いよいよ花粉症の季節到来です。

健康

花粉症は体内に花粉(アレルゲン)が入ってきたとき、それを排除しようとする「免疫反応」によって、「鼻水、鼻づまり、くしゃみ」などの症状が起こることを言います。 空気中を浮遊する花粉などのアレルゲンが鼻粘膜に付着すると体内に抗体がつくられ、肥満細胞という名の細胞とくっつきます。

その後、再びアレルゲンが侵入すると肥満細胞からヒスタミン受容体と結合しアレルギー反応を起こします。 一般的に、アトピー、食品アレルギー、喘息などのアレルギー体質の方は、花粉症にかかりやすいと言われています。特に、ダニの死骸などハウスダストのアレルギーがある子供の80%に花粉症があり、ない子供は、花粉症は30%以下というデータもあります。

花粉症は大人になってからでも発症します。 花粉症になりやすい人には、生活習慣などに特徴がありますので改善できることはトライしてください。 まず、インスタント食品、ファーストフード、スナック菓子などには、添加物も多くアレルギーへの影響は大です。

睡眠不足など不規則な生活も自律神経の乱れを招き免疫機能が正常に働かなくなり、アレルギーの原因になります。 もちろんストレスも大きな要因となります。

アスファルトやコンクリートで舗装され、交通量が多く、気密性の高いマンションに住んでいる方なども注意が必要です。排気ガスによる大気汚染も花粉症を増悪させる原因となります。 実際に花粉の飛散量が多い空気がきれいな場所より、花粉は少なくても、大気汚染のある地域の人の方が、花粉症を訴える人が多い傾向にあります。

花粉から身を守るには、花粉を「吸いこまない」「寄せ付けない」「家の中に持ち込まない」ことが基本です。 ①マスク、帽子、メガネやゴーグルの着用。 ②花粉のつきにくいツルツル素材の服を着用。 ③髪はコンパクトにまとめ、花粉が髪につかないようにする。 ④車の通風孔は閉じておく。 ⑤窓やドアの開閉は最低限にし、こまめに掃除する。 ⑥家に入る前に、玄関で花粉をはらう。 ⑦手、顔、鼻、目、洗い、うがいをする。

ツボ療法も試してみましょう。

不思議とアレルギー体質の人に共通して背中上部の一点で強い痛みを感じますが、これが首の後ろの根元、第一胸椎棘突起上に位置する「大椎」で、指先でゆっくりと時間をかけてもみほぐすのが効果的です。

鼻づまりの際には頭のてっぺん中央に位置する「百会」、目頭と鼻の根元の中間のくぼみに位置する「睛明」、小鼻の両脇に位置する「迎香」を指圧してみてください。 また足の外くるぶしと膝のほぼ中央に位置する「飛陽」も、昔から鼻づまりに効くツボとして知られています。

星名

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