【2024年最新】JAL CLUB-Aゴールドカードはコスパ悪い?損益分岐点とメリット・デメリット

JAL CLUB-Aゴールドカードは、いわゆる「JALのゴールドカード」に当たります。

利点はやはり普通カード(一般カード)に無いゴールド限定の特典ですが、単に高還元率を狙いたいのであれば、申込先は普通カードで十分かもしれません。

…それならあえて高い年会費を支払って、ゴールドカードを選ぶ意味とは何なのでしょうか?

今回はそんなJAL CLUB-Aゴールドカードのメリット・デメリットはもちろん、普通カードと比べた場合の損益分岐点や申込先の選び方に至るまで、詳しくまとめてみました。

2024年2月20日のJALカード・全面リニューアルを加味した最新情報に更新済みです。安心してご覧ください!

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目次

1分で分かる!JAL CLUB-Aゴールドカードの特徴とメリット・デメリット

JAL CLUB-Aゴールドカードは、一言で言うと「JALのヘビーユーザーやステータス性を重視したい方」におすすめのクレジットカードです。

このカードのメリット
  • マイル還元率1.0%(実質還元率2.0%~)を実現できる
  • フライトマイルの積算率が普通カードよりもアップ(110%→125%)
  • 国内空港ラウンジサービスが無料
  • 大手航空会社のゴールドカードという高いステータス性
このカードのデメリット
  • 年会費は高め(17,600円~)
  • マイル還元率1.0%だけなら「普通カード」でも実現できる
  • 国内空港ラウンジサービスだけなら他社カードを使ってより安価に実現できる

サービス内容を俯瞰してみると、「総合点は高いものの、極力年会費を抑えたいという方には向かない」といったところでしょうか。

ここからはそんなJAL CLUB-Aゴールドカードの長所と短所について、もう少し詳しく解説を加えていきます。

コスパ特化の「普通カード+サブカード」についてはこちら

JAL CLUB-Aゴールドカードの特典とサービス

JAL CLUB-Aゴールドカードは、17,600円~の年会費を必要とするJALのゴールドカード。

まずはこのカードに年会費相当の価値があるかを確かめるべく、メリットや特典に関する情報を見ていきましょう。

【2024年5月30日まで】新規入会で最大20,000マイル以上がもらえる

JAL CLUB-Aゴールドカードは、積極的な入会キャンペーンを開催しているクレジットカードの1つ。

実際、今もこのカードへ申込みを行うと、最大20,000マイル(発行元によってはそれ以上!)もの入会特典を受け取れます。

JAL CLUB-Aゴールドカードの入会キャンペーン
【恒常】
入会&搭乗特典
新規入会後にJALの飛行機を利用して5,000マイル付与
【5月31日までに入会】
入会&利用キャンペーン
カード入会月の2カ月後の月末までに、
・5万円以上の決済なら500マイル
・50万円以上の決済なら5,000マイル
・100万円以上の決済なら12,000マイル
を付与(重複不可)
【5月31日までに入会】
ショッピングマイル・ プレミアム入会ボーナス
ショッピングマイル・プレミアム
(マイル還元率が2倍になる有料サービス)への加入で1,000マイル付与
ゴールド会員は自動加入
【5月31日までに入会、Visa限定】
タッチ決済キャンペーン
カード入会月の2ヶ月後の月末までにJALカードを5万円以上&1度以上「Visaのタッチ決済」使用で1,000マイル付与
※海外でもタッチ決済を使ったならさらに1,000マイル付与

※その他選択した発行元によっては追加の入会キャンペーンあり

「20,000マイル」といえば、一人が東京と台湾を往復できるだけの数字。

各種条件を満たせるのなら、入会特典を理由に「JAL CLUB-Aゴールドカード」を選択するのも良いでしょう。

「あまり飛行機を利用する機会はないけれど、入会特典のマイルはゲットしたい!」という方は、初年度だけゴールドカードを使用し、カード更新より前に「普通カード」に切り替えるのでも良いですね。

マイル還元率は無条件で1.0%(実質2.0%~還元)

JAL CLUB-Aゴールドカードには、マイル還元率が0.5%から1.0%にアップする「ショッピングマイル・プレミアム(通常4,150円)」が無料で付帯します。

これにより、ゴールドカードの会員はわざわざ有料サービスに加入することなく、自動的にマイル還元率1.0%を実現可能。

さらにJALのマイルは航空券へ交換する場合、1マイルあたり2円相当~の価値を持つことが多いため、このカードの基本還元率は2.0%相当以上と言っても良いでしょう。

実際のJALマイルの価値の計算例

2024年4月25日と同月26日の「羽田⇔福岡」便を、「大人一人・普通席・往復セイバー料金」の条件で取得する場合、

  • 通常の決済であれば合計42,969円~
  • JALマイルとの交換であれば16,100マイル~

つまりこの場合、16,100マイルは42,969円の価値を持っており、1マイル当たりの価値は約2.66円相当となる。

※必要料金・マイル数の参考元:JAL公式サイト

やはりこの実質還元率の高さこそが、「マイルが貯まるクレジットカード」最大の利点ですね!
ちなみに高還元率で知られる「楽天カード」の基本還元率は1.0%です。

JAL等を利用した際にもらえる「フライトマイル」が+25%アップ

※フライトマイルは早割の利用状況などによって変動します。

JAL CLUB-Aゴールドカードを使い、JALグループやワンワールド加盟航空会社の航空券を購入すると、マイル積算率が+25%となります。

JALでは航空券の購入&その後の搭乗によりもらえるマイルが、「フライトマイル」と呼ばれています。

例えばJALの「福岡→東京」便の場合、本来還元されるフライトマイルの上限は567(早割などを利用しない場合の一例)。

これに対しJAL CLUB-Aゴールドカードがあれば、+25%にあたる合計708マイルを受け取ることが出来るでしょう。

ちなみに「普通カード」の会員に対するフライトマイル積算率は+10%ですので、この15%の差は上位カード会員にとっての大きなアドバンテージと言えます。

さらにツアープレミアム(年2,200円)というオプションサービスに加入すれば、早割を使った場合でもフライトマイルが減額されませんよ!

