2024年4月12日スタートのフジテレビ系金曜ドラマ「イップス」。
絶不調バディが絶妙な会話術と掛け合いで事件を解決するミステリーコメディです。
メインキャストは女優・篠原涼子さんと芸人・バカリズムさん。
- イップスのネタバレ!原作はある?
- イップスのドラマ全話ネタバレとあらすじ
- イップスの最終回結末予想と考察
今回は「イップス」の原作や全話ネタバレ、最終回の結末予想までまとめてみました。
ドラマ「イップス」のキャスト相関図については別記事でまとめていますので合わせてご覧ください。
イップスのネタバレ!原作漫画や小説はある?
#篠原涼子 ✕#バカリズム
— 金9『イップス』フジテレビ4月ドラマ公式 (@yips_fujitv) February 13, 2024
W主演で初共演✨
◤4月12日スタート📣
毎週金曜よる9時放送!
『#イップス』◢
小説を"書けなくなった"ミステリー作家と
事件を"解けなくなった"エリート刑事の
"絶不調バディ"が絶妙会話術と掛け合いで事件を解決するミステリーコメディー❕#フジテレビ #金9ドラマ pic.twitter.com/0aq2B0cxC6
完全オリジナル脚本のドラマです。
ネタバレが全くない状態なので毎話ワクワクしながら楽しむことができますね♪
脚本を担当するのは、オークラさん。
脚本・放送作家・オークラさんが手掛けた作品
ドラマ
- 2009年 0号室の客
- 2012年 花のズボラ飯
- 2014年 素敵な選TAXI
- 2021年 ドラゴン桜 第2シリーズ
テレビ番組
- 週間さんまとマツコ
- バナナサンド
- 午前0時の森
- ゴットタン
- はねるのトびら
- 爆笑 大日本アカン警察
- 関ジャニ∞クロニクル
オークラさんは1997年に作家活動を開始しました。
作家になる前は「細雪」という名前でコンビ芸人をしていたそう!
ご自身も昔は芸人で、数々の有名番組の作家を務めていることから今回担当するイップスもお笑い要素が入った面白いドラマになるのではないでしょうか?
イップス基本情報
4月12日START!!
— 金9『イップス』フジテレビ4月ドラマ公式 (@yips_fujitv) March 15, 2024
毎週金曜よる9時放送
『#イップス』
————ᝰ✍️👮♂️
『#院内警察 』内で放送された本編映像は
いかがでしたか?
/
刑事なのにネットでアンチ🫢!?
\
見逃した方にも先ほど放送された映像を
お届け🙌🧡#篠原涼子 #バカリズム #フジテレビ #金9ドラマ pic.twitter.com/4Jg2uGFDeH
現時点でわかっているドラマ「イップス」の簡単な基本情報をお伝えします。
放送日と最終回はいつ?
近年のフジテレビ金9ドラマから放送開始日と最終回を予想してみました!
作品タイトル | 放送期間 |
うちの弁護士は手がかかる | 2023年10月13日〜12月22日 |
院内警察 | 2024年1月12日〜3月22日 |
フジテレビ系金曜ドラマは11話構成で放送されることが多いです!
予想取り延期もなく毎週放送されるとしたら、最終回は6月21日になりそうですね!
イップスの設定
小説を書けなくなってしまったおしゃべりなミステリー作家と事件を解けなくなったエリート刑事が事件を解決していく物語です。
多彩な顔ぶれとなる犯人には毎話豪華なゲストが登場するとか!
- 黒羽ミコ(くろば みこ)|篠原涼子さん
└小説が書けなくなったミステリー作家。 - 森野徹(もりの とおる)|バカリズムさん
└事件が解けなくなった警視庁捜査一課の刑事。
キャストの画像や詳しい役柄の解説は、イップスのキャスト相関図でまとめていますので、そちらも合わせてご覧ください。
イップスの名前の由来は?
イップスのタイトルは主にスポーツ選手などで使われるワードです!
イップスはスポーツ選手などで主に使われる「いままで出来ていたことがコントロールできなくなり、プレーできなくなる」という症状です。
今回のドラマ「イップス」でも書けなくなったミステリー作家と事件を解けなくなった刑事というイップスにより行き詰まった2人がおりなすストーリーのため、こういったタイトルが付けられたようですね。
放送が始まったらさらに詳しく明らかになるかもしれません。
ぜひ、タイトルの意味も含めてチェックしてみてくださいね!
イップスのネタバレあらすじ
4月12日START!
— 金9『イップス』フジテレビ4月ドラマ公式 (@yips_fujitv) April 7, 2024
毎週金曜よる9時放送
『#イップス』
-——ᝰ✍️👮♂️
\番組出演情報📺/
本日4月7日(日)夕方4時〜
『#春ドラマみどころ大集合SP!』
『イップス』の見どころやNGシーンも?!🫣
ここでしか見られないキャストのコメントもあるとか…!!
