ぼったくりに負けない

be water myfriend by李小龍

俺は兄弟たちのところへ行く

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読んでくださりありがとうございます。
皆様、本日もお疲れ様でした🙂
今回は、先日kinocinemaみなとみらいで鑑賞した映画「アイアンクロー」について感想を書かせて頂きます。
タイトルは、ケリーの台詞より取りました。

ネタバレしていきますので、未見の方はご注意下さい。

監督はショーン・ダーキン、主役のエリック家の次男ケビンにはザック・エフロン、三男デビッドにはハリス・ディキンソン、四男ケリーにはジェレミー・アレン・ホワイト、その弟のマイクにはスタンリー・シモンズ、
ケビンの妻になるパムにはリリー・ジェームズ、エリック家に権力者として君臨する父フリッツにはホルト・マッキャラニー、母のドリスにはモーラ・ティアニーですね。


エリック家の父フリッツは、自身が果たせなかったプロレスのヘビー級世界王者の夢を息子たちに託し、猛特訓中。
ケビンとデビッドはプロレスで順調なキャリアを築いており、デビッドはマイク・パフォーマンスも得意🎤
ケビンはパムという見た目は少し派手ですが、実際は優しい彼女が出来ます🙂
ケリーは円盤投げでオリンピックに行くはずだったんですが、国が不参加を表明したため夢を絶たれ、エリックの希望もありプロレスの道へ。
そんな中マイクだけは、音楽の道を捨てきれずにいましたが…。

フリッツのスパルタを通り越した態度や、息子たちの人生より世界王者のベルトを優先するかのような振る舞いに加え、ケビンとパムの結婚式の日にトイレでデビッドが大量に吐血するなど、画面からは不穏な空気が流れ始めます。

やがて、日本に出ていたデビッドが腸が破裂したことにより亡くなります。
更にケリーは世界王者になりますが、程なくしてバイク事故で片足が義足に。 
今度はマイクまでもが試合中に肩を脱ぱくしたあと、毒素性ショック症候群❓だかで昏睡状態に。
ケビンも不安定な状態が続き、タイトル戦で反則行為をして失格になったりします。

そんな中でも、父のフリッツは一貫した態度で息子たちに接します。
その後、マイクは回復したものの皆が自分にデビッドの代わりになれるよう期待している事を感じ、プレッシャーに押しつぶされて命を絶ってしまいます。
終盤では、ケリーまでもが義足のレスラーはお払い箱だと感じ、父にプレゼントした拳銃で自殺。
その少し前に、ケリーは不安でたまらないとケビンに電話をかけています。
ケビンもケリーの様子がおかしい事は理解していましたが、彼は自分の居場所を言わなかった為に、フリッツに電話します。
しかしフリッツは、「兄弟たちで解決しろ」と父親にしては冷たい態度。
ケリーは実家のそばで亡くなっており、ケビンは悲しみのあまりフリッツに飛びかかります。
ほったらかしかよ❗俺達全員を…」と。
この辺は胸が痛みますね。

ケビンはパムとの間に息子が生まれているんですが、本当に自分たちが呪われていると感じてしばらく別居するんですよ。
しかしケリーが亡くなったあと、父の会社も売却し、ようやくパムたちと一緒に暮らすようになります。

更に映画ならではの演出ですが、向こうの世界で脚も元通りになったケリーはデビッドたちと再会。
エリック家の長男で、子供のまま亡くなったジャックJrとも対面し、皆でハグをします🙂 
この場面はせめてもの救いですね。

エピローグでは、ケビンはパムとの間に二人目の息子も生まれ、穏やかに暮らしているようです。
しかし兄弟たちを偲んで涙ぐんでいると、息子たちから「僕たちがパパの兄弟になる」と励まされてました…😀


まず、皆思うところでしょうがザック・エフロンの肉体が凄まじいですね。
あんなに筋骨隆々になるとは、クリスチャン・ベールにも劣らない役作りなのではないでしょうか💪
一番兄弟思いのケビンを、ときに複雑な表情でうまく演じていたと思います🙂
ジェレミー・アレン・ホワイトも、義足になってから段々と不安に苛まれる状態になっていくケリーを熱演。
死の前にケビンに電話をかける姿は、悲壮感が漂います。
マイクを演じたスタンリー・シモンズの、昏睡から回復後の滑舌が悪くなった演技は見事でした。
彼もまた、死ぬ前に母のドリスに「僕はデビッドじゃない。無理だよ」と心境を吐露する場面がありました。

冷酷な父フリッツを演じたホルト・マッキャラニー。
一貫した態度を取り続ける彼は、果たして自分は間違っていたのかと思う時はあったのでしょうか。
劇中の台詞で、デビッドの追悼試合に臨む時に「困難をどう克服するかだ」というものがあります。
それについては一理ありますが、息子を一人、また一人と失っても彼はあまり喪に服すこともなく、残った息子とも一定の距離を保ち、最後の最後までケビンがプロレスの会社を売ることに反対し…あまりにも悲しすぎますね。

ここで終わると暗すぎるので、やはり外せないのはパムを演じたリリー・ジェームズですね😀
本作ではちょっとギャルっぽい感じの彼女。
もともと綺麗な女優さんですが、本来の美しさは健在でしたね🙂
特にウェディングドレス姿は必見です👰
私が初めて彼女を知ったのは、「ベイビー・ドライバー」でした🚗
どっからこんな美しい人を見つけてくるんだ、と思いましたね🤔


プロレスを題材にした、ドラマ性の強い作品だといえるでしょう。
ザック・エフロンやリリー・ジェームズのファンの方はもちろん、人間ドラマ好きの方にもおすすめです👍

映画館で撮りました🎬


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それでは、日本からぼったくり被害が減ることを願って、また!

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