転職に有利!オーストラリアでトラックの免許を取得 ‐HR Licence‐

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カスミ
カスミ

Hiya~~
西オーストラリア州在住、日本ではバイク乗りのカスミです

  • 転職を考えている人
  • トラックの免許を取りたい人

みなさん、転職はお考えでしょうか。

オーストラリアでは

何歳になっても新しいことを学んだり、何かに挑戦することは普通

の考え方が一般的なので、日本よりも転職がしやすいです。年功序列という考え方がないのも、転職のしやすさに影響していると言えるでしょう。

先日、私の夫がこの先の転職を見据え、オーストラリアでトラックドライバーの免許を取得しました

今回は、その免許取得方法に関する詳細をお伝えします。
誰かのお役に立てれば幸いです。

それではー、どうぞっ!

免許を取ったのは、夫ですが、一人称を全て『私』に統一しております。ご了承ください。

取得した資格

Heavy Rigid (HR) licence
(Synchromesh Gearbox)

  • 車両総重量8トンより大きい
  • 牽引荷物の総重量9トンまで
  • 車両と積載量の総重量が16トン以上
  • 車軸が3つ以上


西オーストラリア州 Department of Transport のウェブサイト
Heavy Rigid (HR) licence (transport.wa.gov.au)

申し込み方法

  • 電話
  • オンライン

今回は、西オーストラリア州のバンバリー(Bunbury)という町にある【KEENS】という会社で免許を取得しました。

教習所の案内

申し込み条件

下記いずれかに該当する者

  • 普通車の免許証を最低2年間保有
  • Light Rigid licence を最低1年間保有
  • Medium Rigid licence を最低1年間保有

費用

1300ドル(1日コース)約126,000円 
1ドル97円換算

インターネットで調べると、日本では、トラックの免許を取得するのに最短でも1-2週間かかるそうですが、オーストラリアでは、1日の講習で取ることができます。2日かけて免許を取るコースもありました。

事前準備

予約すると、教本とアセスメントがメールで送られて、当日までに終わらせなければいけません

アセスメントは、全10ページ
合計3-4時間位かかりました

リーディングは比較的得意ですが、教本といった専門的なことが書かれた文章を英語で読み続けて問題を解くという作業は、集中力が必要でをフルに使い続け、とても疲れました。

当日のスケジュール

8:45 教習所到着、アセスメント提出、書類に記入、身分証明書を二点提出*
9:00 実習二時間
11:00 ランチ
12:00 実習二時間
14:00 休憩
14:15 実習二時間
16:15 休憩
16:30 実技テスト
17:00 終了

*私は免許証とメディケアカードを出しました

座学の内容

当日は無し
事前準備で教本をしっかり読んで理解して覚えておくこと

実習の内容

  • 加速・減速の仕方
  • 止まり方
  • カーブ交差点の曲がり方
  • バックの仕方
  • 安全確認



最初の10-20分だけ、教官が運転の仕方を教えてくれましたが、その後すぐに運転を代わり、私が一日中運転の練習をしました。
日本の教習所のような、敷地内で運転の練習をするコースは無く、最初から公道に出たのでとても緊張しました。

必要な英語力

  • 運転しながら会話ができる英語力
  • 自動車や道路に関する英単語知識
  • 道案内を正しく理解できる英語力
  • ちょっとした雑談が出来るとなお良し


自動車や道路に関する英単語は、事前に送られる教本をしっかり読み、知らない単語を調べて、全てを理解しておけば大丈夫です。

日本で運転の教習を受ける時、教官が

はい、次の交差点を右折ね

そこを左折して

というように指示を出しますが、これらのことを英語で言われてちゃんと理解できないといけません。

教習の最初の方は、運転に慣れることで精一杯でしたが、教習は全部で6時間もあります。最後の方になってくると、だいぶ運転にも慣れてくるので、心に余裕がうまれます。そういうときは、少しでも、雑談する英語力があると望ましいです。

参考までに…
私は、7年前にIELTSで全てのセクションで6
以上を取り、それ以降は、完全英語環境で働いています。
事前に教本をちゃんと読み理解して臨んだので、英語力で苦労することはなかったです。アセスメントも満点でした。

1日コースを終えての感想

6時間の教習を一日でして、かなり疲れました。2日かけて免許を取るコースもありましたが、その方が費用は高いし、トータルの拘束時間も当然長くなります。

教習で走った道路(公道)は、長年走り慣れた道で、地図が頭に入っているので、そういう点では安心感があり、リラックスして臨めました。

最後の実技テストでの採点は、あまり厳しくなかったように感じます。
出発前にミラーやギアなど約10項目を確認する作業があります。3つまではミスしても、何かは言えないけど、アイコンタクトなどで伝えることができると、言われました。
発進しようとしたときに、ギアが4速に入っており、教官から『本当に大丈夫?』と言われ、ギアの方をチラチラ見られて気付くことができました。

転職できる仕事

  • バスの運転手
  • 運送業
  • 工事現場など


インターネットで求人を探したところ、時給は、フルタイムで30ドル〜35ドルくらいの仕事がいくつも見つかりました。カジュアルだと、時給40ドルも十分狙えます。
また、僻地のマイニングサイト(鉱物採掘場)で働けば、時給は更に上がります。

まとめ

今回はだいぶマニアックな内容でしたが、いかがでしたか。
転職したいと考えた時に、既に免許や資格を持っているだけで採用の可能性はグッとあがります。

  • 費用は1日で1300ドル
  • 事前にアセスメントを解いておく必要がある
  • 休憩を挟みつつ合計6時間の教習(実習)
  • 自動車関連のことが分かる英語力必須
  • 時給30-40ドル超の仕事に転職可



最後までお付き合いありがとうございます。

以下の記事もあわせてどうぞ。私がこれまで出会ったオーストラリア人の働き方を紹介しています。

永住権取得を目指す全ての方、オーストラリア生活を存分に満喫したい全ての方、そしてオーストラリアが大好きなそこのあなたを心より応援しています。

それでは、bye~~

この記事を書いた人
カスミ

西オーストラリア州のド田舎で暮らしています。ワーホリビザで始まり、学生ビザを経て、人生のどん底『永住権申請却下』を経験していますが、その後無事に永住権(S187)を取得しました。
オーストラリアで出会った日本人の夫と素敵なオーストラリア人達に囲まれて、のんびりのびのびした毎日を過ごしています。
夢は、広い庭がある家を買って果樹園を作ることと、英語圏の国に旅をして現地民に『Do you live in Australia? 』と聞かれるくらいオーストラリア英語を使いこなすことです。
オーストラリアでの生活も10年になるので、今までの経験や知識が少しでも誰かの為に役立ってくれればと思いブログを書いています。
どうぞよろしくお願いします。

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