フィギュアスケートのペアのスロージャンプ(男性が女性を投げるジャンプ)には、大きく3つの流派がある、というのを、元五輪代表の高橋成美ちゃんが言っていました。


※スロージャンプの違い(6分30秒あたり)


ダンスのリードと同じだな!

と思います。


フィギュアのスロージャンプの流派は、

・女子が回るのを男子がアシストする北米式

・男子が女子を一度離してから引き寄せる物理的エネルギーで回す中国式

・男子のパワーで女子を回して跳ばすロシア式


まんま、リーダーに当てはまると思いますこの考え方。

ハイブリッドもあるらしく、私が大好きなりくりゅうペアは中国式×北米式だそうです。


私のリーダーとしてのスタンスは完全に北米式です。師匠がそうだからなんですけど。


パートナー側で踊ると、ロシア式の人も、中国式の人もいるなあと感じます。誰にでも合わせられるパートナーもいますが、私はフォローセンスが壊滅的なので、どんなに上手なリーダーでもロシア式は苦手。身体的にもしんどいし、流派が合わなすぎてリーダーとしても話がかみ合わないです。


中国式は、すごく上手なリーダーならあり。ただ、身体が大きくてパワーがある人に限ります。私が大きいので、小柄なリーダーだとうまくいかないというか、申し訳ない気持ちになるというか。

パワーがある人だと、めっちゃ気持ちいいですよ。私的には、シライシダンススタジオの白石智樹先生とか、サカネダンススクールの釘貫貴久先生。まー白石先生は、もはや白石式ですけどね(次元が違いすぎて)。

でも、その先生たちにリーダーを習いたいかというわれると、それはないかな。私の体格とパワーじゃ無理よりの無理だもの。フィギュアでも、高さと飛距離が出るのは中国選手ですからね。


私がさんざっぱら言ってる「頭教」とか「祈り教」とか「リーダー教」が、米国式に近い感じかなのかなと思います。


「レッスン」という映画で、主人公のダンスの先生が、


「男は提案するだけだ。受けるかどうかは女が決める。男女は対等なんだよ」


と子供たちに教える言葉が私は大好きなんですけど、私はそういうリーダーになりたいです。


フィギュアスケートをやったことはないので、この三分類にリードを当てはまる解釈が合ってるかはわからないですけど、私の経験的にはこんな感じ。


ちなみに、ロシア式とか中国式リードを女性に求められて困ったことはあります。リーダーが自分の流派を変えるのは、技術というより、精神的にきつい気がします。たとえ自分にパワーがあったとしても、私は馬力で跳ばしたくはないもんね。



⭐️ランキングに参加しています。ポチっとしていただけると嬉しいです↓↓↓


社交ダンスランキング