火山噴火 アイスランド

アイスランド南西部の火山が噴火 当局が規模確認中「近付かないで」

ロンドン=藤原学思
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アイスランド南西部で噴火した火山。アイスランド警察が18日、フェイスブックに投稿した
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アイスランド南西部レイキャネス半島にある火山で18日夜、噴火が始まった。同国の気象当局が発表した。沿岸警備隊のヘリコプターが現場に向かい、噴火の正確な場所や規模を確認するという。地元警察は、付近に近づかないよう呼びかけている。

発表によると、噴火があったのは、首都レイキャビクの南西約40キロに位置する漁師町グリンダビーク近郊。18日午後9時ごろから地震が起き、噴火は午後10時17分に始まった。

ロイター通信によると、周辺ではこの2カ月間で数千回の地震が発生。当局はすでに付近住民約4千人を避難させていた。観光地として知られる温泉施設ブルーラグーンは11月上旬から閉鎖され、今月17日に一部が再開したばかりだった。

レイキャビクのほか、グリンダビークの北約15キロの位置には空港があるが、現時点ではともに閉鎖はしていない。アイスランドでは2010年にも大規模な噴火があり、欧州の多くの空港の閉鎖につながった。(ロンドン=藤原学思)(朝日新聞引用)