少し前までの、社交ダンスは
「風俗営業法」という法律の管理下にあって、
ダンスホールは、10ルクス以上の明るさ。
ダンス教室は、20ルクス以上の明るさ。
・・・が必要、というのがあった。
「法律で、明るさを規制しなければいけない」ということは、
それ以下の、暗い場所で営業するダンスホールとか
ダンス教室がたくさんあった...ということかな。
「お化け屋敷」みたいな暗い場所に、
「芋の子を洗う」ような密集した男女。
それでも、ぶつからないように、周囲に配慮し
ぶつかっても痛くないように、力を抜いて踊る。
そんな踊りに「社交ダンスの基礎」があるのかどうか
・・・知らん!
じゃぁ、薄暗い 20ルクス、法律すれすれの暗さで
ダンスを教える「社交ダンス教室」は、
なにをもって、「社交ダンスの基礎」としたのだろうか?
.
反面、ダンス教室の中には、まぶしいくらいに蛍光灯がたくさんついていて、
蛍光灯の半分を消していても、それでも明るすぎるとか、
そういうダンス教室もたくさんある...っぽい。
じゃぁ、そういうところで、教えてる社交ダンスはどうか?
肘を真横に張って、ガチガチにカラダを固め
女性は、男性にボディを落ち着けて、男性に張りつく
上を見て踊るから、下は見えない。
周囲の小さいカップルなど、見えるはずもなく、
自分のパートナーすら見ないで踊るのが、正義!
ダンス教室に通ってる生徒は優秀なのだから、「ぶつかって怪我させて貰っただけでも幸せと思え、怪我させて貰えたことを誇りに思え!」みたいな感じ。
.
どれもこれも時代錯誤...というか、
ハラスメントの総合商社みたいになってる感じが捨てきれない。
そんなダンス教室が教える社交ダンスに、「社交ダンスの基礎」はあるのだろうか。
こんな世界に、若い人が入ってくる...はずが無いです。
社交ダンスを学びたい人の多くが求めているのは、
ほんとうの「社交ダンスの基礎」なんだろうけど、
ほとんどのプロ教師は、絶対に「基礎」を教えない。
押したり引いたり、足を踏んだり、なんでもいいから、踊らせてみよう
とか、そんなんじゃなくて、
習いたい人は「本当の基礎」が知りたいんだろうという需要があるということ、
なぜ、多くのプロ教師(一部の例外あり)は気づかないんだろうか?