30代 男性 マスターさん
初めまして、メンバーのマスターです。
私は2024年の2月からビリーブに通っており、約一年間お世話になっています。
今回はビリーブに来た理由、学んだこと、現在行っている就職活動について皆様の参考になればと思いご紹介させていただきます。
①ビリーブに来た理由
私は元々学生時代に不登校や休学していた時期があり、継続して一つの場所に通い続けるというのが上手く出来ていなかった人間でした。その原因・問題にちゃんと向き合わずに就職したため会社でも安定して働くことが出来ず、休職を繰り返すといった状態が続いていました。そんな中、勤務していた事業所が閉鎖した事をきっかけに「今の不安定な状態から脱したい。新たな就職先を見つけてもう一度1から頑張りたい」と考えてビリーブに通うことを決めました。
②ビリーブで学んだこと
ビリーブでは授業形式の座学から運動・コミュニケーショントレーニング・ストレスマネジメントなど様々なプログラムを学びました。その中でも現在の就職活動に役立っているものをいくつかピックアップします。
1つ目は自己肯定感を上げる鏡のワークと呼ばれるものです。アファメーションとも呼ばれており毎朝起きたら鏡に写る自分に向かって肯定的な言葉をかけてあげるといった内容です。実際に私が使ってるワードは「今日も格好いい!」「皆から愛されてる!」「笑顔がステキ!」「今日も6割でいこう、何とかなるさ!」などです。ちょっと恥ずかしいですが本当に毎朝言ってます。特に最後の「6割でいこう」は良い結果を出そうと気を張り過ぎてしまう私にピッタリで、緊張しがちな就職活動中に何度も助けられています。
2つ目はストレスマネジメントで私はこのプログラムによって休日の過ごし方を180度変えました。ビリーブに来る前の休日は家の中でゲームをしたり動画を見て過ごすなどインドアスタイルでした。しかしそれでは月曜日になったとき心がリフレッシュできておらずストレスも抱え込んだまま…、そんな状態でまた一週間勤務しストレスを抱えたまま翌週へ、そしていつか爆発して休んでしまうといった悪循環が続いていました。そこでプログラムを通して支援員のSさんに休日の過ごし方を相談し「休日は必ず外へ出かける」「部屋の掃除をする」この2点を守るようにしてみました。そんな生活を半年続けたところインドア派からアウトドア派へ大変身を起こし、部屋の汚れと一緒にストレスをキレイさっぱりリフレッシュ出来るようになりました。結果的にオン(平日)とオフ(休日)の切り替えが上手くなり、悩み・不安(現在は就職活動)を休日や翌週に持ち込む事がほとんどなくなりました。
最後はプログラムというより私個人の課題として始めた「エネルギー管理表」です。日々の生活にどれくらいエネルギーを使ったかを記録し、頑張り過ぎを防ぐためにやり始めました。私は過集中を起こしやすく「ほどほどに頑張る」といったことが出来ない人間でした。集中力があるのは良いことですが仕事を続けていくうえで重要なのは安定したパフォーマンスを5年10年と長く出し続けることです。100%の力を出し続けてあっという間にエネルギー切れを起こしてしまう人に仕事を任せるのは難しいでしょう。以前の私はまさにそういった事をしてしまう人間でした。それはビリーブに通い始めてもすぐに直すことは出来ませんでした。エネルギー切れを起こすとソファで横になってしまう、会話ができなくなってしまう、いつもなら気にならない環境音に振り回される、そんな症状が出ていました。しかしエネルギー管理表によって日々の体調・頑張り度合いを見える化したことで「長く安定して動き続けるにはどれくらいが適切か」「ほどほどの力とは具体的にどれくらいか」といったものを知ることができました。頭では理解していたつもりの「ほどほど」をビリーブへの通所を通して身体に覚えさせることが出来たのは、これから働くうえで役立つだろうと思っています。
③就職活動とその結果
私はビリーブに通い初めから9ヶ月後の2024年11月から就職活動を始めました。ビリーブの支援員の人と会社説明会に参加し、いくつかの会社へ見学もさせていただきました。2025年の1月には2週間の職場実習にも参加することが出来て順調に就職へのステップを踏んでいきました。職場実習に参加し改めて痛感したのはビリーブで学んだこと、1年間通ったことは働くうえで欠かせない経験だったということです。報告・連絡・相談をするためのコミュニケーションスキル、毎日フルタイムで働くための体力作り、トラブルにも負けない自己肯定感と問題解決のための思考。こういった基礎を疎かにしていては良い職場に出会えても長く働き続けられないと思いました。それらをビリーブで身に着けた甲斐もあり希望していた企業から内定をいただき3月から勤務できることになりました。
最後に
ビリーブはなぜ自分が上手く働けないのか・働けなくなったのか、その理由と向き合い解決策を探すのにとても良い場所だと思います。もし私がビリーブに通所せずに就職活動を続けていたらどうなっていたでしょうか。仮に就職することは出来ても長くは働き続けられなかったでしょう。そして履歴書には「どこへ行っても長続きしない人」という職歴だけが残り、失敗するたびに自己肯定感は下がり続ける。そんな風に状況が悪化していっただろうと思います。「今のままでは駄目だ、今の状況を変えなければ!」と考えてる人は一度相談に来てみるのが良いと思います。