このアメブロでは能登半島地震が起きた後の今年2月5日に記事にしています。

 

 

あれからもゴタゴタ続きで体力的にも精神的にも限界を超えました。過労死ラインってやつです。

しかし私が栽培に取り組んでいる農産物はハーブとか健康野菜なのでいじっているといやされます。

新規で就農を考える時に栽培する農産物は儲けや補助金目当てを優先させることも現実的な選択ですが、自分が健康で長生きできる農産物を取り入れてもいいと私は思います。

しょうぶ湯で使うしょうぶの葉は独特の匂いがあるので、匂い菖蒲ともいいますが、最初は端午の節句のしょうぶ湯で使う葉しか頭にありませんでしたが、10年以上いじっているうちに「生け花用のしょうぶの葉」を草月流の先生から教えてもらいました。

そして私が引き受けた理由は、能登半島のある石川県は寒冷地帯なのでGWの端午の節句の頃だと葉が十分育っていないという点でした。生け花用だったら手ごろなサイズだと考えたわけです。

生け花では匂い菖蒲の葉と花しょうぶやカキツバタを組み合わせます

カキツバタや花しょうぶも必要だと去年聞いていたので、野アヤメの苗は購入しましたが今年はまだ間に合いません。大体植えつけた2年目から使える大きさの株になります。カキツバタは2014年に2株購入してから増やしていたので、こっちを使うことにしましたが、私は花が咲いたものを飾ると考えてました。前回の記事でもそういう認識でした。GWが終わった5月11日に、いけばな草月流の先生にカキツバタの花が咲いたのでそろそろ持って行けそうですと伝えたら、必要なのは「つぼみ」の状態でした。う~ん、もっと早く持って行けました。生け花用の花の栽培方法も勉強しないといけませんね。

 

 

(参考資料)

 

あやめ、花しょうぶ、カキツバタで生育環境が違います

花しょうぶと匂いしょうぶとカキツバタで必要とする水の深さが違います。

2013年夏に花しょうぶと匂いしょうぶの苗を買って植えたときに、どうせだったらカキツバタも植えようかと考えました。それ以来10年以上この3種類を観察してきました。枯れることなくそれなりに数も増えてきたし、今なら違う土地に引っ越しても栽培できるノウハウは身についたと思ってます。

 

 

(上のリンク先の杜若園芸(とじゃくえんげい)さんのカキツバタの育て方から画像をお借りしました)

 

ここからはちょっと専門的なカキツバタの栽培履歴になります

2014年1月に苗を2株購入してから2024年の今までどんなことをしていたのか紹介します。といっても順調に生育できるように見守っていただけです。私が住んでいる穴水町では5月10日前後に開花するようです。

 

(岩手県の紫桜館山の花屋さんから購入しました。カキツバタだけが生き残りました)

 

2015年4月当時の栽培場所の風景

(隣は水田でした)

 

(国鉄時代に植えられたエゾサクラです)

 

 

 

 

 

(タニシを入れてみました。2024年現在は干上がった時に絶滅しました)

 

(2015年4月29日の1年経ったカキツバタ2株です)

2016年5月です

 

 

(2016年5月5日 開花が確認できました)

2017年3月に水がたまり易いように掘り下げました

冬季湛水(とうきたんすい)という有機農業の技術を取り入れました。冬もずっと水があることで雑草がおさえられます。また土中の光合成細菌が活動しやすくなるので、根の成長が良くなります。アカガエルなどの天敵生物も住みやすくなります。
 
 
 
(カキツバタの株の中にアカガエルの卵塊がありました)
 
(2017年5月11日 開花を確認できました)

 

2018年 匂い菖蒲の栽培を始めて5年です。匂い菖蒲が増えてきました

この年から穴水町の森本石油さんに匂い菖蒲の葉の提供を始めました。カキツバタはまだまだです。

 

 

 

間を飛ばして2023年5月です。カキツバタが増えてきたので7月に株分けしました。

2023年は干上がって水がない最悪な状態だったので、もう少し水の確保ができそうな場所に株分けしました。といってもチガヤの地下茎がはびこっている耕作放棄地です。2012年からの今までの有機農業の経験で水さえ確保できれば生育できるとみました。
 
 

 

 

 

2024年は5月3日にカキツバタのつぼみを確認できました

カキツバタ栽培を始めて10年続きましたが、私は野菜よりもこっちの方が向いているかもしれませんね。
 
 

株分けした方は今のところ順調です。花は翌年でしょう