1年に1回JALグループを利用すれば2,000マイル(初年度は5,000マイル)がもらえる

JAL CLUB-Aゴールドカードの会員は、

  • 新規入会+JALグループの飛行機への搭乗で5,000マイル
  • カード継続+JALグループの飛行機への搭乗で2,000マイル

といったボーナスマイルを受け取ることができます。

毎年1回以上JALグループを利用するのであれば、より効率よくマイルを貯めることが可能でしょう。

国内空港ラウンジサービスが無料で使い放題

JAL CLUB-Aゴールドカードを持っている方は、日本各地+ホノルルの空港ラウンジサービス(いわゆるカードラウンジ)へ無料で入室可能

国内空港のラウンジサービスでは、ソフトドリンク等の提供を受けられる他、専用Wi-Fi、居心地の良いソファーやデスクなどを利用できます。

この空間を利用することで、飛行機を利用する前または後(そして前後両方でもOK!)の時間をより快適に過ごすことができるでしょう。

無料で入室できる空港ラウンジの設置場所等について詳しくは、JALカード公式サイト をご確認ください。

私が行ったことのある福岡空港や成田空港のカードラウンジでは、「ソフトドリンク飲み放題」と「缶ビール1本」を選択できましたよ!

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普通カードの懸念であった海外旅行保険などに関する問題も解消

JAL CLUB-Aゴールドカードには、最大5000万円または1億円(発行元によって変動)の旅行保険が付帯します。

その中には、普通カードには付帯しない「治療費保険」「携行品損害保険」といった項目も。

このことからJALのゴールドカードは、普通カードの懸念であった付帯保険に関する問題を解消済みだと言って良いでしょう。

特に発行元がJCBであるJAL CLUB-Aゴールドカード(JAL・JCBカードOPクレジット)の付帯保険は、輪をかけて優秀なものとなっています。

発行元がJCBの場合の付帯保険
海外旅行保険【利用付帯】
傷害死亡・後遺障害最高1億円
【家族特約1000万円】
傷害治療費用
疾病治療費用
最高300万円
【家族特約200万円】
賠償責任最高1億円
【家族特約2000万円】
携行品損害最高50万円
【家族特約50万円】
※自己負担額3,000円
救援者費用最高400万円
【家族特約200万円】
航空機遅延補償最高2万円
手荷物遅延・紛失補償最高4万円
国内旅行保険【利用付帯】
傷害死亡・後遺障害最高5000万円
怪我による入院5,000円/日
怪我による手術5,000円×倍率
※手術の種類により変動
怪我による通院2,000円/日
ショッピング保険
国内・海外でのお買い物年間500万円
※自己負担額3,000円

※特記が無い場合、家族特約なし
※発行元がJCBでない場合の付帯保険は最大5000万円、航空機遅延補償・手荷物補償なし

JAL航空券の購入や機内販売ならマイル還元率は3.0%に

JAL CLUB-Aゴールドカードの会員は、

  • JAL航空券購入時
  • JAL機内販売の利用時
  • 対象のツアー商品の購入時

に「アドオンマイル」と呼ばれる追加マイルが、1.0%(100円につき1マイル)分付与されます。

さらに「JAL航空券購入」「JAL機内販売」はマイル還元率がアップする「JALカード特約店」扱いとなるため、合計で3.0%ものマイル還元を受けられることでしょう。

JALにて3.0%還元の内訳
  • 通常決済分にあたる1.0%還元
  • アドオンマイル1.0%還元
  • JALカード特約店 上乗せ分の1.0%還元

普通カードとCLUB-Aゴールドカードの損益分岐点について

ホテルニッコー&JALシティで特別な優待を受けられる

ゴールドカードの会員は、ホテルニッコー&JALシティにおいて普通カード以上の優待を受けられます。

CLUB-Aカード会員以上に適用されるホテルニッコー&JALシティ優待
  • アーリーチェックイン
  • レイトチェックアウト(普通カードと共通)
  • 対象のレストランやバーが5%オフ
  • 対象のレストランやバーの個室料金が無料に

「ホテル日航」「グランドニッコー」や「ホテルJALシティ」といったJAL系列の宿泊施設を利用する機会があるのなら、こちらもぜひチェックしておきたい特典と言えます。

参考元:JALカード公式サイト

発行元のカード会社によってはさらに充実したゴールド限定特典も

JAL CLUB-Aゴールドカードには、発行元のカード会社やブランド別の「ゴールド特典」が適用されます。

特に、

は独自の特典が充実しており、特に優秀と言えるでしょう。

デメリット

ただし独自のゴールド特典が充実しているJALカードは、いずれも海外での加盟店数が少ない傾向にあります。

もちろんJALカード共通の特典も適用される

JAL CLUB-Aゴールドカードには、もちろんJALカードの共通特典も適用されます。

その他のJALカード共通優待
  • ファミリーマート、マツモトキヨシ、ココカラファインなどの特約店 でマイル還元率2倍(2.0%)
  • 「BLUE SKY」などの空港内ショップが5%オフ
  • JALの機内販売が10%オフ
  • JALパック(パッケージツアー)が最大3%オフ
  • 「JALマイレージモール」を経由したショッピングでマイル還元率アップ

「JALカード特約店」や「JALマイレージモール」を重用できれば、より効率よくJALマイルを貯めることができるでしょう。

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【2024年2月20日発行分~】全面リニューアルでほとんどのカードに「タッチ決済」を搭載

