描けない!チャコペンの代用にはフリクションがおすすめ。アイロンで消えます!

道具とコツ
読者さん
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チャコペンって・・・

描けなくない?

いけだゆみ
いけだゆみ

描けませんよね(笑)

私も裁縫箱に最初についてた元祖チャコペンは、いまだに使いこなせていません。

チャコペンはチョークが鉛筆状になっているもので

生地を痛めず汚さず仕上がり線や合印などを描くことができる裁縫道具です。

でも、書きにくい!ですよね。

この記事ではチャコペンの代用品として私がおすすめする

フリクションシリーズをご紹介します。

チャコペンよりも書きやすく、アイロンで簡単に消える!

しっかり丁寧に型紙を写したり印をつけるのが、綺麗に仕上げるコツです。

だから裁縫初心者さんにこそ、フリクションシリーズがおすすめなんです。

この記事では

特徴や注意点、その他にも従来のチャコペンの代用となるものも挙げています。

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いけだゆみ
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チャコペンの代用はフリクションシリーズがおすすめ!

フリクションをチャコペンの代用としておすすめする理由

アイロンで消える

フリクションシリーズの1番の特徴は

熱を加えると消える

というところですよね。

本来はフリクションの上についているゴムでこすることによって摩擦熱を起こして消しますが

熱が加わればいいのでアイロンでも消すことができるんです。

裁縫ではひと工程ごとにアイロンをかけると言ってもいいくらいアイロンをよく使いますから

簡単にフリクションでつけた印を消すことができちゃいます。

とにかく細かく書ける

フリクションシリーズにはさまざまな種類がありますが

チャコペンの代用として一番力を発揮してくれるのはやはり”フリクションボールペン”です。

フリクションボールペンは一般的なボールペンと同じ0.5mmの線を描くことができるので

例えば手のひらサイズの小物を作るときの小さなパーツなどにも

しっかり細かく書き込むことができます。

だたの印や線だけではなく、”文字”も生地に書き込むことができるくらい細かく書けるので

裁断後のパーツに名前を書いておく、といった使い方もできます。

紙用の筆記具としても使えるのでコスパ良し

フリクションシリーズは本来紙に書く筆記具として開発されたので

当然紙に書くこともできます。

裁縫では型紙に書き込んだり、寸法を測ってメモを取ったりなど以外と紙に書くシーンも多いので

裁縫箱に1本フリクションが入っていると、紙と布両方に使えて便利です。

ノートを取ったりお絵描きをしたりする時に使う想定で、色数も多く販売されているので

3色ボールペンタイプを用意して

生地の色によって見やすいフリクションに変える、といった使い方もできますね。

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↓薄手の痛みやすい生地には蛍光ペンタイプがおすすめ↓

注意点

アイロンでとける生地に注意

熱を加えて色を消すフリクションですが

生地の中にはアイロンをかけてはいけない性質のものもあるので、注意が必要です。

綿生地であれば問題はありませんが

ナイロン生地など化学繊維の中には、アイロンをかけると溶けてしまう生地もあります。