これを見て一緒に『イップス』の… pic.twitter.com/N5JrXsRgF0
ミステリー作家黒羽ミコと警視庁捜査一課の刑事 森野徹はイップスでという同じ悩みを抱えていた。3作連続でベストセラーを記録するもネタ切れでもう5年もの間作品が書けていないミコは持ち前の会話術と洞察力を武器にコメンテーター業やコラム執筆をこなしていたがそのせいで本業が片手間になっていた。一方森野はかつてエリートとして組織内でも一目置かれる存在ながらある出来事をきっかけに事件を解けなくなった。そんな森野はミコの大ファンで新作を出さないミコに苛立ち「ノモリ」というアカウントでアンチをしていた。
イップス|フジテレビ
1話ネタバレ
5年前から新作が書けず、そろそろ落ち目と言われているミステリー作家の黒羽ミコ。
今や活動のメインは、テレビのコメンテーターで、暇があるとエゴサを繰り返し、悪評の嵐に落ち込む毎日。
中でも、SNS上でよく見かけるノモリというアカウントは、最近のミコの作風についてもいちゃもんをつけ、誹謗中傷を繰り返していました。
それでも、ミコの熱狂的なファンで運転手の坂浦猛に励まされ、やる気が出たミコは、久しぶりにパソコンに向かうことに。
ですが、全く書くことができず、気分転換に見ていたテレビ番組で、脳が過度の緊張状態に晒されると、突然今までできていたことができなくなる「イップス」という症状を知りました。
自分にも思い当たるふしがあったミコは、脳のリラックスが必要だと思い立ち、以前出演番組で取り上げていたサウナ施設を訪れます。
ですが、巷で話題になっている熱波師・電撃ウィッチ麻尋のパフォーマンスが蛇足だと少しがっかり。
その小言をいちいち拾う、隣に座っている男。
癒されに来たはずが、さらにイラっとしてしまうミコなのでした。
その後、しばらくして屋上の水風呂に移動したミコ。
そこに先程の男が現れ、「黒羽ミコさんでは?」と声をかけてきました。
面倒くさそうにあしらっていたものの、話してるうちに本格的に身バレしてしまい、男の話に耳を傾けることにしたミコ。
最初は作品を褒められ、上機嫌でしたが、ダメ出しが始まると、少しイラっとしてしまいます。
ですが、彼の口調が何となくノモリと重なり、「こいつがノモリなのでは?」と思い始め、
さりげなくカマをかけました。
男は動揺し、必死に人違いだと否定していたものの、結局自分がノモリだと認めてしまいました。
そして、「陰で人の悪口を言うのは最低」だの、「今名乗ったから卑怯者じゃない」だのと、子供のような喧嘩を始めたふたり。
ですが、ミコがふと奥の水風呂の前を通りかかると、うつぶせに浮かんでいる男が。
ノモリが彼の死亡を確認すると、「水死体!?」と驚きを隠せないミコなのでした。
その後
施設は臨時休館になり、警察が出入りして大騒ぎ。
第一発見者のミコも、刑事から事情聴取を受けることに。
殺人事件の匂いを感じ、ミステリー作家としての好奇心を抑えきれなくなったミコ。
勝手に現場の写真を撮り始め、興奮気味にフードコートで食事中のノモリに話しかけました。
ですが、水死体を見たばかりだというのに、動揺のかけらもないノモリ。
というのも、彼の正体は、警視庁捜査一課の警部補・森野徹だったのです。
全く事件に興味を示さない彼にイラっとするミコですが、そこに麻尋がやって来て、自分のファンだと告げられると、早速取材を始めました。
その中で、サウナでの事故を溺死前提でしゃべっている麻尋に少し違和感を感じたミコ。
傍で盗み聞きしていた森野も、水死体の男が清掃中なのに勝手に屋上の水風呂に入ったという麻尋の説明が引っかかっていました。
森野もこれが殺人事件と疑っていると感じたミコは、彼に協力を要請します。
あまり気乗りしない森野でしたが、今後も駄作を書き続けてやると脅され、仕方なく現場に連れて行くのでした。
そこで、刑事達から森野が検挙率ナンバーワンのエースだと聞かされたミコは、テンション爆上がり。
まじまじと水死体を眺め、森野達を質問攻めにします。
ドン引きしながらも、真剣に捜査し始めた森野。
ですが、バディの刑事・樋口一之に体調不良で仕事を休んだのに、事件現場にいることを指摘され、焦ってしまいます。
そんな中
被害者の竹内渉が反社会組織の人間だったという情報を得たミコは、森野と一緒に麻尋を問い質すことに。
麻尋が竹内と知り合いだったことを指摘するミコと、彼のスマートウォッチが壊れていたこと、首筋にスタンガンの跡があったことをつっこむ森野。
森野は、犯人が竹内の後頭部にスタンガンを押し当てたことで失神し、そのまま溺死したと考えていました。
それは、スタンガンの電圧でスマートウォッチがショートしたという理屈とも辻褄が合い、「それなら、ヒートショックに見せかけて殺すことができる」とノリノリのミコ。
森野は怪しまれずにスタンガンを持ち歩け、竹内と知り合いだった麻尋を犯人だと疑っている様子。
ですが、麻尋は「水中でそんなことしたら、犯人まで気絶してしまうのでは?」と反論し、さっさと立ち去ってしまいました。
その指摘がもっともだと思ったふたりは、早速屋上で試してみることに。
ですが、それを見かけた麻尋に「凶器のスタンガンはどこにある?」と責められた森野は、急に無言になり、立ち去ってしまうのでした。
それでも諦めきれず、こっそり麻尋のロッカーを探っているところを見つかり、逮捕されてしまったミコ。
助けを求められた森野は、シカトしようとしましたが、「このままじゃ事故としてうやむやにされてしまう」というミコの訴えを聞き、もう一度現場に向かうのでした。
ですが、施設の入り口で立ちすくんでしまった森野。
チャットでミコと会話しながら、自分は犯人を目の前にしても問い詰めることができないと打ち明けます。
そこで、お互いがイップス同士だと気づいたミコ。
「まだ諦めてないなら、もがいて這い上がれ」と森野にハッパをかけ、また麻尋に接触しました。
麻尋はさすがに呆れますが、そこに現れ、彼女の殺人トリックを暴き始めた森野。
彼の推理は、超純水という絶縁体を使って、麻尋は自分に電撃が来ないように細工した上で、竹内にスタンガンを押し当てたというもの。
シラを切る麻尋でしたが、森野に定期的に近所で超純水を購入している証拠を突きつけられ、ミコに竹内と付き合っていてDVを受けていたことを言い当てられると、とうとう観念しました。
涙ながらに、売れないアイドルから熱波師に転身し、得た名声を竹内に壊されたくなかったと悲痛な思いを打ち明けた麻尋。
ミコはそれに同情しつつも、「だからって人を殺していいわけない」と一喝しました。
そして、ミコの勧めに従い、自首することにした麻尋。
こうして、ミコは少しだけ、また原稿に向き合う意欲が沸いたのでした。
作家が急に書けなくなることを「スランプに陥った」とよく言いますが、スポーツ業界ではイップスと表現されてたんだとか。
まだ耳慣れない単語ですが、「今まで普通にできてたことが突然できなくなる」という認識は、意外と浸透してきてるんですね。
きっと、マル害を覚えたミコのように、今後SNS上でイップスという言葉が流行りそうですね(笑)
それはさておき。
一般的な刑事ものや探偵ものでは、犯人の殺人トリックを本人の目の前で暴き、自白するまで追い込むというのが、一番の見せ場なはずなんですけどね?
