電子マンガで配信して頂いている『夫が失踪しました』。
編集者の方の新しい記事がアップされました。
私のインタビュー記事の第二弾です。









最近も、職場の同僚に「離婚して何年たった?」って聞かれました。
ひとり親ってことは、隠すのが難しいから話してるのですが、そこから先が話すことができないのです。

どんな反応をされるかとか、事実がねじ曲げられて噂話で広がるんじゃないかとか。
怖いのです。


だって、「夫は失踪しました」なんて、ショッキングで。こういう人の不幸が好きな人って、世の中に一定数いますよね。

分かってるから嫌なんです。


全然親しくない人が、本当は興味本位なのに、あたかも心配するような言葉を選んで私に詳しく聞いてきたりするでしょう。


聞かれたら、話さないわけにいかないし。
根掘り葉掘り聞いてくるでしょ。



そんで最後にはまた心配しているような顔をして、頑張れとか言ってきて。
でも私にはすごく軽い言葉に聞こえてしまうんです。


べつに私、職場の同僚やママ友にプライベートを励ましてほしいわけじゃない。

「不幸な人」、「可哀想な人」っていうレッテルを貼られなくない。


私は不幸じゃない。
可哀想じゃない。


安っぽい同情なんかされたくない。





これが、周りに話したくない理由ですね。




面と向かってしまうと、本当に自分のことを思ってくれてるかどうかって、目を見れば分かってしまいます。


一生懸命話しても、興味本位で近付いてきた人は最後まで興味本位だし。


夫がいなくなってから、何度も何度も味わってきたので。


自然と人とプライベートなことを話すのが嫌になり、
結果、人と距離を取るようになってしまいました。



そのほうが、らくなんです。