おうえんの森スタッフブログ

故郷グルメガイドを企画運営する「おうえんの森」のスタッフブログです。
海外・国内旅行とグルメ等がテーマです。

手塚治虫とマンガ文化

2024年05月16日 | 日記


 2024年5月11日に、筆者は東京都八王子市(人口約56万人)と大学コンソーシアム八王子加盟の25の大学・短期大学・高等専門学校等が一般市民を対象に展開している「八王子学園都市大学」(愛称:いちょう塾)の一講座(無料の公開講座)、「手塚治虫と戦後のマンガ文化」を聴講してきました(↑上記写真参照)。会場は、いちょう塾の事務局があるJR八王子駅前に建つオクトーレ(↓下記写真参照)です。


 講師は「ポピュラー・カルチャー研究」を専門としている創価大学文学部の森下達(ひろし)准教授です。それまでの研究成果として2021年に青土社から出版された『ストーリー・マンガとはなにか 手塚治虫と戦後マンガの「物語」』の内容をベースに、手塚治虫の2つの作品「吸血魔團」(1948年)と「38度線上の怪物」(1953年)の単行本等を実際に披露しながらの90分の講演でした。

 森下准教授は、手塚治虫が1950年代に「古典的ハリウッド映画的」な様式を展開し、マンガにおいて登場人物の内面的・心理的な面をコマ割りされた手書きの絵で表現し始めた。それが、その後のマンガの面白さである「物語」としての魅力を生み出し、印象付け、マンガの神様と称されるようになっていったと結論づけています。

 筆者を含めて多くの中高年世代に、手塚治虫は1960年代~70年代にテレビで放送された「鉄腕アトム」や「ブラックジャック」等の人気テレビアニメの巨匠として記憶されています。この講演を聴講して、改めて漫画家・手塚治虫が先駆となった映像的・映画的なマンガ手法が、その後のアニメ作品につながっていく原点なのだと感じました。

※備考:講座の教室内での写真撮影は禁止されていました。

以上

 

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ひの新選組まつり 地元色あふれるパレード観覧

2024年05月13日 | 日記

写真①。

 2024年5月12日(母の日)に、東京都日野市(人口18万7千人)で官民挙げて行われた第27回「ひの新選組まつり」に行ってきました(写真①↑参照)。日野市と新選組の関係は、新選組副長であった土方歳三が日野市の出身で、彼の命日(5月11日)に合わせて、没後130周年と日野市市制35周年を記念して1998年(平成10年)以来開催されています。

 新選組は、幕末の京都で幕府の治安維持や反幕府勢力の取り締まりを行う警察的な組織でした。最終的には明治維新の流れには勝てず、新政府軍との戊辰戦争で敗北し消滅しました。土方歳三も最後の戦場となった箱館五稜郭で1869年(明治2年)に戦死しています。享年34才でした。新選組も白虎隊も西郷隆盛も、明治維新の悲劇のヒーローは人気がありますね。

 まつりのメインイベントは、甲州街道を約500mに渡り通行止めにして行われる「新選組隊士パレード」です(写真①↑~④↓参照)。地元だけではなく、毎年全国から多くの新選組ファンが応募し、抽選により選ばれた人々が隊士に扮してパレードに参加します。地元の小中学校生も隊列に加わります(写真③↓参照)。隊士の列が往復する沿道は地元周辺から集まった観客で埋め尽くされます。(ご参考までにインバウンドの外国人客は、ほぼ皆無でした。)

写真②。

写真③。

 2日間にわたり開催される祭りの1日目には、日野市高幡にある高幡不動で隊士コンテストが行われ、優勝した人が土方歳三となり、2日目のパレードでは馬に乗り主役を演じます(写真④↓参照)。

写真④。

 伝統的なお祭りというと、きらびやかなお神輿や迫力ある山車のパレードが一般的ですが、こんな地元色あふれるパレードも親近感が増しますね。ちなみに市長も市議会議長もパレードの一員として隊列に参加していました。お疲れさまでした。