JALカードは2024年2月20日に、13年ぶりの券面リニューアルを行いました。

これに伴い、

  • カード番号などの情報が、すべて「カード裏面」に集約された
  • これまではVisaのみが対応していた「タッチ決済」が、全ブランドに搭載されるようになった(※JALカードSuicaを除く)

という変化が生じています。

JAL関連の優待や基本還元率などに変動はないものの、「より多くの人が安心して、便利にJALカードを使用しやすくなった」ことは確かでしょう。

クレジットカードのタッチ決済とは

クレジットカードのタッチ決済とは、カードを「かざすだけ」で支払いが完了する機能を言います。

実際の使い方については、以下の漫画を参考にしてみてくださいね。

タッチ決済は多くのコンビニエンスストアやドラッグストア、一部のスーパー等で使用可能です。

JAL CLUB-Aゴールドカードのデメリットと注意点

メリットや特典が多く設けられた「JAL CLUB-Aゴールドカード」ではあるものの、デメリットや注意点が無いとは言えません。

ここからは、JAL CLUB-Aゴールドカードに関する懸念について解説していきます。

「普通カード+サブカード」よりもコストパフォーマンスが悪い場合がある

JAL CLUB-Aゴールドカードの年会費は17,600円~です。

年会費とサービス面を照らし合わせて考えると、「普通カード+任意のサブカード」の方がコストパフォーマンスが高いと判断する方は少なくないでしょう。

例えば、

を併用する場合であれば、たった年550円の差で「海外空港ラウンジサービス」等を使用できるようになります。

JALカードとサブカードに関する比較例
合計年会費※主なサービス
JAL CLUB-Aゴールドカード17,600円~フライトマイル+25%
国内空港ラウンジ
最大5000万円または1億円の付帯保険
JAL普通カード
+横浜インビテーションカード
7,150円フライトマイル+10%
最大2000万円の付帯保険
20万以上の優待
JAL普通カード
+TRUST CLUB プラチナマスターカード
10,450円フライトマイル+10%
最大3000万円の付帯保険
国内空港ラウンジ
レストラン優待
JAL普通カード
+楽天プレミアムカード
18,150円フライトマイル+10%
最大5000万円の付帯保険
国内空港ラウンジ
海外空港ラウンジ
国際線利用時の手荷物配送が最大年2回無料

※普通カードはいずれも、ショッピングマイル・プレミアムの年会費を含む

フライトマイルよりもコストパフォーマンスや海外ラウンジサービス等の特典を重視したいのなら、「普通カード+サブカード」を選んだ方が良いかもしれませんね。

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基本還元率自体は有料サービス加入時の「普通カード」と変わらない

JAL CLUB-Aゴールドカードを利用すると、100円につき1マイルが還元されます。

この数字は十分に高還元と言えるものですが、同じ還元率は普通カードでも実現可能

ゴールドカードを選択した場合であっても、日常の決済でもらえるマイルが増えるわけではありませんのでご注意ください。

ちなみに「普通カード」でマイル還元率1.0%を達成するには「ショッピングマイル・プレミアム」(年4,150円/ゴールド会員は無料)への加入が必要ですが、それを加味しても普通カードの年会費は7,150円で済みます。

デメリット

ゴールドカード限定の特典に年間1万円以上の価値を見出せるか、というのがグレード選びのポイントとなりそうですね。

JAL CLUB-Aゴールドカードと普通カードの損益分岐点

4グレード(一般・CLUB-A・CLUB-Aゴールド・プラチナ)のJALカード比較

4グレードのJALカードを簡単に比較すると、以下のようになりました。

グレード間のJALカード比較
普通カードCLUB-AカードCLUB-Aゴールドカードプラチナカード
デザイン
年会費7,150円~
※ショッピングマイル・プレミアム加入時
15,950円
※ショッピングマイル・プレミアム加入時
17,600円34,100円
マイル還元率1.0%
※ショッピングマイル・プレミアム加入時
1.0%
※ショッピングマイル・プレミアム加入時
1.0%1.0%
入会・継続ボーナス1,000マイル5,000マイル(入会)
2,000マイル(継続)
フライトマイル+10%+25%
国内ラウンジ××無料で利用可
海外ラウンジ×××無料で利用可
付帯保険最大2000万円最大5000万円最大1億円
(JCB)
最大5000万円
(VISA他)
最大1億円
JAL航空券購入時のマイル還元率2.0%2.0%3.0%4.0%
特徴最も年会費が安いゴールド特典に興味がない空マイラ―向けカード別のゴールド限定特典が適用されるコンシェルジュサービス等を利用できる
※JCB、Amexのみ

このようにJAL CLUB-Aゴールドカードは、4グレード中「上から2番目」にあたります。

下位のカードと比べた際の差別化点は、やはり

  • 国内空港ラウンジサービス
  • 各カード会社ごとのゴールド限定特典
    (JCBであれば最大1億円の付帯保険など)

でしょう。

また直下のCLUB-Aカードに比べると、実質年会費が1,650円しか変わらないことから、限定特典のあるゴールドカードの方がむしろ選択しやすいと言えるかもしれません。

ただし先述の通り、「普通カード+優秀なサブカード」を通して受けられるサービスとの違いを考えると、基本的にJAL CLUB-Aゴールドカードは「飛行機を利用する機会が多い方」、いわゆる「空マイラ―」向けと言えそうです。