ちょっと踏み込んだだけで倒れるとか、森野ポンコツすぎ!
先に犯人と殺人の過程を見せてしまうという手法は、古畑任三郎を彷彿とさせますが、こういうタイプの種明かしは斬新ですね。
なんなら、放送前の番宣で、すでにトリンドル玲奈さんが「私が犯人です」って言ってましたからね。
ネタバレありきで見てしまうとつまらなく感じてしまう作品も多い中、バカリズムさんと篠原涼子さんの掛け合いが面白すぎて、つい夢中になって見てしまいました。
でもこれ、バカリズムさんが脚本じゃないんですよね?
それなのに、ものすごくバカリズムワールドを感じてしまうのは、監督さんと脚本家の方が、以前からバカリズムさんと共同制作の経験があるからだとか。
主演として、ものすごく自分っぽい世界観の中に放り込まれるのって、どういう気分なんでしょうね?
サスペンスとしては、難解すぎないトリックで、意外とゆるーく楽しめるのも、この作品の魅力かなと思いました。
今後、どんどん殺人事件に首突っ込みまくって、ミコが渾身の新作を発表できるようになるのかにも期待したいですね。
2話ネタバレ
サウナ殺人事件で味をしめたミコは、森野に小説のネタになりそうな事件を見たいと頼みますが、森野は完全スルー。
仕事にも身が入らず、家でゴロゴロしながら、悪童エクスプレスという人気ユーチューバーの配信に夢中になっていました。
そんなある日
悪童エクスプレスのふたりがカラオケボックスで緊急生配信をすることに。
チョロは、よっちゃんがやらせ配信を始めたことにかねてから不満を抱いており、今日この場でよっちゃん本人の口からやらせを告白させようと思っていました。
最初は乗り気ではなかったものの、急に素直に応じることにしたよっちゃん。
ですが、それは壮大な殺人計画の始まりでした。
彼はチョロを泥酔させた後、トイレに細工をして、しれっと配信を始めます。
そして、急に吐き気を催したチョロは、よっちゃんに誘導されながらトイレへ。
しばらく様子を見守っていたよっちゃんでしたが、個室の中でチョロが倒れているのを発見したところで配信をストップ。
すぐさま、彼の手に小瓶を握らせ、服の胸ポケットに封筒を仕込むと、個室の細工を証拠隠滅しました。
そして、緊迫した様子で「チョロが自殺した」と爆弾発言。
その画面に、偶然そこに居合わせて配信を見ていたミコと森野が映り込み、よっちゃんは慌ててカメラを止めたのでした。
その後
カラオケボックスは緊急休業し、警察の捜査が入ることに。
従業員や客も取り調べを受ける中、「また事件に巻き込まれた」と目をキラキラさせるミコ。
早速森野を連れて現場検証に混じり、刑事からチョロが青酸カリで自殺したことを聞きました。
- 青酸カリは摂取してから効き始めるまでに、数分から15分ほどかかり、その間の行動はずっと生配信されていたこと。
- チョロが青酸カリを飲めるチャンスは、個室にこもった間だけで、自ら飲むしかないこと。
それらをふまえて、森野も他の刑事達も自殺と判断していました。
ですが、なんだか納得いかないミコ。
配信スタート直後にチョロが飲んでいた酒に青酸カリが混入されていただの、配信が実は録画だっただのと推理をしてみますが、どれも的外れ。
刑事に遺書を見せられますが、それにもなんとなく違和感を感じ、直接よっちゃんに聞いてみることに。
遺書の「常に前に進んで欲しい」という文面と、チョロ本人の「振り出しから始めたい」という発言が矛盾していることを指摘。
森野も、よっちゃんの「チョロが泥酔していた」という発言が引っかかり、「彼はお酒に強い印象だった」と突っ込みます。
少し焦り始めたよっちゃんは、「ひとりにしてくれ」と思わず逆ギレ。
一旦その場からは退散したものの、しつこく捜査を続けるふたり。
そこで、ミコはレジカウンターに飾られていたサイン色紙に注目。
店員・井上孝の名前の漢字をチョロが間違えたと聞いたミコと森野は、再びよっちゃんの元へ。
今度は遺書の先立つ不孝の「孝」の字を知らないチョロが、正しく書けるのはおかしいと指摘したミコ。
ですが、その推理をパソコンなら漢字を知らなくても予測変換で書けてしまうと台無しにする森野。
困ったミコに助け舟を出すようにせっつかれ、仕方なく、「配信中にトイレの窓を開けたのは、よっちゃんがあらかじめチョロが青酸カリで死ぬことを予測してたからでは」と告げました。
犯人と疑われ、さらに声を荒げるよっちゃん。
そこで急に茫然自失になり、そっと部屋を出て行く森野。
残されたミコは、「じゃあ、いつ俺が青酸カリを飲ませたんだ」と逆に詰め寄られ、反論することができませんでした。
夜になり、結局何もわからないまま、現場から運び出されたチョロの遺体。
完全に煮詰まったミコは、井上からあるものを見せられ、悪童エクスプレスの過去の動画を見直すことに。
そこで、青酸カリを飲む以外で体内に摂取する方法を考え始めたミコ。
森野に相談すると、彼はある方法が思い浮かんだ様子。
三度目の正直で、またよっちゃんを直撃しに行きました。
全く乗り気がしない中、真相を語り始めた森野。
