フィギュアスケートのルール改正案?ジャンプ偏重解消の可能性

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ルール改正案

ロシアの国営通信社であるタス通信が、フィギュアスケートのルール改正案について報道しています(該当記事)。

ルール改正案として言及されていることをまとめると以下になります。

ルール改正まとめ~シングル~
  • フリースケーティングのジャンプを7本→6本
  • フリースケーティングで跳べるコンビネーションジャンプは3本→2本
  • フリースケーティングで繰り返し跳べる同一ジャンプは2本→3本

現行ルールがジャンプ偏重気味だったので、ジャンプに偏っているバランスを元に戻そうとする意図があるのかな…?と思ったり。フリーのジャンプが1本減少、コンビネーションジャンプも1本減少なので、その分ジャンプで稼いでいた点数がなくなります。

一方で、繰り返し跳べる同一ジャンプが3本に増えるということは、より高難度のジャンプを跳べる選手に有利に働くように思います。例えば、イリヤ・マリニン選手がフリーで4回転アクセルを3本入れることも可能になるわけです。

ジャンプに偏った現行ルールを見直そう!という動きだと思いますが、逆にジャンプが得意な選手とそうでない選手の差が広がらないかどうか、また、フリーのジャンプ6本中3本で同じジャンプを跳ぶことが可能になるので、演技が単調に見えないかどうかという点がやや心配です。

報道の正しさを考える

フィギュアスケート界隈では、「ソースはロシアだから…(ガセの可能性も高い)」という会話がよく行われています。事実、何やこれという記事も多いです。

一方で、今回の報道はロシアの国営通信社であるタス通信という点に注意すべきです。同社はロシアの他の報道と比較して信ぴょう性が高い印象があります。

また、報道が出たタイミングも信ぴょう性を高める一つの要因のように思います。私は以前フィギュアスケート同人誌「氷面鏡」で、フィギュアスケートのルール改正の過程に関する記事を寄稿しています。本記事の執筆時に確認しましたが、タス通信が報道を出した1月は、まさにルール改正について手続きが進んでいる最中になります。

ISUの技術委員会等が検討したルール改正案は、1月末までに各国のスケート連盟等に対して提示されることになっており、今がまさにルール改正案が提示されている時期であろうと思われます。

これら要因を考えると、おそらく現在ルール改正案が提出されていることは本当だろうというのが私の考えです。ただし、このルール改正案が次回のISU総会において可決され、2024~25シーズンから適用されることになるかどうかはかなり懐疑的です。

オリンピックのプレシーズンである2024~25シーズンに大幅なルール改正は起こらないと考えられるため、おそらく2026年ミラノオリンピック終了後、2026~27シーズンの改正を見据えたジャブ打ちではないかというのが私の考えです。次回のISU総会で改正案を提示して、各国のスケート連盟からの反応も見ておきたいんでしょう。反応を踏まえて改正案をブラッシュアップさせて、2026~27シーズンからの適用を目指しているように思われます。

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この記事を書いた人

ただのフィギュアスケートファン。フィギュアスケート現地観戦し始めて10年前後。現在も日本国内の大会・アイスショーに出没しています。
このブログでは現地観戦の感想、日々感じたことをのんびり書いています。

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