とは言えコストパフォーマンスよりもステータス性を重視し、ゴールドカードを選ぶことももちろん選択肢に入ります。

JAL CLUB-Aゴールドカードと普通カードの損益分岐点

「JAL CLUB-Aゴールドカード」と「ショッピングマイル・プレミアムに加入した場合の普通カード」の間に、基本還元率の違いはありません

そのためこの2つのカードの間で損益分岐点を計算するには、「フライトマイル」や「JAL航空券の購入額」の差が重要となります。

ということで実際に、CLUB-Aゴールドカードと普通カードの損益分岐点を、2つの観点から計算してみました。

フライトマイルを基準とした損益分岐点は「年間28,166以上のフライトマイル獲得(ボーナス分含まず)」

普通カードとCLUB-Aゴールドカードの分かりやすい相違点として、まず挙げられるのが「フライトマイル」の積算率です。

2グレード間の相違点(1)
普通カードCLUB-Aゴールドカード
年会費7,150円~
※ショッピングマイル・プレミアム加入時
17,600円~
フライトマイル積算率+10%+25%
その他更新+搭乗ボーナスとして
1,000マイル付与
更新+搭乗ボーナスとして
2,000マイル付与
  • 1マイル=2円換算
  • スタンダードなJALカード(JAL・VISA/Mastercard/JCBカード)を想定
  • カード更新によるボーナスマイルの差額を考慮

を想定すると、損益分岐点となるフライトマイルX(JALカードボーナスを含まず)は、

  • X×1.25≧X×1.1+{(17,600-7,150)÷2}-(2,000-1,000)

を解いてX≧28,166

つまり「航空券を購入する際に還元される、フライトマイルの合計が年間28,166マイル以上」の方であれば、ほぼ無条件でゴールドカードの方がお得と言えます。

デメリット

「福岡→東京」便で付与される基本のフライトマイルが最大567マイルであることを考えると、年間28,166のフライトマイルを獲得できる方は限られるかもしれません。

アドオンマイルを基準とした損益分岐点は「年間JAL利用額42万2500円以上」

CLUB-Aゴールドカードの会員は、普通カード(あるいはCLUB-Aカード)の会員に比べ、

  • JAL航空券購入時
  • JAL機内販売の利用時
  • 対象のツアー商品の購入時

におけるマイル還元率が1.0%高くなります(アドオンマイル一部取引に例外あり)。

2グレード間の相違点(2)
普通カードCLUB-Aゴールドカード
年会費7,150円~
※ショッピングマイル・プレミアム加入時
17,600円~
JAL航空券購入時等の還元率2.0%(JALマイル)3.0%(JALマイル)
その他更新+搭乗ボーナスとして
1,000マイル付与
更新+搭乗ボーナスとして
2,000マイル付与

以上の際を元に、アドオンマイルの対象となる年間決済額Xを計算すると、

  • X×(0.03×2)+(2,000×2)≧X×(0.02×2)+(1,000×2)+(17,600-7,150)

を解いて、X≧422,500(1マイル=2円相当と換算した場合)。

つまり年間42万2500円以上、JALの航空券などを購入する方であれば、普通カードよりもゴールドカードの方がお得と言えるでしょう。

ちなみに同じ条件における年間決済額が82万5000円以上の方は、ゴールドカードよりもプラチナカードを選んだ方がお得だったりします。

いずれにせよ「お得さ」のみを理由にゴールドカードを選ぶべきは、JALグループやワンワールド加盟航空会社を利用する機会がかなり多い、いわゆる「空マイラ―」だと言えそうですね。

結局JAL CLUB-Aゴールドカードを選ぶべきはどんな人?

JAL CLUB-Aゴールドカードの損益分岐点は、「フライトマイル28,166/年」です。

ただしゴールドカードを選択するメリットは、「お得さ」だけではありません。

普通カードではなくJAL CLUB-Aゴールドカードを選ぶべきは、以下に該当する方だと言えるでしょう。

JAL CLUB-Aゴールドカードへの申し込みが向いている人
  • JALやワンワールド加盟航空会社を利用する機会がかなり多い方
    (目安として年間28,166~のフライトマイルを獲得できる方)
  • 「航空会社提携のゴールドカード」というステータス性を重視したい方
  • できる限りクレジットカードの数を減らしたい方
  • JCBやビューカード、ダイナースクラブ等の限定特典(後述)に魅力を感じる方

何にせよ、「JALのゴールドカードにしかないサービスや特典」に年会費相当の魅力を感じたなら、申し込みの理由としては十分だろうと思います。

その一方、通常のマイル還元率や空港ラウンジサービス、付帯保険のみを目的とするのであれば、「普通カード+サブカード」の方がコストパフォーマンスが良いかもしれません。

9種類のJAL CLUB-Aゴールドカードの比較と選び方

▲クリック/タップで拡大できます

JAL CLUB-Aゴールドカードは、全部で9種類です(ゴールド相当のダイナースカードを含む場合)。

ここからは、各カードの特性やメリット・デメリットについて解説していきましょう。

2024年2月20日~、カードデザインのリニューアル&Visaブランド以外の「タッチ決済」搭載にも対応済みです!

9種類のJAL CLUB-Aゴールドカードの比較
JAL・JCBカードJALカードOPクレジットJAL・VISAカードJAL・MastercardJALカード
TOKYU POINT ClubQ
Visaカード
JALカード TOKYU POINT ClubQ MastercardJALカードSuicaJAL アメリカン・エキスプレス®・カードJALダイナースカード
デザイン
特徴保険や優待が充実小田急ポイントカード機能
+PASMOオートチャージ
国内外で使用しやすいTOKYU POINTカード機能
+PASMOオートチャージ
Suica+Suicaオートチャージ機能、さらに優待◎手荷物の無料配送など海外ラウンジ年10回無料、グルメ優待等
年会費
※ショッピングマイル・プレミアムは無料で自動付帯
17,600円17,600円17,600円17,600円17,600円17,600円20,900円20,900円30,800円
海外適性△-△-
タッチ決済×
キャッシング枠××
発行元JCB三菱UFJニコス東急カードビューカード三菱UFJニコス三井住友トラストクラブ
詳細

ゴールド限定の特典が充実しているのは「JAL・JCBカード」

JAL・JCBカード
実質年会費17,600円
海外適性
・JCBは海外で利用しづらい場合あり
・キャッシングで現地通貨の引き出し可
キャッシング枠付帯可
ETCカード完全無料
スマホ決済ApplePay、Google Pay