- よっちゃんが不自然にチョロの嘔吐の後始末をしてしまったこと。
- チョロに青酸カリを飲ませたわけではなく、よっちゃんが事前にトイレに青酸カリを撒いておき、そこにチョロが吐きに来るように仕向けたこと。
- そもそも、チョロが泥酔するように、ウォッカなどの強い酒をこっそり混ぜていたこと。
それでも、「動機がない」と食い下がるよっちゃん。
ですが、ミコは畳みかけるように「やらせのことでチョロと揉めていた」ことを指摘。
実は、チョロは裏垢でよっちゃんに対する愚痴を投稿しており、それを井上に見せられていたのでした。
ようやく観念したものの、「自己満足の面白さなんていらない」と開き直ったよっちゃん。
ですが、ミコに「チョロは軽蔑なんかしていない。あなたを大事に思っていた」と説得され、とうとう後悔したような素振りを見せました。
そして、実はこのやり取りをこっそり録画していたよっちゃん。
もう薄々自分の犯行がバレることを予想しており、捕まってからもこの動画でバズろうと考えていたのでした。
若干呆れつつも、「もがき続ければまだ再出発できる」と励ましたミコ。
よっちゃんは素直に刑事に身を委ねたのでした。
その後
やっぱり小説が書けないと悩むミコ。
ばったり出会った森野に「あなたを小説のモデルにしたい」と言い出します。
困惑しつつも、まんざらでもなさそうな森野。
弟の慧も賛成しましたが、森野の名前が引っかかります。
そこで何かの事件の資料をめくっていると、そこに森野の名前が。
なにか不穏な空気を察し、複雑な表情を浮かべる慧なのでした。
今回のやらせユーチューバーというテーマは、すごくリアリティがありましたね。
人気が出て来ると、スポンサーのご機嫌取りに走るという傾向は確かに現実でもありそうな感じはします。
万人受けする動画を作り続けるって、結構大変なことだと思うし、配信者に限らず、人気クリエイターは自分の意に沿わない仕事を任されることもあるでしょうし。
一度甘い汁を吸ってしまうと、自分のポリシーやプライドを簡単に曲げてしまうよっちゃんは、精神的に弱かったのかもしれません。
だからといって、相方を殺そうという考えに至る気持ちは全くわからないですけど。
チョロのプライドと正義感も素晴らしいとは思いますが、裏垢でファンに匂わせをするとか、生配信で公開処刑しようとするとか、やり方は乱暴だった気もします。
ふたりの関係は、本人同士にしかわからないけど、コンビ解散という選択肢はなかったのかなと少しもやもやしてしまいました。
ミコと森野も、今はまだ微妙な雰囲気だけど、事件の推理に関しては息が合ってるようだし、今後も異色コンビの活躍に期待ですね。
3話ネタバレ
本格的に森野をモデルに小説を書こうと思い始め、彼の密着取材を始めたミコ。
そんな中、都議会議員の尾花健一郎の自宅で、第一秘書・田所万作の遺体が発見されました。
中に入る前から殺人事件の匂いがするとウキウキするミコと、一気にテンションガタ落ちな森野。
それでも、刺殺体を生で見たミコは、思わず悲鳴を上げてしまいます。
森野も努めて冷静に振る舞っていたものの、思わず回れ右。
森野のバディ・樋口の話によると、第一発見者は健一郎と第二秘書の村井浩平。
打ち合わせから戻って来ると、書斎にカギがかかっており、庭越しに血まみれで倒れている田所を発見したとのことでした。
現場は中からしかカギがかけられない密室状態で、かつ、田所本人がナイフを握りしめていたことから、警察は自殺と判断していましたが、森野もミコもなんとなく腑に落ちません。
そこで
早速健一郎本人に話を聞くことにしたふたり。
ミコには握手を求めたものの、森野にはいきなりハグ。
そして、自分で自分を刺す自殺方法は珍しいとカマをかけられると、「時代劇が好きだから、切腹しようとしたのでは?」と、とんちんかんな答え。
普段から、頭の中がお花畑という嫌味を込めて「フラワー健一郎」と呼ばれている彼だけに、全身からアホさがにじみ出ていると、思わず困惑するふたり。
ですが、何となく健一郎が田所を殺したのでは?と感じていました。
そして
今度は村井に話を聞くことにしたふたり。
田所は健一郎の父・総一郎を崇拝しており、今でも何かにつけては健一郎を彼と比べ、二世議員呼ばわりしていました。
そして、服装から発言、立ち居振る舞いに至るまで、全てを田所がプロデュースし、ちょっと天然なところを前面に押し出して、フラワー健一郎のキャラを作り上げていたのです。
ですが、プライドの高い健一郎は、アホ扱いされるのが大嫌い。
そのことで田所とよく言い争いをしていたと聞いたミコは、健一郎が田所に恨みがあったと、ますます疑惑を深めました。
そんな中
田所の服のポケットから遺書が見つかり、署名の筆跡から本人のものという可能性が高く、自殺の線がかなり濃くなります。
ですが、やはり腑に落ちない森野とミコ。
- 迷惑をかけないようにという文面なのに、なぜわざわざ健一郎の自宅で自殺した?
- 本文がパソコン打ちなのに、署名だけなぜ手書き?
- 普段からスピーチ原稿を作っている人が、こんな改行位置のおかしい遺書を書くのか?
