「暴れん坊将軍」。徳田新之助こと吉宗を父と教えられてきた新太郎という6、7歳の子供を巡る話。きっかけは、無実の罪を着せられ、武士の夫を殺された雪江(大塚良重)が生まれたばかりの子と心中しようとしたところを吉宗に「今日から生まれ変われ」と諭され、思いとどまったこと。物思いの付いた新太郎に父親は誰かと聞かれた雪江は、「徳田新之助」と告げる。
過去を引きづる雪江は悪者旗本に追われ続け、新太郎に「『め組』に行って、父上に会いなさい」と言って、自ら復讐の機会を狙う。吉宗は、少年の心に沿うように、父親を装う、
雪絵に再会した吉宗は、事情を聞く。
町娘を装った御庭番(密偵)高島礼子が脅される場面も。”町娘”だけに小太刀も抜けず、危機一髪で切り抜ける。
結果は、新太郎の父親の無実を晴らし、悪旗本を成敗。
吉宗は新太郎に真実を告げ「お前の父親になってもいいが、立派な武士だった本当の父親に悪いと思わないか」と言うと、新太郎は「さようなら」と叫んで走って行った。
いい話だったね。