JAL・JCBカードのゴールドカードは、その他の「CLUB-Aゴールドカード」に対し、

  • 航空機遅延補償を含む最大1億円の旅行保険
    (その他のゴールドカードの旅行保険は最大5000万円)
  • 国内外20万以上のお店で優待を受けられる等の、JCBゴールド特典
  • 海外空港ラウンジサービスを利用可能(ただし35US$の利用料あり)

といったアドバンテージを持ちます。

付帯保険の充実や、JCB限定の特典に魅力を感じるなら、「JAL・JCBカード」の選択がおすすめと言えるでしょう。

ただしJCBブランドは海外(特にヨーロッパ圏など)での普及率が低いため、国際線を利用する機会が多い方には向かないかもしれません。

国内や近隣国で、手厚いサービスを受けながら「JALマイル」を貯めたい、という方におすすめの1枚です!

「OPクレジット」もJCB発行、さらにPASMOオートチャージ機能付き

JAL・OPクレジット
実質年会費17,600円
海外適性△-
・JCBは海外で利用しづらい場合あり
・現地通貨の引き出し不可
キャッシング枠不可
ETCカード完全無料
スマホ決済ApplePay、Google Pay

「JALカードOPクレジット」のゴールドカードは、「JAL・JCBカード」に

  • 小田急ポイントカード機能
  • PASMOオートチャージ機能

が追加された1枚です。

小田急線沿線にお住まいの方や、PASMOを利用する機会がある方にとっては、JCB独自の利点も相まって高スペックな1枚と言えるでしょう。

ただし「OPクレジット」には、「JAL・JCBカード」と異なりキャッシング枠が付帯しません。

キャッシング枠が無ければ、海外のATMで現地通貨を引き出すこともできませんので、海外適性は「JAL・JCBカード」よりもさらに低いと言えます。

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海外に行く機会があるなら「タッチ決済」搭載のVISAカードやMastercardがおすすめ

JAL・VISAカード/Mastercard(CLUB-Aゴールド)
実質年会費17,600円
海外適性
・タッチ決済OK
(Mastercardは2024年2月20日発行分~)
・海外加盟店が多いVISA/Mastercard
・キャッシングで現地通貨の引き出し可
キャッシング枠付帯可
ETCカード発行手数料1,100円
スマホ決済ApplePayのみ

最も海外で利用しやすいJALカードが、「JALカード・VISA」「JAL・Mastercard」シリーズです。

VISA・Mastercardのブランドは国や地域を問わず、世界各国で便利に使用可能。

日本のみならず、旅行先や出張先、留学先などでも積極的にマイルを貯めたいという場合には、これらのブランドの優先度が高いと言えるでしょう。

わたしは1年ほどヨーロッパ圏に滞在していたのですが、現地でのキャッシュレス決済と言えばほとんど「VISAかMastercardのタッチ決済」でした。

現地通貨をすぐに引き出せるキャッシング枠を利用できるため、もしものときににも安心です。

▲全世界の加盟店数比較。
他ブランドに比べ、Visa・Mastercardブランドの加盟店数が多いことが分かります。

画像引用元:Mastercard公式サイト

以前は「タッチ決済」を利用できるJALカードはVisaブランドのみだったものの、2024年2月のリニューアルよりMastercardブランドのJALカードもタッチ決済が可能となりました。
ただし国内でのタッチ決済加盟店数を考えると、優先度が高いのは今だ「Visa」かもしれません。

TOKYU POINT ClubQは東急ポイントカード機能に加えPASMOオートチャージ機能を搭載

JAL・JALカード TOKYU POINT ClubQ
実質年会費17,600円
海外適性
・タッチ決済OK
(Mastercardは2024年2月20日発行分~)
・海外加盟店が多いVISAまたはMastercard
・キャッシングで現地通貨の引き出し可
キャッシング枠付帯可
ETCカード完全無料
スマホ決済ApplePayのみ

JAL・JALカード TOKYU POINT ClubQは、「JAL・VISAカード」または「JAL・Mastercard」に、

  • TOKYU POINTカード機能
  • PASMOオートチャージ機能

を追加したような1枚です。

東急ポイント加盟店やPASMOを利用する機会があるのなら、こちらのカードを選ぶと良いでしょう。

Visa、Mastercardはどちらを選んでも、国内外での使い勝手に大きな差はありません。
強いて言えば、
・「タッチ決済」の利用できる店舗数を優先するなら「Visa」
・「コストコ」を利用する機会があるなら「Mastercard」
がおすすめ、と言ったところです。

「JALカードSuica」はボーナスポイント等の限定特典があるが海外適性は非常に低い

JALカードSuica
実質年会費20,900円
海外適性△-
・JCBは海外で利用しづらい場合あり
・タッチ決済不可
・現地通貨の引き出し不可
キャッシング枠不可
ETCカード完全無料
スマホ決済ApplePayのみ

JALカードSuicaは、JR東日本グループの「株式会社ビューカードが発行するシリーズです。

そしてJALカードSuicaのゴールドカードは、標準的なゴールドカードより年会費が3,300円高い一方で、

  • 年100万円決済時、5,000円相当のJREポイントプレゼント
  • Suica機能、Suicaオートチャージ機能付帯
  • JREポイントカード機能付帯
  • ゴールド専用のビューカード会員限定特典 を利用できる

