寒いイギリスを抜け出して
南イタリア旅行の続きです。
イギリス映画で最も有名なものと言えば、
007シリーズだと思うのですが、
イギリス人が愛して止まない007こと
ジェームズ・ボンド最新作の撮影地、
マテーラに行ってきました。
アマルフィを後にして、
マテーラに移動すべく経由地のサレルノへ。
サレルノまではアマルフィから
公共バスに乗ってみました。
激安でしたが、エアコンなし。
でも、アマルフィ海岸の景色を存分に堪能できて
ハマりました。また乗りたいほど。
経由地のサレルノは一泊したので
適当に見つけたレストラン入りましたが、当たり。
しかも激安。だから、イタリア大好き。
翌朝、高速バス+タクシーで
洞窟の町、マテーラへ到着。
予約していた洞窟のホテルにチェックインし、
酷暑の中、観光に出発。
マテーラの歴史は古いなんてものではなく、
約7000年前から人類が住み着いた場所と
言われています。
(先史時代に人類が住んでいたマテーラの洞窟群)
長い歴史の中で繁栄と衰退を経て、
世界遺産となってからは人気観光地となり
様々な映画の撮影地として使われてきましたが、
直近で有名なのは、007ジェームズ・ボンドの
No Time to Dieのオープニングシーン。
(ネットより)
場所は違いますが、私の撮ったマテーラの写真。
岩をくり抜いて造られた住居や
巌窟教会が見どころですが、
政府に強制移住させられて
無人になっていた時代に
教会の古い貴重なフレスコ画などが
ほとんど盗掘されてしまっていたのが
残念でした。(撮影禁止)
また、真夏に来てしまったので
とにかく暑くて、
しかも階段や坂だらけの町なので
ランチやカフェで水分補給しながら歩かないと
危険です。
しかし、適当に入っても食事が美味しい。
さすが南イタリア。
岩をくり抜いたユニークな町なので、
歩くだけでも楽しいのですが、
007の映画でここは見た気がするとか
考えながら歩くと、さらに面白い。
しかも、適当に歩いていたら、
007大好きイギリス人の夫が
一番見つけたかった、
アストンマーティが回転しながら
銃を乱射するシーンの広場に偶然行き当たったり。
映画にはCGも使われているので
実際の場所とは違うシーンもありますが、
観光を終えてホテルに戻ったら、
アップルTVで007のマテーラのシーンを
再生しては、2人で盛り上がっていました。笑
夜は、ホテルお勧めの眺めの良いバーで
カクテルを楽しんだら、夕飯へ。
ここがまた、美味しすぎて、
旅を締めくくるのに最高でした。
デザートのピスタチオのケーキまで
感動するほど美味しくて。
マテーラの食のレベルの高さは
ちょっと次元が違うかも。
夜のマテーラの町も美しい。
食事を楽しみに、暑くない時期に
また来たいねと話したほど。
イギリスへは最寄りのバーリ空港から
帰ったのですが、マテーラからバーリ空港は
タクシーで遠くもなかったので(110ユーロ)、
いつかの春にまた来てみようと思います。
今回の旅では
典型的なアマルフィ周辺の回り方をしたので、
ネットで似たルートをした方の地図を拝借。
時間あるときに地図はちゃんと作ろうと思います。
イギリスは、美味しいものにありつける確率が
低いので、SNS上の都合や大人の事情抜きで
「本気で」イギリスを美味しいと言っている人は
舌が現地化したか、単に味音痴なだけ。
(と、私は思っています。)
美食に慣れた日本人がイギリスに住む場合、
イタリアやフランスを旅行して
食のストレス発散をしないと、
イギリスの天気の悪さと相まって
鬱になってしまうと私は思うのです。
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