介護パートの時給が上がる条件は？給料アップの方法も解説

日々介護の仕事に励んでいるパート職員は、数多くいらっしゃることでしょう。仕事に対する献身的な取り組みがある中で、「もっと頑張りが報われるように、給料が上がればいいのに」と考える方もいるのではないでしょうか。介護士の給与に関する議論はしばしば行われますが、その度に、「では、パート職員はどうなのだろうか」という不安を感じる方もいらっしゃることでしょう。

今回では、パートタイムの介護士に関わる時給の向上条件と、給与をアップさせる方法について解説していきたいと思います。

パート介護士の時給は上がるの？

「このままパート介護士として働いていて時給は上がるのか？」と不安に思っている方もいるかもしれません。働いて得られるお給料はモチベーションを維持するうえで大切なものだと思います。それも踏まえた上で、時給に対しての不安や疑問は解決していきたいところです。

そこで、ここからはパート介護士の時給が上がるのかについて詳しく解説していきます。

結論：上がる可能性はある

結論から申し上げますと、パート介護士でも時給が上がる可能性は十分にあります。「今時給が低いから介護の仕事を辞めようと思っている」という方でも諦めることはありません。ただし、逆に時給が上がらないままの方もいます。

一体どのような条件であれば時給は上がるのでしょうか？

そこで次の項目では、時給が上がる条件について解説していきます。

ただし、条件がある

パート介護士の時給を上げるのには、いくつかの条件があります。時給を上げたいと思った場合には、その条件を満たすことが必要です。そこで次の項目では、時給に大きく関わる条件の一つを詳しく解説します。

時給に大きく関わるのは処遇改善加算である

パート介護士の時給に、特に大きく関係するのが処遇改善加算です。処遇改善加算の制度ができてから、介護士の平均収入は全体的に上がっています。時給の高い職場で働きたいと思ったら、処遇改善加算を取得しているかどうかをチェックすることが大切です。

処遇改善加算は大きく分けて現在3種類あります。

• ベースアップ等加算
• 特定処遇改善加算
• 処遇改善加算

上記3つの加算は、条件によって内容が若干異なるため、どのような加算を申請しているか確認するのも良いでしょう。

介護職員の処遇改善加算を簡単に解説！条件やＱ&Ａも紹介

パート介護士で時給が上がる条件とは？

パート介護士として時給を上げるために、処遇改善加算に着目すべきと記事内でお伝えしました。処遇改善加算をもらうための条件を満たすことはもちろん大切で、それ以外にも満たすべきことがあります。

そこで、ここからはパート介護士で時給が上がる条件4つを解説していきます。

働いている職場が処遇改善加算を申請している

上記でもお伝えしましたが、処遇改善加算は時給アップを目指すうえで大きなカギとなります。

処遇改善加算を申請している職場で働くほうが、高時給で働ける可能性が高まります！

また、処遇改善のための加算にはさまざまな種類があるため、それによっても給料に違いが出てくるかもしれません。日本の9割の介護事業所は、処遇改善加算を申請していると言われています。

1割は申請していない事業所も存在するため、入社前にチェックすることが大切かもしれません。

パートも対象！処遇改善手当でいくら貰えるのか解説

勤続10年以上である

特定処遇改善加算の対象者になると、その加算分が支給されます。特定処遇改善加算の対象者になるための一つとして、「勤続10年以上である」という条件があります。

勤続10年以上であれば、パート介護士であっても高時給で働ける可能性が高いです。

【特定処遇改善加算】勤続10年以上の介護福祉士として認められるには？

資格を取得している

特定処遇改善加算の対象者となるもう一つとして「介護福祉士である」という条件があります。介護福祉士であり、10年以上勤務していると特定処遇改善加算の対象者として、加算が受けられる可能性が高いです。

加算以外にも資格手当がついたり、資格所有者として時給が上がったりすることもあるため、介護福祉士を取得しているかは時給アップの大きなカギとなります。

介護のプロへの道！キャリアを築くための資格の種類や取得するメリットを解説

フルタイムで働いている

加算対象者としてもフルタイム介護士は有利です。特に、裁量を事業所判断に任せている特定処遇改善加算などであれば、フルタイムで職場に貢献している職員としてパートであっても加算を優遇してもらえる可能性があります。また、フルタイムで働いていることで、時給アップの交渉もしやすいかもしれません。

更に夜勤なども入れば、パート介護士であっても高時給を狙うことができるでしょう。

パート介護士が更に給料アップを目指したいときの方法

パート介護士として時給を上げたい場合、上記で紹介した条件をクリアする必要がありますが、条件に当てはまらない方もいるでしょう。

では、条件に当てはまらない方は給料アップを諦めた方が良いのでしょうか？

紹介した条件以外でも給料をアップさせる方法はあります。そこで、ここからは、パート介護士がさらに給料アップを目指す方法を解説していきます。

職場と交渉する

処遇改善加算や資格手当以外で時給アップをしたい場合には、職場と交渉してみるのも一つの手です。

ただし、時給アップの交渉を成功させるためには、上司に「時給をアップしてでも働いてもらいたい」と思ってもらえることが大切です。

普段から真面目に業務をこなし、事業所の力になっているかが鍵となるでしょう。時給アップにつながるような取り組みを普段から行い、交渉してみるのも良いのではないでしょうか。

時給アップが難しそうなら、手当をつけてもらうなどの交渉の仕方も良いかもしれません。

条件の良い職場に転職する

条件の良い職場に転職するという方法もあります。時給は、働いている地域や職場によって異なる場合があるからです。

今働いている職場の時給が上がる見込みがない場合は、転職を検討してみましょう！

転職する場合は、時給だけでなく

• どのような手当があるのか
• ボーナスはパート職員にも支給されるのか

までしっかりとチェックすることをおすすめします。

【知らないと損！】おすすめの介護転職サイトと転職時の注意点を解説

夜勤を始める

早く給料アップをしたいと思ったら、夜勤を始めてみるのも良いかもしれません。

夜勤は日勤よりも給料が高いため、夜勤に切り替えるだけでスムーズに給料アップをさせることができます。

パート介護士でも、「夜勤専従」といった働き方もあり、実際に週に1～3回程度夜勤に入って生計を立てている方もいます。ただし、夜勤は体力が消耗されやすいため、無理のない程度に行うのが良いでしょう。

【介護の夜勤って楽？】各介護形態ごとの夜勤特徴や選び方を解説

カイテクで副業に挑戦してみる

パート介護士のままで給料アップしたいなら、カイテクを利用してみるのが近道かもしれません。

副業としての単発バイトもできるため、隙間時間に無理なく稼ぐことができます。単発であるため、体力的にも無理する必要なく、気楽にバイトができるのがメリットです。

給料を今すぐ上げたいと思っている方は、ぜひカイテクに登録してみてはいかがでしょうか。

パート介護士として給料を上げたいならカイテクを活用しよう！

確かに、パート介護士の方が時給を上げることは、容易なことではないかもしれません。しかし、だからといって諦めてしまうのは早いです。

ちょっとした工夫をすれば、パート介護士の方も給料を上げることができる可能性はあります。記事内のアドバイスを参考に、時給アップのためにまずは行動してみましょう。

また、パート介護士の方で、早く給料アップをしたい場合、カイテクを利用するのが近道です。カイテクには、さまざまな介護サービス種別の求人が揃っていますので、ご自身に合った職場で単発バイトができるでしょう。

「すぐにお金が欲しい！」と思っている方には、特におすすめです。カイテクのような便利なアプリをうまく活用し、効率よく給料アップを目指していきましょう。