という独自の利点を持ちます。

SuicaやJR東日本系列のお店などを利用する機会があるのなら、非常に便利な1枚となってくれることでしょう。

ただし国際ブランドはJCBのみ、かつキャッシング枠も付帯しないことから、海外で使用しづらい可能性があるのは確かです。

デメリット

Suica付帯の兼ね合いか、この系列にのみ「JCBのタッチ決済」機能が付いていない点も少し気になるところです。

JALカードSuica(ゴールド)について詳しく見る
年会費
20,900円
基本還元率
2.0%前後~
※マイルを航空券に交換する場合
国際ブランド
JCB
還元ポイント
JALマイル
発行元
株式会社ビューカード
申込条件
20歳以上で、一定以上の勤続年数・営業歴と安定収入のある方(学生を除く)
海外旅行保険
国内旅行保険
ショッピング保険
不正利用補償
家族カード
ETCカード
タッチ決済(VISAのみ)
ApplePay
Google Pay(VISAの場合)
主な特徴と特典
  • 【2024年5月31日まで】新規入会と所定の条件達成で最大28,000マイル獲得
  • 年100万円決済時、5,000円相当のJREポイントプレゼント
  • 東京駅のビューゴールドラウンジを利用可能
  • ゴールド専用のビューカード会員限定特典
  • カード継続後の初回搭乗で2,000マイルプレゼント
  • JALのフライトマイル+25%
  • JALの航空券購入や機内販売を利用するとき、合計マイル還元率3.0%
  • 国内空港ラウンジサービス
  • Suica機能、Suicaオートチャージ機能付帯
  • JREポイントカード機能付帯
  • JRE POINT加盟店やJR東日本での決済時はマイルではなくJREポイントが還元される
  • ファミリーマート、スターバックスなどの特約店でマイル還元率2倍
  • 対象の空港内ショップや機内販売の割引
  • パッケージツアーやホテルニッコー & JALシティの割引・優待

:普通カードに無い特典


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JAL アメリカン・エキスプレス®・カードは国際線利用時の手荷物配送が1個無料

JAL アメリカン・エキスプレス®・カード
実質年会費20,900円
海外適性
・VISA未満JCB以上の海外加盟店数
・キャッシングで現地通貨の引き出し可
・タッチ決済対応(2024年2月20日発行分~)
キャッシング枠付帯可
ETCカード発行手数料1,100円
スマホ決済ApplePayのみ

JAL アメリカン・エキスプレス®・カード(CLUB-Aゴールド)には「JALカードSuica」のゴールドカード同様、20,900円の年会費が設定されています。

その他のブランドと比べたアドバンテージは、主に

  • 国際線利用時に、手荷物を無料で配送できる(往路・帰路ともに1つずつ)
  • 同伴者1名も国内空港ラウンジサービスを無料で使える

の2つ。

手荷物の無料配送特典を利用したいのなら、アメリカン・エキスプレスブランドを選択するのも良いでしょう。

JALのアメックスカードの発行元はアメリカン・エキスプレス……ではなく三菱UFJニコスですのでご注意ください。

デメリット

ちなみにヨーロッパ圏における国際ブランドの対応状況は、
Visa=Mastercard>Amex>Diners>JCB、といった印象でした。

JALダイナースカードは審査難易度もステータス性も高い特別な1枚

JALダイナースカード
実質年会費30,800円
海外適性
・VISA未満JCB以上の海外加盟店数
・キャッシングで現地通貨の引き出し可
・タッチ決済対応(2024年2月20日発行分~)
キャッシング枠付帯可
ETCカード完全無料
スマホ決済ApplePayのみ

JALダイナースカードは、年会費が30,800円と高い上、入会審査が容易でないことで知られています。

その代わり、

  • 利用可能枠に一律の制限なし
  • 海外空港ラウンジサービス(年10回無料)
  • 国内空港ラウンジサービス
  • 帰国時の手荷物配送無料(年2個まで)
  • 対象レストランのコース料理が2名以上のご利用で1名分無料
  • ゴルフ場優待などのゴルフ関連優待

といったダイナースクラブ独自のサービスを受けられるため、審査に自信があるのであればこのカードを選ぶのも良いでしょう。

入会難易度が高い分、ステータス性が高い点もポイントです。

JALダイナースカードについて詳しく見る

年会費
30,800円
基本還元率
2.0%前後~
※マイルを航空券に交換する場合
国際ブランド
Diners Club
還元ポイント
JALマイル
(Dinersのポイント経由)
発行元
三井住友トラストクラブ株式会社
申込条件
目安として27歳以上
海外旅行保険
国内旅行保険
ショッピング保険
不正利用補償
家族カード
ETCカード
タッチ決済
ApplePay
Google Pay
主な特徴と特典
  • 【5月31日まで】新規入会と所定の条件達成で最大41,000マイルプレゼント
  • 利用可能枠に一律の制限なし
  • 海外空港ラウンジサービス(年10回無料)
  • 国内空港ラウンジサービス
  • 対象レストランのコース料理が2名以上のご利用で1名分無料
  • ゴルフ場優待などのゴルフ関連優待
  • 新規入会後の初回搭乗で5,000マイルプレゼント
  • カード継続後の初回搭乗で2,000マイルプレゼント
  • JALのフライトマイル+25%
  • セブン-イレブン、スターバックスなどの特約店でマイル還元率2倍
  • 対象の空港内ショップや機内販売の割引

実際にJAL CLUB-Aゴールドカードを利用している方の口コミ・評判

100人にアンケート調査を行った結果、JAL CLUB-Aゴールドカードを実際に利用している「なっき」さんのリアルな口コミを頂戴することができました。

JAL CLUB-Aゴールドカードの口コミ

▲ご提供画像
(契約の事実が分かるもの)

ハンドルネーム
なっきさん
申込み・審査時の属性
・29歳
・公務員
・年収480万円
カードを5点満点で評価するなら?
このカードを選んだ理由
入会私は学生の頃からよく飛行機を使って旅行をする機会がたくさんありました。なので、カードで支払って貯まったマイルを航空券に交換したかったため、このカードに申し込みました。 
自由な口コミ・感想
JALカードは使えば使うほどマイルが貯まりますので、貯まったマイルで海外航空券をかなりお手頃な価格で購入することができます。
また旅行保険も手厚く、特に海外旅行へ行く際は、他の保険は一切入らず、こちらのカードに付帯している保険で全て賄うことができています。

なっきさんは学生の頃からJALカードを利用しており、現在は「JAL CLUB-Aゴールドカード」にアップグレード済みとのこと。

マイルを貯め、1マイル当たりの価値がさらに高くなりやすい海外航空券に交換しているということで、上手にJALカードを使用できている好例だと言えるでしょう。

またゴールドカードの付帯保険にも、大変満足しているとのことでした。

JAL CLUB-Aゴールドカードの審査に通過するにはどれくらいの年収が必要?

