージフォーマットでケラれないことが最大のポイントであり、これをマウントアダプター経由で使用した場合、ボディ+マウントアダプター+レンズの組み合わせで比類のない小型軽量高画質スナップマシンとなるからです。

 

また、35mmフォーマットに切り替えても6,000万画素が確保できるので、実質的に 2焦点レンズとして使用できると言えます。

 

 

  使い勝手は

 

少々フォーカスが遅いのはレンズアダプター経由で使用する場合の常ですが、それ以外はほぼ問題ありません。

もちろん自動収差補正等が効かないのは仕方ないとして、今のところAF精度に関しても問題なく、そして Fringer FR-EFTG1は絞りリングを持っているのでGFレンズやXFレンズに近い使用感で操作できます。

 

また、GFX 100S + Fringer FR-EFTG1 ではレンズ交換を行なっても手動でマウントアダプター使用時のレンズ焦点距離をセットする必要がないので、これも使い勝手の向上に貢献しています。

 

 

  GFX100/100S用マウントアダプター使用の注意点

 

マウントアダプターについて懸念や疑問をお持ちの方が多いと思うので、注意点をまとめておきます。

※ここでは FUJIFILM GFX 100/100Sでマウントアダプターを使用する際に限定した注意点です。

 

(1) GFX100/100Sの位相差AFに対応しているアダプターを選ぶ

 

私自身、Fringer FR-EFTG1 が発売される前、KIPON製とSHOTEN製のマウントアダプターを購入しましたが、位相差AFに対応していないだけでなく、GFX100/100Sでは手ブレ補正に悪影響があったりして結局使いものになりませんでした。

どちらも電子接点付きで高額でしたが、今では家で肥やしになっています。

 

いくら安く売っていても信用できないものを購入するのは時間と費用の無駄です。

必ず「GFX100/100S対応」と「GFX100/100Sの位相差AF対応」を謳っているものを購入しましょう。

 

現時点では Fringer FR-EFTG1 が一番無難かなと思います。

 

(2) メーカーHPに掲載されている動作確認済みレンズ以外は使わない

 

Fringer FR-EFTG1 でもそうですが、サポートページに掲載されている動作確認済みレンズ以外は、不具合が多くてまず普通には使えません。

自分が使う予定のレンズが全て掲載されていることを確認して購入しましょう。

 

※ Fringer FR-EFTG1 の動作確認レンズページ

https://www.fringeradapter.com/canon-ef-to-fujifilm-gfx

 

(3) 2系列のボティを持っている人に効果的

 

私がマウントアダプターを使用する理由の一つに、FUJIFILM X系列ボティとGFX系列ボティを併用することが挙げられます。

本来レンズを併用することができないボティ系列に対して、マウントアダプターを使うと同一レンズが併用できてしまうからです。

 

例えば、私は時々ですが X-T5とGFX100Sを同時に持ち出します。

もちろん同じFUJIFILM製カメラですが、一般論としてレンズはまったく併用できません。

 

そこで、私は FUJIFILM XF 100-400mmも持っていますが、XとGFXを併用する場合は Canon EF 100-400mmを持って出ます。 

もちろんマウントアダプターは Xボティ用に Fringer FR-FX2を、GFXボティ用に Fringer FR-EFTG1を持参します。

 

そうすると、GFX100Sに EF 100-400mmをセットし三脚に取り付けて撮影している時、焦点距離が足りないと思ったら、レンズを三脚に付けたままボディ(マウントアダプター付き)だけ交換して撮影を続ける、といった芸当ができてしまいます。

 

ここでの注意点は、それぞれのボティに付けるマウントアダプターはできれば同じメーカーの製品が良いと思います。(例えば Fringerなど)

 

 

  Canon EF 40mm F2.8 STMをGFX100Sに取り付けたところ

 

下の写真が GFX 100Sに Fringer FR-EFTG1 経由で Canon EF 40mm F2.8 STMを取り付けたところです。

見ての通り、一瞬フルサイズ一眼かというサイズ感です。

 

ちなみに、なるべく威圧感が出ないようにレンズフードは薄めの28mmレンズ用 Nikon HN-2(52mm ねじ込み式)を付けています。

 

 

また、Nikon レンズフード HN-2にレンズキャップをする場合は、レンズフード前側の内枠にスプリング式のレンズキャップ(52mm)を装着する訳ですが、Nikonのレンズキャップでないと合わないのでご注意ください。(Canonのレンズキャップではバネのストロークが少なくて嵌りません)

 

 

また、私は山で撮影することが多いことから、機材の落下等による破損防止の観点から常に本体にはL型ブラケット(SmallRig製)を付けています。そのため若干重くなりますが、これは保険のようなものなので仕方ありません。

 

 

 

  最後に

 

マウントアダプターを使用する際に最も重要なことは、きちんと正常に動作することが報告されているものを使うことだと思います。

我慢できず「評判の悪い製品」を試しに使っても、大抵うまく使うことはできません。また場合によってはレンズやボディを破損させる可能性すらあります。(純正品以外の機材を装着した場合、カメラ・レンズは保証対象外です)

 

こうしたリスクがあることを理解して、良い選択と正しい使い方を心がけましょう。

 

 

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。

いよいよ週末。元気で楽しみましょう!

 

丸ブルーCanon EF 40mm F2.8 STM

 

 

丸ブルーFringer FR-EFTG1 (EFレンズ - FUJI GFX)

 

 

丸ブルーSmallRig GFX100S用L型ブラケット

 

 

丸ブルーFringer FR-FX2 (EFレンズ - FUJI X)

 

 

丸ブルーFringer FR-FX3 (EFレンズ - FUJI X)防塵防滴

 

 

丸ブルーJJC ホットシューカバー FUJIFILM用 4個入

 

 

丸ブルーNikon レンズフード HN-2(52mmφ / 28mmレンズ用)

 

 

丸ブルーNikon レンズキャップ LC-52