NYゴールドは反発
ＦＲＢがこの日の連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）で政策金利を据え置くことを織り込み済み。ただ最近のインフレ指標で根強いインフレ圧力が示唆されていたことから、高金利環境が長引くとの観測が拡大している。ＦＯＭＣの結果や、パウエルＦＲＢ議長の記者会見での発言から利下げへの転換時期など今後の政策運営の方針を探ろうと様子見気分が強く、積極的な商いが手控えられた。清算値の算出後、ＦＲＢは市場の予想通り政策金利の据え置きを決定。ＦＲＢ保有資産の縮小ペースを緩めることも決めた。タカ派的な方針への転換に身構えた金融市場では一時、ドルが主要通貨に対し下落し、米長期金利も一段と低下。金相場は時間外取引で一時上げ幅を拡大した。
NYプラチナは反発
対ユーロでのドルの下落や米長期金利の低下を背景に終盤にかけて買いが強まり、プラス圏で終了した。また、前日の下落を受けた買い戻しも入りやすかった。
NY原油は続落
交戦中のイスラム組織ハマスに対し、仲介役のエジプトとともに提示した休戦案への回答期限は「５月１日夜」。ハマス側は近く受け入れの可否を返答するとみられており、ガザ休戦合意の成立期待が高まる中、売りが先行した。午後に入っても売りは止まらず、一時７８ドル台に下落。NY原油のチャート面は先月安値を割り込み大幅に悪化。
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