起毛素材やベロアといった生地もアイロンで潰れて質感が変わってしまうので注意が必要です。

このような生地にフリクションを使う場合は

マグカップなどの食器に熱湯を入れて生地に当てると、フリクションで書いた線を消すことができます。

フリクションのインクが消える温度は65℃なので、熱いお湯で十分消えてくれます。

また生地の方も、100℃以下の温度なら問題ないものがほとんどなので痛むことはありません。

濃い色の場合は白く残るかも

紙に書く場合はあまり気になりませんが、実はフリクションのインクを熱で消すと

ほんの少しだけ白い跡が残るんです。

白や薄い色の生地なら目立たない程度ですし

濃い色の生地の場合も、仕上がり線ではなく縫い代込みの線ならそこまで気にする必要はありませんが

目立つ位置に印をつける必要がある場合は、フリクションは使わないほうが良いかもしれません。

極寒の地では再度出現する可能性

もう一つフリクションで書いた跡が気になる可能性があるシーンとしては

寒冷地での使用があります。

実はフリクションは熱を加えると完全に色素を失うわけではなく

−20℃になると再び色が出現するインクを使用しているんです。

−20℃というと家庭用の冷凍庫よりも低い温度なので

普段の生活の中でならほとんど気にしなくても大丈夫です。

ただ万が一極端に寒い地域に持ち込む可能性がある場合や

冷凍食品を扱うようなお仕事をされている方は、使わない方が良いでしょう。

フリクションの仕組み

フリクションシリーズとは

パイロットインキさんが販売している筆記具です。

フリクションボールペンをはじめ、蛍光ペンやカラーペン、色鉛筆など

さまざまなタイプのものが販売されています。

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↓薄手の痛みやすい生地には蛍光ペンタイプがおすすめ↓

熱で色が変わるインク

フリクションシリーズの筆記具には、こすると消える特殊なインクを使用しています。

書いた文字が乾いてから反対側についているゴムでこすると、書いた文字が消えるのです。

こするという動きは実は熱を発生させています。

フリクションのインクは65℃以上になると透明になる性質を持っており

こすることで発生する摩擦熱で文字を消しているんです。

反対に−20℃以下になると再び色が出現するという性質もあるので

極端に寒い地域に持っていくと再び文字が現れます。

歴史シリーズ

フリクションシリーズが販売され始めたのは2007年ですが(日本での販売開始)

この元になる”メタモインキ”が最初に開発されたのは、その32年も前の1975年でした。

最初は”書いたものが消える”ということに筆記具としてのメリットを感じる人がおらず

メーカーの中でもなかなか筆記具としての開発には繋がらなかったそうです。

おもちゃなど筆記具以外の塗装などに使われていく中

鉛筆と消しゴムではなく

小さな頃からボールペンを使わせる習慣のあったヨーロッパでその性質が注目されました。

日本で発売される前年にヨーロッパで先行販売すると

手間なく文字を修正できるボールペンとしてヨーロッパの子供達に大ヒット!

その後、日本でも販売開始され

現在では蛍光ペンタイプや色鉛筆タイプなどさまざまなタイプが販売されています。

この章のお話については株式会社パイロットコーポレーションさんのサイトから引用させていただきました。
開発の歴史(外部サイトへリンクします)>>>
開発者に聞く!インクの仕組み(外部サイトへリンクします)>>>

チャコペンの代用に使えるもの(フリクション以外)