疑問が溢れ出て止まらないふたりは、この遺書が偽造だと判断したのでした。
その後
もう一度健一郎に接触することにしたふたり。
健一郎は田所への感謝の気持ちを述べ、少し泣きそうな表情を浮かべました。
話を聞きながら、自然な流れで、田所と健一郎の作った原稿を見比べることに成功したふたり。
予想通り、健一郎の原稿は全く改行されておらず、あの遺書は彼が書いたものだと確信しました。
ですが、そこでふと、自分が疑われてるのかと健一郎が問い質してくると、思わず固まってしまった森野。
そのまま屋敷を逃げ出し、近くの川に避難していました。
そこでようやく冷静になり、ミコに更なる疑問を話し始めます。
- フラワー健一郎が、あれほど完璧な密室を作り上げるのは不可能なこと。
- 村井が共犯者じゃないかということ。
- 田所の刺し傷は、1箇所だけ真上からで、残りは斜めからと、入射角度が違っていたこと。
ミコも、田所のことを思い出す健一郎が、ウソ泣きじゃなかったことが気になっていました。
そこで
田所の妻に話を聞くことにしたミコ。
彼女は、署名は確かに田所本人のものだと認めたものの、横領という文章には違和感が。
というのも、田所は子供の頃から総一郎と付き合いがあり、彼が亡くなる時にも「自分の命をかけて尾花家を守る」と宣言していたほど。
そんな忠誠心の強い田所が、尾花家に泥を塗るような真似をするはずがない。
それ以前にお金に執着もなかったし、そもそも病気で入院した時に、すでに遺書を作成していたのです。
一方その頃
広間で物思いにふけっていた健一郎。
ふと、花瓶に拭き残した血痕を発見し、慌てて掃除しようとします。
そこに突然現れたミコ。
健一郎は田所が手術をしていたことも、すでに遺書を書いていたことも知りませんでした。
「遺書の種類が違うのでは?」と言い逃れしようとする健一郎に、ますます怪しさを感じるミコ。
そして、自分が姿を消した隙に、トイレには行かず、血痕を掃除しているところを見つけてしまいました。
そのことから、田所が広間で殺され、書斎に運ばれたと考えたミコ。
ですが、森野は、共犯者がいない限り、廊下に引きずった血の跡がないのは不自然と、健一郎単独犯説を否定しました。
その後
もう一度書斎を確認し、虫に怯えながらも、ある仮説を思いついたミコ。
再び健一郎の元に向かい、とうとうはっきりと「あなたが犯人だ」と指摘しました。
「密室の謎が解けていない」と健一郎は食い下がりましたが、その説明を引き継いだ森野。
健一郎が密室を作り上げた有能なバディは、実は田所本人だったと言い始めました。
森野の推理は以下の通り。
- 最初に健一郎から刺された時点では、田所はまだ生きていた。
- 健一郎を殺人犯にしたくない一心で、田所は自分を自殺に見せかけようとした。
- 密室を作りやすい書斎に歩いて移動した田所は、健一郎に自分が考えた遺書の文章を打たせ、自分が手書きで署名した。
- そして、健一郎を外に出して、中から施錠。
- その後、自分で自分の腹を6回刺して絶命した。
- 自分がきっかけだったにも関わらず、自分を守ろうとした田所を思って、健一郎は涙した。
全てを言い当てられ、思わず自白しそうになる健一郎。
ですが、ふと、それも想定した田所の言葉を思い出し、「それは状況証拠にしかならない」と開き直り、強引に話を終わらせようとします。
ミコは反論できませんでしたが、健一郎に握手をされ、初めて会った時のことを思い出しました。
そして、大騒ぎしながら家捜しし、袖に血がついた健一郎のシャツを見つけ出したのです。
決定的な証拠を見つけられ、ようやく観念した健一郎。
アリバイ工作は完璧だったのに、自分の詰めが甘かったと、改めて自分の天然っぷりを自覚しました。
そこで、ミコから自分に宛てた田所の手紙を渡された健一郎。
改めて田所の本心を知り、いたたまれない気持ちになったのでした。
その後
ようやく小説にやる気が出て来たミコ。
ですが、やはり机に向かうと、1文字も書けません。
まだまだ取材が足りないと、落ち込みながら慧に愚痴るミコなのでした。
今回は以前にも増して、コント感が強かったですね。
超当たり前のことをドヤ顔で言うフラワー健一郎、意外と嫌いじゃないです。
それにしても、これだけアホ扱いされる犯人が、かつていたでしょうか?
典型的な二世議員で、親が偉大だと一生比べられてしまうところは、大変な人生だなとは思います。
でも、たった一度の過ちで、人生を棒に振ってしまったのは、やはり残念だなと思いました。
健一郎のそういう部分も含めて、あえて憎まれ役に徹して、自分の死に際までプロデュースしてしまった田所は、全てにおいて完璧な秘書でしたね。
でも、健一郎はフラワーなんだから、普段からもうちょっとわかりやすく説明するべきでした。
最初から田所の本心に気づいていれば、健一郎の心構えも少しは違っただろうし。
尾花家にとって、彼を失ったことは大きな痛手になりそうですが、これを教訓にして、健一郎ももう少し自立できたらいいんですけどね。
それはさておき、かなり深刻そうな森野のイップス。
NGワードが「私を疑ってるんですか?」なんて、サスペンスものにはありえない欠陥ですよね。
慧がちらちら気にしている冤罪事件と、なにやら関係がありそうな感じ?
森野の過去も、今後少しずつ明らかになりそうだし、ますます続きが気になりますね。
第4話ネタバレ
ここは人気パティスリー『Ebahi』の厨房内。
チーフパティシエの金町環奈は、三ツ星シェフのミシェル・エルナンデスに振る舞うモンブランを試作していました。
味見をしたオーナーの小泉春樹は「これなら彼も納得する」と太鼓判を押し、彼女のフランス行きを確信。
ですが、環奈は浮かない顔をしています。
春樹は「環奈に夢を叶えて欲しい」と別れを切り出しますが、彼と結婚するつもりだった環奈は拒否。
さらに、春樹が後任に元カノの江原尚子を入れようとしたことで、環奈は春樹が自分を店から追い出して、尚子とヨリを戻そうとしていると邪推。
ふたりがホテルに入ろうとしている写真を見せ、浮気疑惑を突きつけます。
