[バレーボールデータ分析][男子OQT2023 セルビアチーム戦力分析]蝶のように舞い、蜂のように刺せ!

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  今日から、いよいよ4強決戦の3連戦。日本は今夜、セルビアと対戦します。先立って戦力分析します。

出場選手予測

  セルビアチームはこれまでの4試合、出場メンバーを固定してきませんでした。下表がその概要です(短時間の出場、得点5点未満など細かな選手交代は単純化のため不出場としました)。

  表の記載内容ですが「〇」が出場選手、「▽」は途中セットで退場した選手、「□」は途中セットから出場した選手です。数字はOH、OP、MB選手の得点数です。そして、「★」はレセプション参加選手を意味します。このチームではOHの選手全員がレセプションを担当しているようです。

  いったい誰が出てくるのか、予測は難しいのですが、次のように考えました。結論を先に書きますと「チュニジア戦」「エジプト戦」いずれかのメンバー構成と予測しました。

(1) セッター:4試合すべて出場の21番の選手
(2) リベロ :4試合すべて出場の3番の選手
(3) MB   :比較的得点力の高い15番、29番と予測します
(4) OP   :比較的アタック効果率が安定している16番と予測します
(5) OH   :直近3試合連続で出場している8番、そして2番or12番と予測します

つまり、「チュニジア戦」「エジプト戦」いずれかのメンバー構成という予測です。以下、この2戦での各選手のパフォーマンスを見ていきます。

選手別のパフォーマンス分析

得点力

  チュニジア戦、エジプト戦におけるセルビアチーム各選手の得点力を見ていきます。例によって、バブルの重なりは凡例をクリックして解消できますので、よろしくお願いいたします。

まずはチュニジア戦。セルビアが3-0で勝利しています。

次にエジプト戦。セルビアが3-1で勝利しています。

  2番、8番、12番、16番のOH/OPが高いパフォーマンスを示しています。15番、29番のMB陣も得点力がありますね。強いサーブでMB陣へのトス供給を減らしたいところです。

守備力

  各選手の守備力を見ていきます。

まずはチュニジア戦。

次にエジプト戦。

  3番のリベロに加え、2番と8番のOHが守備面で大きな役割を担っていることが分かります。

   エジプト戦では8番の選手がレセプションを崩され、レセプション効果率がゼロ(成功5、失敗5、レセプション受け数26)になっていますが、それでもチーム最多の14得点をあげています。しかもアタック効果率45%と安定しています。

   2番の選手もエジプト戦では13得点、アタック効果率45%とスキを見せていません。

   しかし、2番の選手はトルコ戦を先発し、4セット目の最初から12番の選手と交代しています。この日、2番の選手は、第1~第3セット出場し、8得点しかしていません。しかも、4本のアタックエラー失点があります。またこの2番の選手はこのチームのキャプテンです。キャプテンなのに4試合中2試合しか出場していません。これは何かありそうですね。2番の選手を叩くと何か出てきそうです。

セルビア戦の戦い方

  セルビアチームの強みはしっかり確認できました。高くかつ均等なアタック効果率を持つ強力なOH/OP陣を擁し、MBの得点力も高い。どこからでも攻撃できるわけで、日本のブロック陣は翻弄されそうです。12番にトスを集めるトルコチームよりはるかに難しい相手に思われます。

  また、さすがに世界ランキング9位のチームだからなのか、トルコチームのようには弱点が見えてきませんね。あるいは、弱点を見破られないようにするため、つまりデータを取られないようにするため、セルビアチームは選手構成を固定せずに4試合を戦ってきたのかもしれませんね。

  仮にそうだとしたら、データを取られることを恐れているとしたら、データ分析・活用が上手いチームなのかもしれません。そうだとしたら日本代表のデータは収集・分析済みでしょう。日本代表のアタッカーの癖や傾向などを分析し、対策も立っているかもしれません。ブロックの付き方だったり、ディガーの配置だったり。

  そうであるなら、ここ最近特に石川キャプテンが発揮している『硬軟交えた柔軟・多彩な攻撃』にチーム全体がシフトしていく必要がありそうです。バドミントンのトップ選手がスマッシュ一辺倒にならず、ドロップを交えて相手を翻弄するように。

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