家庭科の授業で使う定番のチャコペンの代用になるものは

フリクションシリーズの他にもいくつかあります。

作りたいものや環境によっては、フリクションよりもおすすめなこともあるので

チェックして見てください。

水で消える水性ペンタイプのチャコペン

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特徴

水性ペンのようにインクを使用して筆記するタイプのチャコペンです。

紙に書く用の水性ペンよりも落ちやすく、1度洗濯すればほとんど落ちるほどです。

削れた粉が表面に乗るだけの従来のチャコペンと異なり、水分が生地に染み込むので

よりはっきりした線が描け、こすっても簡単には落ちないのが便利です。

手芸用品メーカーからも販売されているので

安心してきちんとした専用品を使いたいという方にもおすすめできます。

注意点

水性ペンなので発色はそこまで良くはありません。

濃い色の生地には使えないので注意が必要です。

また水をかけないと消えないため、洗濯ができない生地には使えません。

時間が経つと消えるチャコペン

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特徴

上のものと異なり、放置するだけで自然に色が消えていくタイプのチャコペンもあります。

洗濯ができない生地に印をつけるときや

縫い目の中に入ってしまい、後からきちんと消えたことを確認できない場所などに便利です。

注意点

半日程度で消えてしまうものや、消えるまでに2週間ほどかかるものなど

商品によって消えるまでの日数が異なります。

刺繍など日を分けてじっくり取り組むものでは、途中で消えてしまっては困りますし

作ってすぐ使いたいものは、消えるまで待てないと言ったこともあるでしょう。

また、線が消えてもインクの成分が生地からなくなったわけではないので

書いた跡が残ったり、アイロンを使ったりなど環境の変化によってシミになってしまう可能性もあります。

目立たない箇所で使うのがおすすめです。

セットになった専用ペンで消すタイプのチャコペン

特徴

間違って印をつけてしまっても、専用の消しペンでなぞるとすぐに消えるタイプのチャコペンもあります。

型紙の写し間違いに気づいた際に、洗濯などの手間なくすぐに修正できます。

水で消える性質もしくは時間が経つと消える性質を併せ持ったものもあります。

注意点

見た目には消えたように見えても、インクの成分は残っているので

環境の変化などによって再び出現する可能性があります。

また、消しペンを使用する前にアイロンをかけてしまうと消えにくくなるなど

商品によって注意点が異なるので、パッケージをよく読んでから使用するようにしましょう。

元祖チャコペン

特徴

鉛筆のように芯が削れることで生地に粉が付着し、印をつけることができます。

特に白のチャコペンなどは、濃い色の生地の上に乗っても発色がしっかりしていて見やすいです。

鉛筆と異なり水溶性の芯なので、洗濯で簡単に印を消すことができます。

比較的安い値段で手に入れることができるので経済的です。

注意点

生地の表面に粉が乗っているだけの状態なのでとても消えやすく

手で擦るだけでも簡単に印が消えてしまいます。

またペンと比べて太い線しか描けないので、小物や刺繍の印付けでは線が潰れてしまいます。

洗濯ができない生地の場合は粉を払って落とすしかないので

どうしても取りきれない粉が残ってしまう可能性があります。

ヘラ、ルレット

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特徴

プラスチックでできた洋裁用のヘラや回転するヘラがついたルレットなど

インクや粉を使わず、生地に圧をかけて印付けをする道具もあります。

一時的に生地に折り目をつけたり、繊維を凹ませて跡をつけるので

洗濯とアイロンで簡単、きれいに跡を消すことができます。

インクのように減っていくものではないので、長く使えて経済的です。

注意点

カッターマットなど適度な柔らかさのある台の上で使わないと、しっかり跡がつきません。

特にルレットの場合

ミシン目のような印がつくタイプのものがあり、力の入れ方によっては生地が痛む可能性もあります。

また生地の上に型紙を乗せ、型紙ごとルレットでなぞるという印の付け方も存在しますが

図書館の本などでは禁止されているので、ご自身所有の型紙でのみお試しください。

チャコペンの代用にはならなかったもの

実際に試してみたもので「これはチャコペンの代用にはならないな・・・」と思ったものを挙げていきます。

鉛筆

元祖チャコペンと同じ形状で、鉛筆とチャコペンを同じ工場で作っているところもあるくらい似ていますが

鉛筆の粉はなかなか取り除くことができず、チャコペンの代用にはなりませんでした。

ただ、真っ黒な生地の上でも銀色に反射してよく見えるので

黒の生地限定、仕上がり線ではなく縫い代込みの線を描くときに使用するなら大丈夫かなぁと思います。

ボールペン

一般的なボールペンは油性で、基本的には水に濡れても消えません。

ただし何度も洗濯を繰り返すと、インクの成分が分離しているかのように滲みが出てきます。

裏側に書いたものも時間が経つと表に滲み出てくるので

ボールペンはチャコペンの代用にはなりませんでした。

油性マジック

マジックのような油性ペンも、水では消えないのでチャコペンの代用にはなりませんでした。

ただボールペンと異なり、書いたどの部分も均等に少しずつ薄れていくので

どうしても他のものでは印がつけられない場合

仕上がり線ではなく縫い代込みの線を描く場合は、そこまで問題は起きないかなぁと思います。

[まとめ]チャコペンの代用はフリクションシリーズがおすすめ

チャコペンの代用品としておすすめのフリクションシリーズをご紹介しました。

もちろんきちんと裁縫用として作られた商品や、正攻法とも言える正しいやり方もありますが

お家で自分や家族のお洋服、生活を便利にするためのちょっとした工夫でお裁縫をするなら

便利な道具はとことん使ってしまってOK!

と私は思っています。

特に裁縫初心者さんは”印つけ””裁断”が服作りの山場だったりします。

ぜひ便利で見やすい印つけにフリクションシリーズを使って見てくださいね。

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