バスと献血のたび

バスと献血のたび

大阪からバスを乗り継いで遠くまで行きたいです。
献血の記録も載せていきます。

大阪駅から路線バスを乗り継ぎ、2020年10月に鹿児島中央駅(鹿児島市)に達しました。

今回はその続き。鹿児島中央駅から那覇バスターミナル(沖縄県那覇市)までのバス乗継旅、第二話です。

・大阪駅をスタートしたときの記事はこちら ⇒ [リンク]  

・前回のお話(鹿児島中央駅⇒鹿児島新港)はこちら ⇒ [リンク]

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コロナ禍1年目の秋、バス乗り継ぎ旅はとうとう鹿児島に到達しました。あのときは家にも仕事にも目まぐるしい変化があり、先の見えない波に乗っているという感じで過ごしておりました。逆に言うと、そんな状況ということもあって何かしらゴールっぽいところに着地したいという思いがあり、バス旅を実行に移したのだと思います。

あれから4年。いま鹿児島新港にいます。ここから沖縄行のフェリーに乗って沖縄へ向かいます。2024年度は個人的にはコロナを上回る大きな変化(詳しくは書きませんが)の年度でありまして、ゴール地点を先に延ばすようことをしたくてやってきました(まだまだ先はあるでぇ、という感じかな)。

 

鹿児島-沖縄間のフェリーはマルエーフェリーとマリックスラインの2社が交互に運航しています。今日の便はマリックスラインの船です。

フェリーは那覇新港(以下、安謝新港)行ですが直行ではなく、奄美群島+沖縄の計5か所に寄港します。私が降りる港は安謝(あじゃ)新港の一つ手前、本部(もとぶ)港です。バス乗り継ぎ旅の沖縄本島部分をできるだけ長くとっておきたいという考えで本島北部の本部港で下船することとしました。鹿児島から本部までは679キロ。大阪発で例えると東京を過ぎて水戸あたりまでの距離に相当します。

 

沖永良部島は寄港地のひとつなのですが、荒天のため条件付運航となっていますね。つまり、状況によっては寄港地の変更や抜港(寄港せず次の寄港地へ向かうこと。こんな熟語は今回の旅で知りました)があり得るということです。船が大きく揺れたらイヤだなぁ。

 

条件付き運航と聞き、心配になって天気予報をチェック。天気は悪くなさそうなんですがねぇ。海上の風ですかね。

上の写真は鹿児島新港から見る桜島です。山を覆う雲が私の不安をあおっています(笑)。

 

窓口で手続きを終えチケットを受け取ります(注:上の写真は沖縄・本部港での下船前に撮ったもの)。

 

旅客ターミナルビルを出たところで大きな船が現れます。これはマルエーフェリーですね。

 

マルエーフェリーの前に縦列駐車風に並んでいるこの船がマリックラインです。コンテナなどを次々積載していて見飽きません。寄港地と終着地の合わせて6か所で間違いなく下ろすのってこの業界独特なスキルなんじゃないでしょうか。

 

では乗船します。ワクワク、ドキドキ。

 

2024年10月21日(月)

鹿児島新港 18:00

↓ マリックスライン

↓ 鹿児島航路

↓ 那覇新港行

↓ 29,540円

本部港 16:50

 

今回利用するのは1等個室(1人部屋)です。船内の受付で切符と渡すと、引き換えにホテルのようなルームキー(わかりますか?キーホルダーが長い棒のやつ)を受け取ります。そして個室へ…
 

おおっ!ビジネスホテルのシングルルームみたい。

 

ベッドにはテレビが備え付けてあり、シーツ、寝巻、枕があります。

このあとすぐに着替え、寝巻姿のままで室内・室外を問わず行動しました。これは楽です!でも、みなさん寝巻きで外には出ないようで、同じ服を着ている人には会わなかったです(笑)。

 

個室内にはトイレと洗面台も(タオル、歯ブラシ付)あります。

歯ブラシはクイーンコーラル(船名)のロゴ付き。

これなら荒天による最悪の場合は便器に顔をうずめていたらいいので、不自由ないですね。トイレは中から鍵がかかけられますが、1人部屋なので鍵は不要だと思います。

 

窓の下には湯沸かしポット、ティッシュペーパー、ティーカップ、お茶、コーヒー。

 

テーブルの下には冷蔵庫もあります。さっそくビール(鹿児島中央駅前のイオンで買ったもの)を冷やさねば!

 

スリッパもあって何も不自由しません。

個室の向かいには一等専用シャワーがあり、いつでもシャワーを浴びることができます。シャワー室はとても広く、上等そうなボディーソープやシャンプーも備えてあります。タオルは洗面台に備え付けのを持っていきました。

 

売店や自販機は船だからといって高いわけではないです。ごく普通の価格と言えましょう。売店に祝儀袋と不祝儀袋が売られていたのは、そういう用事で移動する人が多いからですかね。昔、駅のキヨスクでも売ってました。

食道の営業時間は短いです。

翌朝の奄美大島着が朝はやい(5時)ので、今日はさっさと夕飯を済ませて寝てしまおうという雰囲気です。実際、この日の消灯は21時半でした。

 

船は定刻の18時に出港し、19時半ごろに鹿児島湾を出て東シナ海へ。少し揺れているのが分かるという程度なので、ベッドで横になってテレビを見ていたら、ビジネスホテルの部屋で早い時間からくつろいでいるという感じです。

 

下船は明日の夕方なので、今日着ていたものを洗濯し、部屋に干します。

そのあとは新聞を読みながら缶ビールを飲み、かなり早い時間に寝てしまいました。

 

ZZZ…


そして翌朝4時台に船内アナウンスで目覚めました。個室以外の船室では、このタイミングで毛布やシーツが回収されます。徳之島以遠へ向かう人はもう少し寝ていたかったのではないかな?

奄美大島の名瀬港には5時5分ごろ到着(定刻5時)。5時15分ごろに下船開始です。降りる人、降りる車、降ろす荷物、とにかく多いです。逆に名瀬港から乗って来る人もいます。

 

 

(訪問日2024/10/21~翌10/22)

 

 

【つづく】