春樹は弁解しようとしましたが、全く聞く耳を持たない環奈。
カッとなった勢いで、傍にあったココナッツの実で彼を殴り倒すと、そのまま床に倒れ込み、血を流しながら絶命してしまいました。
しばらく茫然としていたものの、思い立ったように偽装工作を始めた環奈。
見つかるとまずい材料はゴミ箱に捨て、春樹の手に手袋をはめ、靴底と床にクリームを塗りました。
こうして、あたかもケーキを作っている最中に、床に落ちたクリームで足を滑らせて事故死したように見せかけました。
ですが、ゴミを捨てに行く途中、突然の停電。
スマホのライトで照らしながらゴミを捨てると、そのまま店を立ち去り、帰る途中に業者にフルーツを発注するのでした。
その翌朝
別のスタッフが出勤時に春樹の遺体を発見。
すぐに警察が駆り出され、ミコも当たり前のように現場に現れました。
森野が来るかどうかで樋口と押し問答になったミコは、モンブランを賭けることにしましたが、そこにひょっこり現れた森野。
彼がイップスに対して少し前向きになったと喜んだミコですが、この店のモンブラン目当てに来たと知り、がっかりしてしまうのでした。
その後、現場検証が始まりますが、森野は『Ebahi』の厨房の方に興味津々。
死因は頭部を強打したことによる脳挫傷で、死亡推定時刻は昨夜21時~21時半とのこと。
ミコは他殺を疑いますが、樋口は停電時に床のクリームを踏んで転んだことによる事故死と判断していました。
ですが、なんとなく腑に落ちないミコと森野は、早速環奈に話を聞くことに。
- 昨夜20時頃、環奈は春樹と一緒に新商品を試作していた。
- 春樹はまだ作業と続けると言ったため、環奈だけ先に帰宅。
その説明を聞き、なぜ環奈が先にゴミを捨てて帰ったのかが引っかかったミコ。
しつこく問い詰めていると、尚子がやって来て制止します。
その途端、さらに不機嫌になった環奈。
ふたりのギスギスした空気に、ミコは三角関係を疑います。
そして、今度は第一発見者の女性に話を聞くことにしたミコ。
- 元々は春樹と尚子が付き合っていたけど、彼女のフランス修行がきっかけで破局。
- でも、彼女の帰国後、また男女の関係に戻り、高級ホテルで度々逢い引きしている。
- そして、春樹は環奈を店から追い出そうとしていた。
全ての話は噂レベルでしたが、ミコは何となく環奈が不憫になったのでした。
一方その頃、発注していたココナッツが届かなかったことに激怒していた環奈。
みんな夜遅くに発注したことを不審に思いますが、彼女は素知らぬ顔でケーキを作り始めました。
そんな中
ミコは痴情のもつれによる殺人事件だと確信し、森野と共に環奈の元へ。
- 解剖の結果、春樹の頭部の傷は、誰かに殴られたことによるもの。
- 滑って転んだなら、靴底のクリームの位置と倒れた姿勢がおかしい。
- 手袋の手首部分に白い粉がついており、春樹は誰かに無理やり手袋をつけさせられた。
- これらを踏まえ、犯人は春樹がケーキを作っていたという偽装工作をしていた。
この詰問が、明らかに自分に向けられていると悟った環奈は、「何で私を疑うんだ!」と大激怒。
イップスが発動してしまった森野はさっさと退散してしまいます。
ですが、「自分が殺した証拠と凶器はどこにある?」とさらに詰め寄られるミコ。
結局何も言い返せず、そっとその場を離れたのでした。
その後
尚子から聞いた話と、偶然出会った慧に「昨日停電なんかなかった」と言われたことから、ますます環奈の話に疑問を持ったミコ。
それを森野に伝えた上で、また環奈の元へ向かい、今度は自信をもって、「あなたが犯人だ」と宣言しました。
そして、テレビ電話で環奈を問い質し始めた森野。
- 犯行時刻頃、環奈は自宅にいたと主張。
- ですが、環奈の自宅周辺は停電しておらず、店が停電していたことを知るすべはないはず。
- ネット検索や、誰かに電話した履歴も残っておらず、環奈は犯行時刻頃、店内にいたことが確定。
- そして、凶器は白いモンブランに使われていたココナッツの実。
- 外皮は人を殺せるほど固いため、環奈は犯行後、血の付いた外皮を捨て、残りを冷蔵庫に保管していた。
森野はゴミ処理場でその外皮を見つけ出しており、もう言い逃れできない状況。
それでも、「結婚するつもりだった春樹を自分が殺すはずがない」と食い下がる環奈。
それを聞いたミコは、「春樹はあなたを愛していて、世界で活躍させるために、あえて別れを切り出した」と尚子に聞いた話を伝えました。
- 尚子の今の彼氏は、ミシェル・エルナンデス。
- 春樹は環奈のケーキを彼に食べさせたくて、彼が泊まっているホテルに、尚子と何度も足を運んで、お願いしに行っていた。
- 春樹の熱意が伝わり、エルナンデスがケーキを食べに来てくれることになった。
ようやく春樹の本心に気づき、愕然とする環奈。
約束通り、エルナンデスにケーキを出そうとしましたが、ギリギリで食べさせることを拒否。
その夜、ミコが理由を尋ねると、「春樹を殺したココナッツで作ったケーキなんて、人に食べさせられない」と、自嘲気味に答える環奈。
春樹のことを信じられなかったことを悔いる彼女を、ミコは「もがき続ければまたやり直せる」と励ますのでした。
それから数日後
ぐったりした様子で、いつものようにテレビ出演に向かうミコ。
バイトに熱を入れすぎだと苦言を呈すマネージャーの初田。
ですが、運転手の坂浦は「こっちが本業だ」と必死にフォローします。
そんなふたりを尻目に、「ようやく1行かけた」と喜ぶミコなのでした。
今回はココナッツ殺人事件という、かなり癖の強い殺害方法でしたね。
でも、人の頭かち割れるほど固い外皮が、女性の細腕で解体できるの?と、ちょっと突っ込みたくなりました。
そして、その凶器をしれっとケーキに使う、環奈のサイコパスぶり!
終始無表情なのが、余計怖かったですが、一応良心の呵責はあったんですね。
まあ、黙って食べさせてたとしても、殺人がバレた時点でフランス行きはなかったでしょうし。
春樹も気の毒だとは思いますが、なんで肝心なことを本人に黙って進めるかなあ?