JAL CLUB-Aゴールドカードの申し込み条件は、「20歳以上で、ご本人に安定した継続収入のある方(学生を除く)」です(JAL・JCBカードの場合)。

この条件は「18歳以上(高校生を除く)」であれば申し込める普通カードに比べると明らかに厳しく相当の支払い能力が要求されていることは確かでしょう。

ただしJAL CLUB-Aゴールドカードの審査に通過するため、特別に高い収入が必要となるわけではありません。

先に紹介したなっきさんの年収は400万円台ですし、JAL CLUB-Aゴールドカード(JCB)と一部のサービスを同じくする「JCBゴールド」では、年収400万円前後の方の審査通過報告も多く見られます。

このことから、少なくとも400万円前後の年収があれば、年収だけを理由に審査に落とされることはないでしょう。

またJALの普通カードで利用実績を積んでいれば、上位カードの審査が有利に進む可能性があります。

ただしJALダイナースカードに限っては、他のゴールドカードよりも明確に、高い年収やステータスが要求されますのでご注意ください。

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参考:主な路線の特典航空券との交換に必要なJALマイルの一覧

主な特典搭乗券(マイルと交換できる航空券)の取得に必要なマイル数をまとめると、以下のようになりました。マイルを貯める際の参考にしてみてください。

ちなみにJALの場合、ANAとは違って繁忙期でも閑散期であっても、航空券との交換に必要な最小マイル数は一定です。

航空券との交換に必要なマイルの例(往復/最小値)
東京⇔大阪
大阪⇔福岡
12,000マイル
東京⇔広島
名古屋⇔福岡
14,000マイル
東京⇔札幌
東京⇔福岡
大阪⇔札幌
福岡⇔沖縄
16,000マイル
東京⇔沖縄
福岡⇔札幌
18,000マイル
日本⇔ソウル15,000マイル
日本⇔中国各地
東京⇔台湾
日本⇔グアム
20,000マイル
日本⇔シドニー36,000マイル
日本⇔ハワイ40,000マイル
日本⇔米国各地50,000マイル
日本⇔フランクフルト46,000マイル
日本⇔パリ52,000マイル

参考元:日本航空公式サイト
「JAL国内線特典航空券 必要マイル数」
「JAL国際線特典航空券 必要マイル数」

片道分のチケットのみを交換したい場合、必要マイルの最小値は上の表の半分となります。

注意!人気便の予約について

基本マイル数で予約できる席数が既に埋まっている場合、特典航空券の購入にはより多くのマイルが必要となります。特に繁忙期にはご注意ください。

ちなみに特典航空券の予約は、搭乗日の「360日前」から可能となっています。

JAL CLUB-Aゴールドカードについてのよくある質問と回答

ここからは、JAL CLUB-Aゴールドカードに関するよくある質問にお答えしていきます。

お探しの情報が見当たらない場合にはコメント欄やメールフォームなどからお気軽にご相談ください。

JAL CLUB-Aゴールドカードの限度額(利用可能枠)はどれくらいですか?

JAL CLUB-Aゴールドカードの利用限度額(利用可能枠)は審査によって決定するもので、特に明言されてはいません。

ですがSNS上の口コミを見る限り、300万円ほどの限度額が適用される場合もあるようですね。

またJALダイナースカード(というよりダイナースカード全般)には限度額の設定がありません

JAL CLUB-Aゴールドカードの会員は、優先搭乗のサービスを受けられますか?

JAL CLUB-Aゴールドカードそのものに、優先搭乗に関する特典は設けられていません

ただし国際線を利用する場合であれば、エコノミークラスの席を予約している場合であってもビジネスクラスのチェックインカウンターを利用できます。

優先搭乗サービスを受けられる、JALの上級会員ステイタス「JALグローバルクラブ」について詳しくは、以下のページをご覧ください。

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JAL CLUB-Aゴールドカードで家族カードを発行することはできますか?

はい、可能です。

家族カードの年会費は、原則として8,800円(JALダイナースのみ9,900円)です。

国内空港ラウンジサービスは、同伴者も利用できますか?

同伴者も利用できますが、原則として有料(1,000円前後/人)です。

ただしアメリカン・エキスプレスブランドのJALカードに限っては、同伴者1名も国内空港ラウンジを無料で使用できます。

国内空港ラウンジサービスについて詳しくは、JALカード公式サイト をご確認ください。

普通カードからJAL CLUB-Aゴールドカードへのインビテーション(招待)はありますか?

発行元やJALカードの利用状況によっては、インビテーション(招待)が届くこともあるようです。

インビテーションが届いた場合は、高い確率での審査通過に期待できることでしょう。

JALのゴールドカードにプライオリティパス(海外空港ラウンジサービス)は付帯しますか?

