幼少期に家にあったのはスーパーファミコンだった。
そして、小学校低学年ごろに初めて遊んだのは マリオやストⅡではなくドラクエ5だった。
当時はセーブデータが簡単に消えたのでクリアするまでひたすら繰り返し遊んだ。ドラクエの英才教育である。
5は通常戦闘もボス戦のBGMもカッコよくて好きだ。あとスーファミのボス戦は、攻撃したとき敵に白いエフェクトが入って「ピシィ!!!!」という効果音が鳴った。子供の頃、何故かこれが好きだった。
その為、僕にとってドラクエ5は最も思い入れの深いナンバリングになっている。そんな作品の中からついにドラクエ10へボスキャラが登場するというのだ。
これは多少なりモンハンワイルズを我慢してでもドラクエを遊ぶ必要がある。
そうしなければ僕は僕で無くなってしまう。
幼子にミルドラース
はっきり言ってミルドラースとの思い出はほぼ無い。5はゲマこそが敵キャラの顔なので「強敵にミルドラース登場!」の告知を見た時は嬉しさと同時にゲマじゃないんかい、という落胆の感情も混在していた。
もしも伝説の強敵たちにゲマ・ジャミ・ゴンズ!などという発表があったなら僕は初めて実績の全解除を意識したかもしれない。
ミルドラースとの思い出は どちらかといえば父との思い出だ。
おそらく僕は子供の頃から既にレベル上げが嫌いで、かなりカツカツの状態でゲームを進めておりミルドラースが倒せなかった。
いつまたセーブデータが消えるとも分からない。子供ながらに早めにケリをつけなければいけないという焦燥感があった。
そこで僕は父に泣きついた。
リアルパパスの参戦である。
あくまでも、自分がボスを倒したいため
父に横でコマンドの指示を受けながら戦った。
「めいれいさせろ」で命令しておきながら実はその命令も更に上からおりてきている。
小学生にして元請け業者となり下請けへ指示を出すという、社会体験をする事になった。
ドラクエは教育に必要なものが全て揃っている。
余談になるが結婚イベントの時に迷わずビアンカを選んだ僕に、父は「お前は正しい」とも言った。この記事の読者がフローラ派過半数超えていない事を祈るばかりである。
ミルドラース戦に話を戻す。パーティーのレベルが全体的に低い為、せかいじゅのしずくやエルフののみぐすりを全て投入する総力戦になったが、ギリギリのところで勝つ事ができた。
子供の頃はバフの意味がよく分かっておらず、「バイキルトやスクルトをする暇があったら殴らなければ勝てませんよ父さん…!!」とセル戦のトランクスとベジータに近い思いを抱いていたものの、最終的にはそのバフが効いた結果の勝利だったのだろう。
やはり父の判断は間違っていなかったのだった。
成人後のミルドラース
ミルドラースはどんな構成になるのだろうか。
しゃくねつがある以上、レンジャーは今回も安泰かもしれない。
めいそうで体力の回復をされるのであれば高火力職の席も盤石だろう。パニガルムくらい的がでかそうなのでもしかしたら海賊に出番が回ってくるかもしれない。
5のパーティは基本的にモンスターだらけなので、原作再現で4人PT×仲間モンスターで特殊8人PTが組めれば胸熱だ。思わずスライムナイトの育成を始めるかもしれない。
あの時は父親と倒したミルドラースを、時を超えてドラクエ10でフレンドと倒しにいくというのは今更ながら感慨深いものがある。
さいごに
最後にどうしても5のストーリーで思うところがあるので書かせてください。
ストーリー中盤で野生に戻ったキラーパンサーと再開する場面があり、ビアンカのリボンで記憶を取り戻し仲間になるシーンがあるんですけど
主人公が幼少期から奴隷時代にまで巻き続けたくっさいくっさい頭のターバンを嗅がせた方がいいんじゃない?って思うの僕だけですか??
え?
僕だけなんですか?
僕だけだったらすみません。
アカウント、消します。
あと、シークレット報酬で
片乳首がでる謎の鎧(体上装備)
出してくれたらver.7、即買います。