結局は、そのせいで彼女の未来も奪ってしまったわけだし、ちゃんと事情を聞いていれば、環奈の対応も違ったと思います。
ていうか、そもそも一緒に海外行って結婚すればよかったんじゃ?って話ですけどね。
「愛してるから別れる」って、何となくかっこよく聞こえるけど、結婚から逃げるための口実にしか思えません。
尚子に対してやましい気持ちがなかったとはいえ、実は環奈がそう受け取るようにあえて黙ってたんじゃないの?と邪推してしまいます。
そうじゃないと、わざわざ元カノと今カノを同じ職場にするとか、普通は自分が気まずい状況を自ら作るメリットもないし。
春樹の美談みたいな感じで終わらせたのが、ちょっとモヤモヤしてしまいました。
それはさておき、ほんの少し心の変化があったミコと森野。
ふたりとも、本格復帰に向けてちょっと前進した感じですね。
でも、予告では喧嘩別れしそうな不穏な空気もあったし、今後どうなるのか、ますます続きが楽しみですね。
第5話ネタバレ
小説のネタ集めのために、坂浦と共に裁判の傍聴に来たミコ。
それはミコが出演している情報番組でも取り上げられたほど、注目度の高い建設現場での死亡事故の裁判でした。
大勢の傍聴人の中で、坂浦の左隣に座っている法廷画家の板野恭二が妙に気になったミコ。
彼の絵の上手さに思わず見とれたものの、一瞬絵を描く手を止めたのが、少し引っかかりました。
そして、裁判終了後、弁護士の杉本浩紀に声をかけた板野。
杉本は板野のことを覚えていませんでしたが、板野は「話がある」と屋上に連れ出しました。
一方その頃
次の傍聴に向かっていたミコと坂浦。
さっきとは違い、圧倒的に傍聴人も少ない裁判でしたが、慧が弁護を担当する案件だったため、ミコは張り切って応援していました。
そして、ふたりの傍にはまた板野らしき法廷画家の姿が。
慧の弁論中、彼の絵をチラ見しながらも、いちいち大声で反応してしまい、裁判長に叱られたミコ。
思わずシュンとなり、慧も呆れたようにため息をつくのでした。
一方
屋上に移動するなり、「あなたは不当に被告人の罪を軽くしようとしている」と杉本を問い質し始めた板野。
- 15年前、板野の妻の死亡事故の裁判を担当していたのが杉本で、板野が必死に重刑を求めたにも関わらず、杉本の弁護で犯人は軽い刑で済んだこと。
- 出所後、犯人は再び事故を起こし、死亡したこと。
- あの裁判の時、杉本が犯人から多額の金銭を受け取っていたこと。
杉本は身に覚えがあるようで、すぐに逃げ出そうとしますが、飛び降りる体で屋上の端に立ち、必死に無念を訴えようとする板野。
杉本が板野に近づくと、彼はさっと身を翻し、杉本の背中を強く押しました。
バランスを崩した杉本は、そのまま転落死。
板野は何食わぬ顔で屋上から戻り、階段で法廷画家の男から絵を受け取ると、そっと立ち去りました。
その後
しばらくして、事件の捜査にやって来た森野と遭遇したミコ達。
みんな当たり前のように現場に入ろうとしましたが、さすがに樋口に止められた慧と坂浦。
ですが、遺体が杉本だと聞くと、慧は慌てて割り込んで来ました。
そこで、遺体の背中の汚れが気になったミコ。
森野も、杉本の発見場所から、彼が誰かに突き落とされたのだと考えていました。
杉本は日頃から周囲の恨みを買うことが多く、ミコと森野は、遺留品から犯人は杉本がヘビースモーカーだと知っていて、わざと屋上でタバコを吸わせるよう誘導したのだと推測します。
さらにその後の調べで、半年前に杉本が榊という遺族とトラブルになっていたことが判明。
背中についていた汚れは黒鉛で、それにピンと来たミコは、森野を連れて板野に話を聞きに行きました。
杉本の死をさも今知ったかのように驚き、犯人に心当たりもないと言い切る板野。
ですが、「裁判中、絵を描く手を止めたのは、過去の妻の裁判のことを思い出したからじゃないか」と突っ込むミコ。
さらに、森野からも「犯人はかねてから杉本に強い恨みを持っていた人物」と告げられ、自分が疑われてるようだと不機嫌になる板野。
犯行時刻頃、自分は法廷の中で絵を描いていたと言われ、確かにその絵を見たことを思い出したミコ。
一旦退散したものの、ふたりはどこか腑に落ちませんでした。
- 普通は法廷画家がいらないような小さな裁判。
- わざと指紋を残さないように、両手の鉛筆の跡が残っている部分で杉本を押した。
- 何より、殺害動機が明確。
考えれば考えるほど、犯人像にぴったりなのは板野でした。
でも、彼には完璧なアリバイがある。
そこで、慧から癖というヒントをもらい、板野本人とその後に見た画家の絵を描く時の姿勢が違ったことに気づいたミコは、もう一度板野を問い質しました。
ですが、任意同行させるには理由が弱く、あっさり逃げられてしまったミコと森野。
ミコは森野を卑怯者呼ばわりし、八つ当たりしますが、ふと過去の記憶が蘇った森野は、「もう現場に来るな」と言い残し、そのまま去って行きました。
ミコの辛辣な態度を諫め、すぐに追いかけて謝らせようとする慧。
ミコは渋々探しに行きますが、森野だと思って追いかけた男性は別人でした。
そんな中
近くの倉庫で首吊り死体が発見されたと聞き、慌てて板野の元に向かったミコ。
その板野は、自宅で妻の肖像画の続きを描いていました。
ですが、思うように描けず、苛立っていると、玄関で騒ぎ立てるミコと付き添いの慧。
ミコは自分がイップスであることを打ち明け、板野の妻の死から絵が描けなくなったという喪失感を引き出しました。
そこですかさず、「その喪失感は杉本の死によって埋められたのか?」と核心を突くミコ。
板野はアリバイがあると言い張り、慧の裁判中の絵に色をつけました。
ですが、彼は慧のネクタイを赤く塗ったことで、自らアリバイを崩してしまったのです。
というのも、慧が赤いネクタイをしたのは、裁判後にミコにもらったからで、裁判中は青いネクタイだったからです。
さらに、ミコが裁判官に怒られた理由を答えられなかった板野は、とうとう観念し、自分が杉本を殺したと自白。
そして、過去を語り出しました。
- 板野の妻は、売れない画家の自分を支えるために、代わりに働いてくれていた。
- 徐々に絵が売れるようになり、ついに個展を開けることになった。
- そのお祝いに、自分の絵をプレゼントして欲しいと言い出した妻。
- でも、完成直前に妻は事故死してしまった。
- しかもそれは、板野の個展に向かう途中だった。
それを聞いたミコは板野がまた絵を描けるようになりたくて、杉本を殺したのだと推測しました。
板野は一方的に杉本を恨んでいましたが、慧は杉本がその後、被害者遺族を救う会を立ち上げ、自分の資産を寄付していたことを告げると、複雑な表情を向けます。
ですが、「それは知っていたが、自分には関係ない」と言い捨て、絵を描き始めました。
全て吐き出しても、前と同じようには描けず、改めて妻がもう戻って来ないと痛感した板野。
どこか寂しげな表情の肖像画を残し、警察へ出頭したのでした。
事件は解決したものの、どこかスッキリしないミコ。
自分ひとりでは解決できなかったと、改めて森野の存在の大きさを感じていたのです。
メッセージに一向に既読がつかないことも、気掛かりで仕方ないミコ。
実は、森野はミコと別れた直後、何者かに背後からスタンガンで襲われ、どこかへ連れ去られていたのでした。
今回は珍しく、森野がトリックを説明しないパターンなのね?と思ってたら、まさかの誘拐!?