いいえ、原則として付帯しません。

ただし例外的に、JALダイナースカード年間10回まで海外空港ラウンジサービスを無料で使用可能。

また「JAL・JCBカード」「OPクレジット」のゴールドカードは、都度35US$の入室料の支払いを条件に各海外空港ラウンジを利用できます。

…JALダイナースカードを選択しない方が安価に海外空港ラウンジを使用したいのであれば、「楽天プレミアムカード」(年11,000円)などをサブカードとして取得した方が良いかもしれませんね。

国内・海外のラウンジサービスが付帯する「楽天プレミアムカード」をサブカードとして持つのなら、JALカードの方は「普通カード」にグレードを落としても良いかもしれません。

楽天プレミアムカードについて詳しく見る

年会費
11,000円
基本還元率
1.0%
国際ブランド
VISA
Mastercard
JCB
Amex
還元ポイント
楽天スーパーポイント
発行元
楽天カード株式会社
申込条件
20歳以上で安定した収入がある
海外旅行保険
国内旅行保険
ショッピング保険
不正利用補償
家族カード
ETCカード
タッチ決済(Amex除く)
ApplePay(Amexを除く)
Google Pay(Amexを除く)
主な特徴と特典
  • 海外空港ラウンジサービス
    (プライオリティ・パスのプレステージ会員資格の付帯)
    ※2025年以降は年に5回まで無料/2024年までは何度でも無料
  • 国内空港ラウンジサービス
  • 3つの特典を選択できる
    (楽天市場コース・トラベルコース・エンタメコース)
  • お誕生月は「楽天市場」でポイントアップ(+税抜き1.0%)
  • 楽天証券で投信積立クレジット決済を行うときの還元率1.0%
    (※無料カードは0.5%)
  • プレミアム会員限定デスク
    (多数の海外デスク も使用可)
  • 新規入会で最大5,000ポイントプレゼント
    (下位カードからの切り替えの場合は3,000ポイントプレゼント)
  • 楽天ポイントカード機能付き
  • 「楽天ペイ」との併用で最大還元率1.5%

プレミアムカード限定特典


JAL CLUB-Aゴールドカードの会員は、羽田空港の国際線ラウンジを使用できますか?

カード会社によっては使用できないこともある、羽田空港の第三ターミナルラウンジ。

CLUB-Aゴールドカードの対応状況はどうなっているのか確かめるべく、各公式サイトから入室可能状況を確かめてみました。

羽田空港第三ターミナル(国際線)ラウンジへの対応状況
SKY LOUNGE(4F)SKY LOUNGE SOUTH(2F)
三菱UFJニコス
※スタンダードなVisa、MastercardとAmex
東急カード
※TOKYU POINT付帯カード
JCB
※JAL・JCBカード、OPクレジット
×
ビューカード
※JALカードSuica
×
ダイナース×

ということでCLUB-Aゴールドカードの発行元の場合、最低1箇所は「羽田空港国際線ターミナル」のラウンジを使用可能。

ただし2階の「SKY LOUNGE SOUTH」を使用できるのは三菱UFJニコスまたは東急カード発行のカード、つまりVisa、Mastercard、Amexブランドの「CLUB-Aゴールドカード」に限られるようですね。

JALグローバグクラブ(JGC)とは何ですか?ゴールドカードの会員であれば加入できますか?

JALグローバルクラブ(JGC)とは、生涯にわたってのJAL利用状況が一定の条件を満たした方に適用される、JALの上級会員ステータスのこと。

一定の基準を満たしたなら、JALグローバルクラブカードという限定クレジットカードの取得も可能です。

JGC会員となる条件は決して簡単ではないものの、いったん加入してしまえば「JALのサクララウンジを無料で使える」「フライトマイルの積算率がさらにアップする」といった恩恵が大きいことも確か。

またJALカード会員であれば利用実績を貯めやすいことも事実ですので、JALグループの利用機会が多いのなら、この機会に狙ってみるのも良いでしょう。

「JALグローバルクラブカード」会員になる場合のモデルケース
  • (1)一生涯でJALカードを400万円以上使用し、東京⇔ニューヨークを8.5往復する
  • (2)一生涯で東京⇔ニューヨークを25往復する
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JAL CLUB-Aゴールドカードについてのまとめ

JAL CLUB-Aゴールドカードへの申し込みが向いている人
  • JALやワンワールド加盟航空会社を利用する機会がかなり多い方
    (目安として年間28,166~のフライトマイルを獲得できる方)
  • 「航空会社提携のゴールドカード」というステータス性を重視したい方
  • できる限りクレジットカードの数を減らしたい方
  • JCBやビューカード、ダイナースクラブ等の限定特典に魅力を感じる方

年会費は高めなものの、ハイスペックな「JAL CLUB-Aゴールドカード」。

発行元やカードの種類によって特典やサービス、海外での使い勝手などは大きく異なるため、それぞれのメリット・デメリットを見比べながら申込先を選ぶと良いでしょう。

年会費
17,600円
基本還元率
2.0%前後~
※マイルを航空券に交換する場合
国際ブランド
VISA
Mastercard
JCB
Amex
還元ポイント
JALマイル
発行元
三菱UFJニコス株式会社 他
申込条件
20歳以上で、一定以上の勤続年数・営業歴と安定収入のある方(学生を除く)
海外旅行保険
国内旅行保険
ショッピング保険
不正利用補償
家族カード
ETCカード
タッチ決済
ApplePay
Google Pay(JCBの場合)
主な特徴と特典
  • 【2024年5月31日まで】新規入会と所定の条件達成で最大28,000マイル獲得可能
    (※その他Visaや発行元カード会社等が提供する入会特典あり)
  • カード継続後の初回搭乗で2,000マイルプレゼント
  • JALのフライトマイル+25%
  • 国内空港ラウンジサービス
  • JALの航空券購入や機内販売などで合計3.0%のマイル還元
  • 【JCB限定】航空機遅延補償を含む最大1億円の付帯保険
  • 【JCB限定】国内外20万以上のお店やサービスで優待
  • 【JCB限定】海外空港ラウンジサービス(入室料35US$) 他
  • ファミリーマート、スターバックスなどの特約店でマイル還元率2倍
  • 対象の空港内ショップや機内販売の割引
  • パッケージツアーやホテルニッコー & JALシティの割引・優待

:普通カードにない特典


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