【注意!】アカシアは植え替え(移植)ができない!?

パールアカシア(ミモザ)

アカシアは植え替え(移植)に弱いとされます。
「鉢植え」の場合は植え替えができますが、特に「地植え」の場合は移植はオススメしません。

私も今年、植え替えに失敗しました。。。ただどうしても植え替えが必要なケースもあると思いますので、移植の際の方法や注意事項を紹介します!

「地植え」と「鉢植え」の違いは?

では、「地植え」と「鉢植え」では、それぞれどんなメリットがあるのでしょうか?
【地植えメリット】
・植物の成長のスピードがはやい。
・植え替え直後以外は水やりの必要がない

【鉢植えメリット】
・大きさがコンパクトになり管理しやすい。
・寒冷の対応など気軽に移動ができる。

植え替えをしない方がいい理由は!?

アカシアなどのマメ科の植物は一般的に次の理由で移植を極端に嫌います。
■直根性(ちょっこんせい)のため
直根性とは根が途中で分かれることなく、まっすぐに伸びる性質のことです。ゴボウや大根のように根が横よりも下へと伸びる特性ですが「根」へのダメージに弱く、移植で根をいじられるのを嫌います。
■根粒菌(こんりゅうきん)と共生のため
根粒菌はマメ科植物の根に共生し、お互いに供給関係を結んでいる細菌です。「根」をいじられると共生してる根粒菌が除かれ成長に影響がでます。

今年、地植えしていたパールアカシアを鉢に植え替えようとした際、根が思ったより深く、土と一緒に掘り起こすことができず結局枯れてしましました。。。

植え替えで枯れてしまったパールアカシア

植え替えのオススメの時期は!?

冬を除く休眠期中に行ないます。11月、または3~4月が適期です。

植え替えで選ぶ場所の条件は!?

・根や枝が伸びることを考慮し、移植後は再度移動がないよう、あらかじめ広いスペースを選びます。
・アカシアは乾燥地に生えるものが多く水はけのよい場所に植えましょう。
・花を咲かせるために十分に日が当たる場所を意識してください。
・台風の強風で枝や幹が折れるので風当たりの強くない場所を選びます。
霜がおりる場所も避けましょう。

植え替えの手順は!?

  1. 植え替える場所に根鉢の2倍の大きさの穴を掘ります。水はけの悪い土質の場合は周囲を掘り起こし培養土と赤玉土を混ぜあわせておきます。
  2. 鉢の周りを軽くたたきながら根鉢を鉢から出します。
  3. 根鉢は崩さないまま根をいじらず掘った穴に植えます。

植え替えの時に気を付けること

・地植えから移植する場合、根を傷つけないように広めに土を掘り起こし掘り起こした土ごと移植します。
・移植後の水切れは根付きを悪くします。土の表面が乾いていたらたっぷり水をあげましょう。
・強風で倒れやすいので幹を支柱で固定します。

まとめ

いろいろと注意事項もありますが、アカシアを元気に育てていってくださいね。

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