ラスト5分で一気にサスペンス感が増して、ちょっとゾクッとしてしまいました。
さらに、森野のイップスの原因は、どうやらミコの小説に関係してるっぽいですね。
冤罪というワードもちらっと出て来てたし、犯人は冤罪で捕まった人物で、ずっと森野を恨んでたとか?
この件は、今後もっと深堀りされていきそうですね。
それにしても、常に言葉足らずというか、空気が読めないというか、ツンデレっぷりが半端ないミコ!
もうそろそろ、森野の必要性を自覚すればいいのに、素直になり切れないところが、わざと好きな子をいじめる思春期男子のよう。
自分のイップスを棚に上げて、森野のイップスを回避させようとしてるようで、実際はできてない。
しまいには、自ら煽ってますからね?
そりゃ、いくらお人好しな森野でも、ブチ切れたくなる気持ちはわかります。
まあ、冷静になると、ミコもそれは自分の落ち度だったと気づいたようだし、それで余計もやもやしてしまったんですよね。
ここまで来たら、ミコがかっこよく森野を救い出して、彼女を見直すくらいの大どんでん返しに期待したいですね。
第6話ネタバレ
黒羽ミコ(篠原涼子)は、森野徹(バカリズム)のことを「卑怯者」呼ばわりしてしまったことを謝ろうとDMを送る。だが、森野からは何の反応もなく、イライラを募らせるミコ。するとそこに、弟の慧(染谷将太)から「急いでこれを見て」と、メッセージと共にURLが届く。URLを開くと、物々しい雰囲気の部屋と森野が映っていた。その動画の中で森野は、8年前に起きた殺人事件の犯人として逮捕されたタクシー運転手・異口治(モロ師岡)は冤罪だと訴えている。
この事件は、都内でスナックを経営していた湯上幸(華耀きらり)が殺され、遺体の胸には十字架が刺さっていたというショッキングなものだった。また、被害者の名前と殺害方法が、ミコの小説『歪な十字架』とまったく同じだったことから、一部では『歪な十字架模倣事件』とも呼ばれていた。森野はこの事件の捜査を自身が担当していたことを明かし、「誤認逮捕を黙認した私は卑怯者です。警察は誤認逮捕を認めてすぐに異口治を釈放してください」と訴える。
あくる日、ミコはコメンテーターを務めるワイドショー番組『朝キュン』に出演するためにテレビ局を訪れる。すると番組サイドから、予定を変更して『歪な十字架模倣事件』と森野の告発について特集したいとの要望が。模倣事件の原作者でもあるミコに、今回の告発騒動について話して欲しいというのだ。だがミコは、あの事件に触れるのなら出演しない、と言って拒否。そしてミコは、動画に映る小さなヒントをもとに森野が誘拐されたのではないかと考え、森野を探し始め……。
引用:フジテレビ| イップス公式
詳しいネタバレは、放送後に追記いたします。
イップスの最終回の結末予想と考察!
原作やネタバレ情報がない「イップス」。
書けなくなった作家と解けなくなった刑事がどのような結末を迎えるのか、予想してみました。
2人がイップスをどう乗り越えるのかに注目です!
イップスという単語がタイトルにある通り、2人は様々な事件を通してイップスを乗り越えていくのではないでしょうか?
1話完結のストーリーのため、ミステリー作家としても警視庁捜査一課の刑事としても大活躍し、最終的には自分の立ち位置に戻ることができそうですよね。
最悪なコンビと言われた2人がイップスを乗り越え、どんな変化をもたらすのか気になります!
元々イップスというのは簡単に乗り越えることができません。
そのため、イップスを乗り越えなくとも、2人は同じ悩みを抱える者同士として最高のコンビになるのではないかという予想もありそうですよね!
2人は2人なりに、様々な事件を通して成長していく姿を見ることができそうです。
2話のラストから、森野の名前をやたらと気にしているミコの弟・慧。
その深刻な表情から、森野が何か重大な事件に関わっていた可能性が高いです。
慧はすでに何か秘密を掴んでる様子ですが、ミコも森野を取材するうちに、そこに辿り着くかもしれません。
この事件に彼のイップスの原因がありそうですが、慧から徹底的なダメージを与えられた森野が再起不能になり、刑事を辞めてしまうという展開もあるかも?
事件現場に首をつっこみすぎて、もはや刑事の一員と化しているミコ。
作家ならではの好奇心と観察眼、洞察力は、意外と事件解決に貢献していますよね。
まだ若干、森野と樋口には邪険にされてますが、森野は少なからずミコに気持ちを救われてるし、樋口も今は、「自分が森野のバディなのに」という嫉妬心が勝ってるのかも?
でも、今後どんどん事件を解決していけば、ふたりもミコの実力を認めざるを得ないし、刑事として第二の人生を歩むという新たな選択もありそうですね。
イップスの原作ネタバレと最終回まとめ
4月12日START!
— 金9『イップス』フジテレビ4月ドラマ公式 (@yips_fujitv) March 31, 2024
毎週金曜よる9時放送
『#イップス』
-——ᝰ✍️👮♂️
土日は暖かくて過ごしやすかったですね☀️
YouTubeに3本映像が初解禁されました👏
1本目は…
ミコさん(#篠原涼子)は初めて◯体を見たようです…!
普通の人ならありえないリアクションをするミコさん😳
🔗 https://t.co/WxQShvfCjA… pic.twitter.com/ZTCuPT70FT
「イップス」まとめ
- 原作漫画や原作小説はないオリジナルドラマ
- 主演は篠原涼子さんとバカリズムさんのW主演
- 放送は全11回と予想!
今回は2024年4月スタートのフジテレビ系金曜新ドラマ「イップス」についての情報をお伝えしました。
この春、笑えるドラマになること間違いなしです。
今後も毎話ごとにネタバレあらすじを更新していきますのでぜひ参考にしてみてくださいね♪