私は、小さな頃から大のクルマ好き。
事業で成功を収めた父親の影響で、外国車、そして国産車の中でも、どちらかといえば西洋被れのメーカーである、ホンダ車やマツダ車ばかりを乗り継いできた。
そんな私は現在・・・


2009年式のトヨタ・エスティマ 2.4アエラスに乗っている。
私の車歴で初のトヨタ車かつ、初のミニバン。
コロナ禍が本格的に日本社会に影響を及ぼし始めた、2020年の4月に、当時乗ってた2013年式マツダ・アクセラスポーツ 2.0Sツーリングを売却して乗り換えた。
車検2年付きで、走行距離は157,000km、総額50万円、アクセラの売却金額が約85万円だったので、35万円が手許に残った。
あの頃は、とにかく世界的に得体の知れないウイルスに翻弄され、先が見えない中で、とにかく人の行動制限をする流れとなり、街から人が一斉に消えた。
当然、すでにタクシードライバーとして働いてた私にもその影響が押し寄せ、仕事に出ても売上が上がらない状況に。
国は10万円の給付金を支給する対象をどうするやとか、貸付をやるか否かとか、何もかもが未定で、先が全く見通せない。
一家の大黒柱である私としては、この局面では、とにかく出来るだけ多くの現金を手許に確保する必要があるとの結論に至った。
そこで真っ先に考えたのが、比較的新しく、まだ高値が付く可能性のあるアクセラを売却すること。
そして、安いトヨタの中古車に乗り換え、売却益を得ることだった。
乗り換えるクルマの候補も、ズバリ、30プリウスに絞りこんだ。
なぜ、安い古めのトヨタ車で、30プリウスに絞り込んだのかというと・・・

当時担当していた営業車が、30万km走行した30プリウスの後期型で、このクルマが30万kmを走ったクルマとは思えないほどシャンとしていて、全く問題なく走ることを肌で実感していたから。
そして30プリウスに限らず、うちの会社では、クラウンセダンなど、ほとんどの営業車がトヨタ車であり、どのクルマも例外なく、きちんと整備さえしていればちゃんと走る耐久性の高さを備えていることを認識していたので、一見かなり思い切った行動に思えるけど、私の中では何の不安もなかった。
そうと決めたら素早く行動するのみ。
パンデミックが本格的に進行したら、中古車市場がガクンと冷え込む可能性もあるから、スピード重視で動いた。
中古車情報サイトで値頃感のある30プリウスの前期型を発見、さっそく息子を連れて現車を見に行った。
悪くはない個体で、価格も妥当。
アクセラの金額も頑張ってくれたので、プリウスに決めかけたその時、横にいた息子が
『パパ・・・僕、こっちの方がいい・・・』
息子が指差した方を見ると、パールホワイトの50エスティマが展示してあった。
『え〜っ?エスティマは予算オーバーやろう??』
と思ってプライスボードを見たら・・・なんと・・・プリウスよりも安い金額・・・。
理由は明確で、157,000kmという走行距離。
世間一般には過走行といわれる数字だけど、上で書いたとおり、普段30万kmオーバーのプリウスで快適に仕事してる私にとっては、別段ビビるような数字ではない。
ちゃんと見積もってもらったら、30プリウスよりも10万円ほど安く収まるし、実をいうと、以前からこの50型エスティマは、いいクルマやなと思ってたのに加えて、走行距離の割に内外装がとてもキレイだったので、前のオーナー氏に大事に乗られてたクルマだと直感した。
それに・・・このクルマにしたら、その後の暮らしが大きく変わると思った。
自転車を積んで遠方へ出掛けたり、車中泊したり、それまでやってみたかったことが、尽く実現する。
そんなこんなで、当初とは大きく路線変更して、エスティマに決定と相成った。
このクルマが我が家にやって来てすぐに、うちの会社では長期に渡る休業補償が始まり、国からの10万円給付金の支給が決まり、社会福祉協議会の貸付金も満額借り入れることが出来、結果としてなんとかコロナ禍を凌げる見通しが立った。
別に乗り換える必要なかったやん!と一瞬思ったけど、それはあくまでも結果論であって、現状で思いつく限りの最高の絵が描けたので、よかったと思ってる。
休業補償中は、時間だけはたっぷりあるので、気が滅入りそうになったら



人気の少ないところを選んで息抜きに行ったり

第2回目の緊急事態宣言が終了した時には、愛用のクロスバイクを積み込んで、神戸へポタリングに出掛けて、そのまま車中泊して楽しんだり。
このクルマがやってきたおかげで、パンデミックの最中にも関わらず、私の暮らしはより良い方向に進化していった。
正直、アクセラは売りたくはなかったけど、結果的にはこれでよかったのだと自分に言い聞かせて・・・。
あれから、もうじき4年になるけど、故障らしい故障は1回だけで、O2センサーを取り替えたくらい。
あとは・・・このクルマのエンジンは、オイルを食いやすいので、マメにオイル補充ならびに交換を欠かさずやっている。
他は、CVTフルードの圧送交換をやったり、エアコンのガスを定期的に補充したり、スロットルバルブの清掃をやったりといった、予防整備的なことをやってるので、快調に機嫌良く走ってくれてる。

先日も、家族旅行で北陸へ行って来たけど、100km/hオーバーでのクルージングも難なく熟し、この酷暑の中、エアコンもバッチリ効いて、実に快適な旅ができた。
そんなこんなで、改めてトヨタ車の耐久性の高さを実感している。
もうじき20万km、来年の4月には車検が待ち構えてるので、現在どうしようか考えてるところやけど・・・
仮に乗り換えるにしても、もはや私の中では新車、ましてやいま流行りの残価設定クレジットやサブスクなどを利用しての購入は、あまりにアホらしくて眼中にはない。
私自身、自動車のローンそのものには何の抵抗もないどころか、キャッシュフローと時間的利点の面からも、利用した方がいいと思う派ではあるけど・・・残クレやサブスクなんかに手を出したら、メーカーやリース会社の思うツボで、一生借金地獄から抜け出せなくなる。
そうではなくて、どこかの誰かさんがせっせと減価償却してくれた、あくまでちょいと古めかつ安めのトヨタ車の中古・・・


たとえば、現在の仕事の相棒でもある210系クラウンのハイブリッドとか、クラウンの前の相棒だったプリウスαとか。
さもなきゃぁ、同じ50エスティマのハイブリッドあたりがいいかなと思ってる。
このあたりが、いちばんコスパが高くて満足度は高いと思う。
でも・・・私自身、クルマを買い替えるのはあまり好きではないので、このエスティマをGRガレージに入庫させて、ダンパーをビルシュタインあたりにアップデートするなどして足回りをリフレッシュして・・・なんてことも考えてる。
まぁ、まだ時間はたっぷりあるので、とことん悩んでみることにします。
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