いっぽ重たい荷物を置いて 良いしょっと座ったら 硬い木の感触が背骨をのぼって首筋辺りに止まったよ 白いベンチは少し泥で汚れて きっと私のお尻に白く乾いた跡形をつけるだろう ここまで生きてきた重い跡形をつけるよね もうここら辺でいいかな なんて思うのはタブー それは言ってはいけないこと だって悲しむ人がたくさんいるから 私は独りではないってこと これは凄いことなんだ