以上

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GW恒例のこどもまつりで思ったこと

2024年05月04日 | 日記

◇写真①↑:多摩市のご当地少女アイドル「ディゼル」もまつりを盛り上げます。

 東京のベッドタウンとして開発され、住宅・道路・公園や商業・教育・文化等の多様な施設が整備された多摩ニュータウンの中核都市・多摩市には、通勤・通学に便利な京王相模原線と小田急多摩線と多摩モノレール線の3線が利用できる多摩センター駅があります。サンリオピューロランドやパルテノン多摩の最寄り駅でもあります。

 2024年5月3日(金)〜5月5日(日)の3日間に、恒例のGWイベント「ガーデンシティ多摩センターこどもまつり」が駅周辺で開催されています。隣駅に約30年間住む筆者も買い物ついでに見学してきました。結構たくさんの子供たちが、まつりを楽しんでいました。でも、改めて少子高齢化の現実を考えさせられた次第です。

 

◇写真②↑③↓:たくさんの仮設テントブースが並び、男の子も女の子も楽しんでいました。

 

 多摩市の人口は2024年4月1日時点で約14万7千人です。1971年(昭和46年)に多摩ニュータウンの新興団地への入居が開始されて、働き盛りで子育て中の核家族世帯・人口が移住し急増していきます。1980年(昭和55年)には95,248人、1995年(平成7年)に148,113人と人口はピークを迎えます。これ以降はなだらかな微減傾向が続いています。
 ピーク直前の1990年(平成2年)の多摩市の人口は約14万3千人で、その年齢構成は、年少(15才未満)20.3%、生産年齢(15から64才)74%、老年(65才以上)5.7%でした。それから30年後の2020年(令和2年)には年少 が11.2%と半減し、生産年齢も59.4%に低下し、老年は29.4%と5倍に急増したのです。今や、多摩ニュータウンは“多摩オールドタウン”に変貌したと揶揄されています。

 日本人が長生きするようになり老年人口は減ることなく増え続け、若い世代や子供の数が逓減していく中で人口の総数は今のところ微減で推移しています。しかし、その構成比は大きく変化しているのが少子高齢化の現状なのです。

 翻って、総務省が発表した2024年4月1日時点の日本の15才未満の子どもの総人口に占める構成比は11.3%です。人口増の65歳以上の高齢者の割合は29.2%です。少子高齢化の影響で、1997年(平成9年)以来、老人の数が子供の数を上回り、その差が開き続けています。

 多摩市は、まさに少子高齢化と人口減少が進行する日本の縮図です。そうであっても多摩エリアに生活拠点を構える子育て世代のために「ガーデンシティ多摩センターこどもまつり」がこれからも続いていくことを期待しています。

以上

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旅は一番の楽しみ

2024年04月30日 | 旅行

写真↑↓:米国シアトルで1971年に開業したスターバックスの1号店。古いビル1階の小さなお店ですが、観光客でにぎわっています。今やスターバックスは世界中にあります。

 

 筆者も年金を受給するシニア世代に仲間入りし、仕事と人間関係というストレスがなくなりました。自分の興味や好き嫌い、得手不得手に沿い、健康管理・医食同源に留意しながら無理をしない日常を過ごしています。お陰様で贅沢をしなければ、約30年住み慣れた自然豊かな都市郊外のニュータウン(最近は高齢化でオールドタウン化していますが)団地での生活には困りません。

 そんな中で、ゴルフも園芸・庭いじりもギャンブル等もしない私の現在の一番の楽しみといえば旅行です。現役時代に仕事で国内・海外の出張を少なからず経験したこともあり、退職しての自由気ままなひとり旅は新しい発見に出会い、余生を楽しむ有意義な時間です。

