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【前回までのあらすじ】
看護専門学校へ転職し、
実習指導教員として2年目。
様々な実習指導をする中で
学ぶことが多い一方、
いわゆる指導困難と
言われる学生への対応は
気持ちが滅入りました。
それでも私の姿を見て
味方でいてくださる方はいて、
なんとか続けることが
できていました。
壮絶な年末を過ごし…
気付けば2021年になっていました。
『新年明けまして
おめでとうございます♪』
明るく年明けを
笑顔で迎え…
られることもなく、
間髪入れずに
実習は続きました。
それぞれの学年で
実習課題は異なります。
また、学年やグループにも
それぞれ個性があります。
学生数は多いため
1年間のうち同じグループを
担当することは稀です。
そのため毎回、
「はじめまして。」
となるのです。
この実習の度に、
「先生、大丈夫?」
こう、周りの教員からは
声をかけていただくのでした。
それはなぜか?
始めは
"まだ私が経験が浅く
指導が未熟だから"
だと思っていました。
しかし、実際には
"指導困難"といわれる
学生を過去に指導し
対応に苦労した学生が
含まれるグループ担当に
私が毎回と言っていいほど
振り分けられていたことから
「先生、大丈夫?」と
声をかけてくださっていたと
知ることになるのでした。
たしかに、この2年間
実習中に担当教員が集まり行う
中間報告会議では、
他のグループの教員からは
大きな問題はなく
学生の指導も滞りない
と報告されていました。
しかし、
私の担当するグループは
1人、2人の指導困難な学生が
必ずいました。
その内容とは…
・無断欠席・遅刻
・やらない言い訳をする
・患者、病院の指導者に対して反抗的
・学習能力の低さ
・記録記載ができない
教員の対応として
この中で学習能力の低さ
については、
教えることができます。
しかし、
学習意欲や、言い訳をする場合、
たった3週間の関わりだけでは
どうすることもできない部分でした。
だからこそ
"自分の努力不足
なのではないか?"
始めはそう思っていました。
そのため、
担任や、先輩教員に相談し
指導担当の教員にも毎日報告と
アドバイスをいただく等の
対応をしてきました。
そんな対応が
1回や2回なら
"なんとか頑張るか"
とはなるのですが、
流石に毎回となると
それはだんだんと
"違和感"
になっていきました。
徐々に周りの先輩教員達からも
「毎回誰かに当たるよね?」
「アイリス先生、文句言わないからだよ」
と言われるようになりました。
たしかに私は
言われた仕事は
真面目にしっかりとやる
そんな性格です。
長く教員をしている
先輩教員達は
いわゆる"指導困難"
と言われる学生の対応は
「大変だから
できるなら避けたい」
と、話していたようでした。
実習担当配置表を
毎回考えているのは
学校長でした。
疑問に思った点は、
直接確かめるしかない!
丁度この時期に学校長と
次年度に向けての面談があったため、
質問することにしました。
面談の日
学校長の前に座ると
「先生は続けますよね?」
この言葉から面談は始まりました。
「あ。はい」
次年度に向け、勤務形態の希望は
あるか?等の質問をされました。
そして、
「他には何かありますか?」
と質問されたため、答えました。
「一つ伺いたいことがあります。」
「なんでしょう?」
「私は最近の実習担当グループで
指導が難しい学生が必ずいます。
その学生の対応は
私のような2年目の未熟な指導よりも
経験年数のある教員や、
領域担当の教員が
行うことが適切だと
思っているのですが、
何か意図があるのでしょうか?」
「…。」
「そうですね。」
「経験年数は…
そこまで変わらないですよ…」
「領域担当の教員も
沢山いるわけではないですし…」
「どうしても他の先生達に
頼むことになります…」
学校長の答える際の
若干の沈黙と、
矢継ぎ早に出てきた
言葉や反応をみて
(あ。これは、
他の教員が言っているように
私が今まで何も文句を言わず
イエスマンでいた結果だった)
(学生のより良い指導
のためではなく、
ただのコマとして
配置されていたんだな)
と今までのことから
察することになったのでした。
それと同時に、
これ以上話す必要もない
そう判断しました。
「そうでしたか。
わかりました。」
そう答え
面談は終了しました。
約2週間後、
次の実習配置が発表されました。
私が担当を任されたグループは
指導困難といわれる学生は
いなかったのでした。
全てが繋がった瞬間でした。
職場が変わっても
イエスマンである人程
様々な仕事を指示されること。
組織の中では
ただのひとコマに過ぎないこと。
これは逃れられない現実なのだと
痛感したのでした。
【次回予告】
私は実習引率で
徐々に学生を
指導することや、
前後の対応のペースが
掴めてきたのも束の間…。
また新たなタイプの学生に
出会うことになります。
そして、以前言われた言葉を
再び聞くことに、
"あれ?デジャブ?!"
人は頭で考えすぎてしまうと
先にすすめなくなってしまう
といわれています。
だからこそ、
あなたが想っていることをぜひ
私に教えてください。
そして、アウトプットすることが大切だとも
教えてもらいました。
私はその方法の1つとして
こうして自分の想いをブログに書くことを
実践しています。
あなたも、心にあるその想いを
ブログに書いてみませんか?
一緒に"今まで"と"これから"を
綴っていきましょう♪
最後までお読みいただき
ありがとうございました♪
✳︎アイリス✳︎