 そんな旅の記録は写真を撮ってブログにしています。さすがに動画まで撮影・編集する意欲も技量もありませんが、YouTubeの旅動画はほぼ毎日のように視聴して旅行体験を思い出したり、次回の旅行計画立案の参考にしたりしています。ここ数年の旅の記録・思い出ですが、まだまだブログにしていないこともたくさんあり反省しています。執筆に時間を要する自己満足的な、日記的な楽しみですが、頭の体操にもなるのでもう少し真面目にブログに取り組もうと思います。

 翻って、ここ1年の海外旅行ではギリシャ、ケニア、エチオピア、米国を旅してきました。今年2024年5月にはオーストラリア(久しぶりに夫婦で旅行)を訪問します。年内で検討しているのは、初めての中央アジアです。友人からカザフスタン訪問の誘いを受けていますが、せっかくの機会ですので続けて一人でシルクロードの国・ウズベキスタンも旅しようと考えています。

 国内では北陸、特に新幹線が延伸した福井です。金沢・富山は何度か旅行しましたが、福井は未知の街です。冬が到来する前に訪問してみようと思います。旅は楽しいですね。

以上

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人気上昇中のバンコク旅行の思い出

2024年04月17日 | 旅行

写真①豪華絢爛。

 

直近2024年3月のインバウンドの訪日客数は308万1600人で過去最高を記録しました。これに対して、海外に出かける日本人出国数は同月121万9800人とコロナ禍前の2019年3月192万9915人の約63%で、まだまだ戻りません。インバウンドとの差は歴然です。円安や中国への不安・不人気も影響していると言われています。

そうした中で、近年、日本人の海外旅行先のランキングは1位韓国(ソウル)、2位台湾(台北)、3位米国(ハワイ)が定着しています。そして、今は4位がタイ(バンコク)ということです。

写真②仏教寺院。

写真③寺院内で。

写真④寺院内で。

東京・大阪・名古屋・福岡・新千歳から直行便が飛んでいるバンコクは、"微笑みの国”と言われるタイの首都として政治・経済・社会・文化の中心地として発展・整備されています。イスラム教徒やヒンズー教徒が多い東南アジア・南アジアの中で、国民の9割以上が仏教徒です。歴史的で豪華絢爛な多くの仏教寺院や王制の宮殿、最新のショッピングモール等の観光スポット・名所旧跡も豊富です。グルメやファッション、エンタテインメントも充実しています。少し理解すると、地下鉄や高架鉄道、そして市内を流れるチャオプラヤー川を往来する船を利用して、安価に安全にバンコク中を移動できます。車やバイクの移動でも道路が整備されています。

写真⑤船は快適。

写真⑥宮殿内で。

写真⑦モール内で。

筆者は2023年6月にバンコクを訪れましたが、実感として、そうしたガイドブックにあるような観光案内を十分に体験でき、物価も手ごろで、日本人にも親近感が持てる活気に満ちた都市だと思います(各写真参照)。確かに亜熱帯気候で冬は無く年間を通じて暑いのだそうですが、温暖化の影響で暑い日々を過ごしている最近の日本人には問題ないでしょう。

写真⑧モール内で。

物価の高いハワイより近く直行便で6~7時間ですし、日付変更線を超えません。英語も観光客の多いエリアや施設ならおおむね通じますし治安も保たれています。特にグルメは多種多様な飲食店が多く、手頃な価格で美味しいので毎年でも気軽な服装と気分で性別・年齢を問わず旅行が楽しめそうです。

※写真⑨⑩↓:都心ショッピングセンターの「Terminal21」に面した宿泊ホテルから撮影した昼と夜の市内幹線道路の風景。

写真⑨。

写真⑩。

※写真⑪↓:ホテルの裏通りのお店。ホテルの方に質問をしたら、若い女性による純粋なマッサージ店で、いわゆるあれ系のハードな風俗店ではないとのことでした。タイ式マッサージは人気です。

写真⑪。

以上

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